【KIDILL】ファッションワンプレート




こんにちは。RAGTAG京都店古川です。



もう八月という事で、猛暑日を迎える日々に嫌気がさしている今日。



暑すぎる日は、おしゃれする気にもならない気持ちになるのは私だけじゃないはず。



ですが、八月は秋冬の立ち上がりと私の誕生日がやってきます。(祝福お待ちしてます)



ちゃんと今のうちに秋冬の備えをしておくと、後々役に立ちます。



みなさんは私の誕生日などではなく、秋冬のことに注視しながら八月をお過ごしください。



では、参ります。





KIDILL パンツ
KIDILL パンツ





KIDILL/¥23,100(税込)/サイズ:46(M位)/オンラインショップで見る



2014年、末安弘明氏がスタートさせたドメスティックブランド【KIDILL】。



こちらは、2019年秋冬シーズンのカモ柄ラップパンツ。



"パンク"や"ハードコア"という言葉がこれほど当てはまるブランドは数少ない。



90~2000年代初期のファッションムーブメントを起こしていた時代にあった、「長くは続かないけれど好きなことやってるブランド」のような感覚が私にはある(良い意味で)。



パンクという一本の太い幹に、様々なサブカルチャーが枝分かれしているような。



カルチャーをごちゃまぜにして好きなものを放り込んだ、例えるならホテルのビュッフェに近い事をやっているように思う。



しかし、そのプレートに盛られた食材は何故かまとまりがあって、美しいとすら感じてしまう。



それこそがKIDILLの本質であり、末安氏が見せたいファッションなのではないか。



それが、1コレクションピースであるこのラップパンツが物語っているように思える。





KIDILL パンツ





このパンツの一番の特徴は、ラップパンツであること。



これは最後にボタンで巻く前の写真。



ウエストは150㎝程の超巨大パンツで、股上が深く、クロップ丈という訳の分からないシルエットをカマしている。



サルエルに近いシルエットをしているが、超巨大パンツをクロップ丈に調節したという方が正しい。



巻いた際は、もはやパンツではなく、スカートに近い。



中世的且つロンドンカルチャーを彷彿とさせる仕上がりになっている。





KIDILL パンツKIDILL パンツ





しかもそれを、カモ柄で軍物特有の硬めのコットンで作っているんだからもっとヤバい。



しっかりとプリーツポケットを両サイドに配置。



マルジェラとはまた違ったアプローチで、ミリタリーをファッションとして昇華している。





KIDILL パンツ
KIDILL パンツ





両サイドの裾にはジップディテール。



これがパンクと呼ばれる所以である。



要するに、超巨大カモ柄のカーゴパンツをクロップ丈に切って、裾にジップを施し、それを巻いてスカートのように履けるパンツである。



こう言語化してみると、やはり好き放題詰め込んだワンプレートだ。



しかし、何故かかっこいい。



勿論、好き嫌いがかなりはっきりしている潔いブランドであることは明確だが、私はこれこそがファッションのワンプレートなんじゃないかと思う。



好きなものだけ取ってはいるけれど、盛り付けがめちゃくちゃ上手い。



それこそがKIDILLの本質であると私は思う。



そんなKIDILLに惹かれてしまう人の気持ちは私も理解できる。



それは、今のファッションシーンにおいて超マイノリティーであるからだ。



このパンツは、ミリタリー×ロンドンパンク×中性で構成される。



カルチャーとファッションが密接であることは周知の事実であるが、混ぜ込みすぎる危険性をどこのデザイナーも危惧している。



90~2000年代初頭のファッションブランドは、そんなものなど気にせずに好き勝手やっていた感じが人々をカルト的な熱狂にさせていた。



2022年の現在、そのようなブランドは正攻法ではなくなった。



しかし、どこかであの時の熱狂を追い求めている自分がいる。



理屈ではなく、無茶苦茶になりながらファッションを楽しめるようなシーンに回帰していきたい。



だから、このパンツを履いてファッションしていきましょう。



このくそ暑い八月に、秋冬から新たなファッションマインドへの転換を期待しています。




私もいち早く秋冬のアイテムをゲットしたのでご紹介。





A MACHINE パンツA MACHINE パンツ
A MACHINE パンツ





パンツ/A MACHINE



2022年秋冬シーズンのトランプトラウザー。



その名の通り、各所にトランプ記号が隠れているウールパンツ。



私も秋冬に向けて、変なアイテムを揃えていきます。



ではまた。