みなさま、こんにちは。
福岡店の海江田です。
2026年がスタートして約2週間ほどが経ちました。
みなさまは、いかがお過ごしでしょうか。
私はと言いますと、初詣にて大吉のおみくじを引き当てたので今年はいいことが起こりそうな予感がしています。
余談はさておき、
本日は、福岡店にある【COMME des GARCONS HOMME PLUS】×【KIDS LOVE GAITE】のブーツをご紹介いたします。
COMME des GARCONS HOMME PLUS/¥257,100(税込)/サイズ:‐28㎝位(※オンラインショップには未掲載商品)
重厚なブラウンレザーに、大きく折れ曲がったトゥ。
こちらの過剰ともいえるほどに歪んだこの違和感こそが、コムデギャルソンにおける"靴"の本質なのではないかと思います。
川久保玲がファッションに持ち込んできたのは、単なる「美しさ」ではなく、美しさが成立する前提への疑問でした。
1980年代のボロルックや非対称、歪んだパターンが示したのは完成された身体像の否定でしたが、
その思想は"靴"にも確実に引き継がれています。
これまでのコレクションを振り返っても、
コムデギャルソンの靴はスタイリングを完成させるためのものというよりは足元で一度崩す。整いすぎたり、分かりやすくまとまることを拒む。
ギャルソンの靴はそういった役割を担ってきた存在なのだと思います。
2025年秋冬コレクションのテーマは、「TO HELL WITH WAR」。
しかしそのテーマは、言葉やスローガンとして強調されることありませんでした。
その代わりに提示されたのが、不安定なバランスや、歪んだシルエットや、軍物を想起させる様なアイテム達でした。
このブーツからも想起させる、「軍靴」のよう記号も決して偶然では無いのではないでしょうか。
「軍靴」は、命令に従い、前へ進むための靴だからこそ機能性やバランスをあえて崩されているのだと思います。
反戦を強い言葉で否定することではなく、"不完全な形として戦争へ向かう身体の構造そのものを成立させない"。
と言わんばかりの、コムデギャルソンらしい思想が静かに秘められているとも感じます。
この違和感をどう受け取るかで、
見る人、選ぶ人の価値観なども浮かび上がりそうな空気感もあります。
コムデギャルソンらしい、自由さと違和感を店頭にてぜひ体感していただけたらと思います。
みなさまのご来店を心よりお待ちしております。

