こんにちは!rt銀座店の近藤です。
最近気温が下がり、ファッションが楽しい季節になってきましたね。
今回は6階フロアからそんな季節にぴったりでおすすめの2点をご紹介いたします。
CASEY CASEY ブランドの思想と背景
今回紹介させていただくCASEY CASEYというブランドは、パリを基点とするブランドで、2008 年に Gareth Casey によって立ち上げられました。 「手仕事」「手染め」「ウォッシュ加工」「自然素材」などのプロセスを重視し、服そのものに「使い込まれた時間性」を宿すことを旨とし、支持を集めています。
WASTE NOT, WANT NOT(無駄がなければ不足もない)" の精神を軸に、世界各地から希少生地を蒐集し、フランスのアトリエで染め、裁ち、縫う。
1900年代の服作りの技法(手縫い、手染め、ハンドウォッシュなど)をモダンな服作りに昇華させ、少量生産で独自の世界観を守るスタンスが特徴です。
このブランドの服を着るということは、単に「服を纏う」以上に、時間や加工、風合いを含めた「プロセスそのもの」を楽しむということでもあり、それが醍醐味となっております。
前置きが長くなってしまいましたが、そんな魅力のある Casey Caseyの商品を2点ご紹介いたします。
1点目はこちら
BIG RACCOURCIE SHIRT/¥69,000(税込)/サイズ:S
こちらのシャツは高密度なコットンでウォッシュ仕上げ、前後差のあるカーブヘムで後ろの身頃が長く、コロゾボタンが採用されています。ドロップショルダー、ゆとり感を持たせたオーバーサイズで裾はややスカラップ状やカーブラインを持たせたデザインとなっています。
「ゆったりとしたシルエットが CASEY CASEY らしい定番」かつ、「高密度コットン生地は洗えば洗うほど風合いが増す」のが魅力です。
シャツ一枚でそのまま主役にもなり、ジャケットのインナーとしても使うことができ、袖を捲ってしわを見せることで、素材の経年変化を強調させるこのブランドならではの着方もおすすめです。
2点目はこちら
VELVET JACKET/¥81,500(税込)/サイズ:S
ベルベット素材は、光と影を纏う素材であり、切り替えラインやステッチ、斜めのカッティングを加えることで、繊維の向き、光線、角度によって濃淡が揺れ、動きと立体感を出しています。
このジャケットも手染め・洗い加工を施し、生地自体の奥行きを強調する風合いに仕上げられています。
ジャケットというフォーマル性のあるアイテムだからこそ、素材そのものに格を補填する厚みや重厚感を持たせたいという意図や、平面的な構造を素材の陰影により、立体感・深さの表現をするような演出、ベルベットにも洗いや染め、摩擦加工などが加わることで、使い込むごとに毛羽が寝たり起きたりし、微細なテクスチャが変化していくことで、時間の層を感じさせる風合いなど Casey Caseyを存分に楽しめるアイテムとなっております。
1点目のシャツの風合い × 2点目のジャケットの光沢陰影の組み合わせでスタイリングを組んでみるのもおすすめです。
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Casey Caseyの「使うことで味わいを増す」、「素材を育てる服」を銀座店でぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか?
銀座店スタッフ一同お待ちしております。