みなさま、こんにちは。
福岡店の村山です。
今回は、個人的にも大好きなブランド【KOOKY ZOO】のジャケットをご紹介させていただきます。KOOKY ZOO/¥29,800(税込)/サイズ:2(M位) オンラインショップで見る
個人的な話にはなりますが、【KOOKY ZOO】のアイテムは本当にお気に入りで、同じアイテムを3つも購入してしまう。
という変態っぷりを発揮してしまった私です。
そんな、私からこちらのアイテムの魅力を解説させていただきます。
まずは、簡単に【KOOKY ZOO】というブランドのご紹介から。
鈴木裕輔が手がけるファッションブランド。
ブランドコンセプトは「GARMENT FOR ECCENTRIC (一風変わった服)」。
アメリカンヴィンテージのキッズウェアのディテールを「大人サイズ」へと巨大化させる、あるいは要素を削ぎ落とすことで、ユニークな遊び心を加えたアイテムを提案しているブランドです。
前置きはさておき、さっそくこちらのジャケットに着目していきましょう。
1960年代のキッズのLeeのジャケット(100-J WESTERNAR ジャケット)がベースとなっているこちらのジャケット。
ボタン、ラベル、ステッチ、ピッチの幅、全てが「大人なサイズ」へと拡大されています。
拡大することで生じる、この「違和感」。
「違和感」を生じさせながらも、現代風に身幅は大きくとられています。
ヴィンテージのような雰囲気を纏いながらも、どこかにモードの雰囲気を感じさせてくれる。
この何とも言えない絶妙なバランス感。
たまりません。
コーディネートに関しても、主張が強すぎないデザイン性であるため、
普通のベージュ色のデニムジャケットと思っていただき、コーディネートに取りいれていただくようなイメージで大丈夫です!
「キッズの服」をリバイバルし、現代のファッションに落とし込むという実験的試みは、まるでアントワープのデザイナーズブランドであるかのような印象を与えます。
この普遍的なジャケットに宿る「違和感」に気づくかどうか。
それは、ただの感覚の問題ではなく「鑑賞者への問いかけ」でもあるのではないでしょうか。
この違和感への気づきこそが、
ある意味、鑑賞者のファッション遍歴を映し出す指標のような役割を担っているのではないか。
ひいては、鑑賞者のファッション人生そのものを「映し出すモノ」として捉えることもできるかもしれませんね。