本日より11月24日(月)まで「OUTER FAIR」をRAGTAG全店にて同時開催中です!店内のアウター全品10%OFFでお買い求めいただけます!

心斎橋店には今回も上質なアウターがアウトドアブランドからデザイナーズモードブランドまで大量入荷しました!気温差が激しい昨今はアウター選びも至難の業...。
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私がおすすめしたいのはトレンドの変化に左右されずに長く愛用できる上質なアウター。
RAGTAGには新旧様々なデザイン、そして幅広いブランドを熟知したバイヤーが選ぶ拘りの洋服が常時並びます。その中でも「アウター」は最も力を入れて取り揃えたいアイテムです。その名の通り、ファッションにおいてアウターとは一番外に着るもの。一番人周り人の目につく洋服です。ニットやシャツなどの「インナー」を主役に楽しむ季節が終わり、11月~3月くらいまでがアウター主役のシーズン。1年の中でも結構長い間ファッションの主役になる「アウター」。
あなたは今年の冬に何を着ますか?=この冬はどんな自分でいたいですか? と同意義。1年の締めくくりの12月、そして1年の始まりの1月、人生の節目の季節(卒業・入学・入社)そして旅立ちの季節でもある2月~3月に自分が大好きなアウターを持っているかどうかはとても大事なことだと私は思います。
大好きなアウターを着て家から外に出る。そしていろんな大切な時間を過ごしたいですよね。
ファッションの志向性は様々、ですが迷ったらクラシックな服、トラッドでデザイン性がシンプルで機能的な服、そして特にアウターは毎日見ても自分で好きだと思える色の服を選びましょう。
そんなこんなで個人的におすすめのアウターを3点ご紹介します。

BASISBROEK ファティーグコート/¥14,800(税込)/サイズ:3(L位) オンラインショップで見る
オランダ語で「ベーシックパンツ」という意味のブランド:バージスブルックはベルギーで2004年に誕生したクラシックで上質なウェアを比較的買いやすい価格で作っているカジュアルブランドです。もともとはベルギーで生産されていましたが、2021年の秋冬シーズンから日本生産にシフトしました。歴史も長く日本でも多くの個人セレクトショップで取り扱われていますが、ファッションブランドとしてあまり知られていないのではないでしょうか?
モノトーンカラーを中心に誰でも何にでもいつでも着やすいベーシックデザインながら、ポイントはサイズバランスが絶妙であること。ワークやミリタリーの武骨なデザインを取り入れつつもシルエットに程よいボリュームを持たせることでどこかモードで洗練された印象になる。着ないと絶対に分からない本質的な服の魅力の詰まったブランドの1つです。こちらのアウターはベースはアメリカ軍のファティーグジャケット。全体に縦長のコート風のシルエットにし、落ち着いたマットブラウンのナイロンを使用した大人のミリタリーアウターに仕上がっています。大きなフード、大容量のポケットもありスポーツ観戦は勿論のことスーツの上から羽織っても馴染みがよく、レストラン内では小さく畳んで椅子の端に気兼ねなく保管できます。そして自宅でも洗濯できるナイロン素材というのも嬉しい。

POLYPLOID ダッフルコート/¥34,600(税込)/サイズ:3(L位) オンラインショップで見る
ドイツのベルリンにて2017年に誕生したポリプロイド。もともと科学用語で「多倍数体」染色体セットが通常より複数ある生物のことを指します。ブランドのコンセプトは「事実はない、あるのは解釈である」という哲学的な視点から同一の型紙から異なる素材・色で3つのカテゴリー、アイテムを作る 少し風変わりなブランドです。
ブランドの説明は少々こむずかしいのですが、作られる服はすべてアメリカントラディショナル。クラシックで素敵な色づかいのものが多いのが特徴です。アメカジ好きの私がこのブランドを初めて知って好きになったのは雑誌「POPEYE」で紹介されていたアメカジテイストのMA-1を見たのがきっかけです。こちらのダッフルコートも着ないとその良さが半分も伝わらないのが残念なのですが、程よく細めのアームホールや肩の落ち感が特徴でダッフルコート特有の重たさや野暮ったさを一掃したクールなアメカジといったところでしょうか。ミントグリーンの色目は暗くなりがちな冬の無機質なクローゼットにどこか生命の息吹を届けてくれるような不思議な感覚、それでいて普段のワードローブにもすっと馴染む、そんな素敵なカラーが魅力の1枚。

STONE ISLAND ダウンジャケット/¥103,000(税込)/サイズ:S オンラインショップで見る
ストーンアイランドは1982年創業のイタリアのブランド。もともと日本では大人の男性にしか認知度のない、いわゆる【デパート上層階紳士向けブランド】でしたが、今では20代のファッショニスタから目の肥えたアパレル関係者まで幅広い層に人気のブランドとなりました。SUPREMEとのコラボレーションアイテムの発売が個人的には最も印象深いですが、ストーンアイランドの1番の魅力はこのブランドでしか出来ない独自の染色技術「ガーメントダイ」、製品染による独特のカラーパレットです。
製品を完成させた後で染めるので縫い目まで均一に染まり、着るほどに色が退色していく「経年変化」を楽しめるのも魅力かと思います。イタリアの卓越した製造技術に裏打ちされたモノづくりの中でもストーンアイランドのアウターは格別です。価格はそれ相応ですがまさに「一生もの」として愛用できる名品が揃っています。そろそろ気分のコンパクトなシルエットは飽和していたビックシルエットに一石を投じる1枚。また着丈が短くバランスの美しいデザインは2000年代に流行ったアメリカ空軍アウターN2Bを彷彿させます。なんと言っても抜け感のあるこの発色抜群のサンキストオレンジカラー。本当によきアウター。最高です。ブルーデニムとの相性は勿論ですが、大人男子はラインの綺麗なダークトーンのウールスラックスの上に合わせてほしい。
今回もやはりアメカジ推し・・・となりましたが、今日ご紹介した服はすべてヨーロッパブランド。ベルギー、ドイツ、イタリアなど私がRAGTAGからこの冬に特におすすめしたい注目はヨーロッパブランドから発信されるディティールに一癖ある直球ではないハイブリッドなアメカジアイテム。ここの魅力は見た目だけでは分からない生地や素材、色目、パターン、縫製の秀逸さといった服好きの本質的な拘りポイントに集約されます。「生地が好きだからその服を纏う」 流行りや見た目に惑わされず、自分が着る服は自分自身が納得できる、自分のスタイルに合うものを。とにかくたくさんの服を着倒して、服好きが最後にたどり着く境地でもあるかと。
さあ、冬の主役を買うのは今です。あなたは何を思ってどんなアウターをこの冬に着ますか?
きっとRAGTAGならその答えが見つかります。全力でお手伝いさせてください。


