【お手入れ How to】~レザーシューズ編~

良いモノはより長く愛用してほしい。

そのためには日ごろにお手入れが重要です。

長年培ったRAGTAGのリペア技術や知識をみなさまにお伝えしたく

この「お手入れ How to」を始めました!

毎日できる小さなお手入れから、

道具と知識を用いたお手入れまで、

お気に入りのアイテムを大切にするための情報を発信していきます!

今回は「シューケア ~レザーシューズ編~」

実はRAGTAGにはシューズのリペア・クリーニング専門の

スタッフがいるということをご存知でしたでしょうか。

今回はそんな専門スタッフに

レザーシューズのお手入れ方法を伝授していただきました。

まずは「何を用意すればいいのか」というところからご紹介します!

○用意するもの

・ブラシ(馬毛、豚毛)

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→なぜ二種類?

「後の工程で出てきますが、用途がそれぞれ違っています。

 毛の柔らかい馬毛はほこりなどの表面の汚れを払うために、

 少し硬さのある豚毛はクリームを馴染ませるために必要なのです。」

・ペネトレイトブラシ

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→これって必要?

「保湿用のクリームをのせる際に使うのですが、指やちぎったTシャツで代用もできます。

ただそれだとクリームの水分が指や布に持っていかれてしまうので、できればこういったブラシを使うことをおすすめします。」

・ステインリムーバー

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「汚れや古いクリームを落とすものです」

・ポリッシングコットン(Tシャツ等の切れ端でもOK

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「ステインリムーバーをつけて汚れや古いクリームを拭き取る際に使います」

・グローブクロス(Tシャツの切れ端やストッキングでも代用可能)

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「仕上げに磨く際に使います」

・シュークリーム

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「保湿やツヤ出しのために使用します」

→無色のものと色のあるもの、どちらがいいの?

「無色のものは前述した保湿とツヤ出しのために使えますが、靴に合った色のクリームを使えばキズを隠したり、くすんだ色を補うこともできます。

なのでキズはあまりなく表面が乾燥してきた程度のものや、少し珍しい色の靴には無色のクリームを。

そうでないものには色のあるクリームを選んでいただけたらと思います。」

様々な道具を使うため、初心者の方はここでハードルを感じてしまうかもしれませんが、

どれも低価格で揃えられますし、そうすぐに消耗するものでもありません。

また代用品を使えるものもありますので、できる範囲で揃えていただけたらと思います。

人間の肌を手入れするのにも、化粧水や乳液、洗顔等様々なものでケアしていくように、

レザー製品の手入れもできるだけ道具をそろえてあげることで、より良いケアがしてあげられます。

シューズがきれいになっていく楽しさを感じてもらえたら、きっともっとケアグッズを揃えてみたくなるはずです!

ではここからは肝心のお手入れの方法について説明していきます。

STEP:1 ほこりや汚れをとる

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表面の汚れやほこりを馬毛ブラシを使って払うように落とします。

ソールとの間の溝の部分は丁寧に。

シューレースが付いている場合は、タンのほこりを取るためにも外しておきましょう。

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またお持ちであればシューキーパーを入れましょう。

履きじわを伸ばすことでシワに溜まったほこりをとりやすくすることができ、

また写真のように持つことで手が汚れにくくなります。

STEP:2 表面の汚れを落とし、古いクリームを取り除く

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ポリッシングコットンやTシャツの切れ端にステインリムーバーを軽く染み込ませます。

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全体を優しくなでるように拭いていきます。

このとき革によってはシミになりやすいものもあるので、

目立ちにくいところから始めると失敗しにくいです。

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写真の様にどんどんとクロスが汚れていくので、

クロスのきれいな部分と入れ替えつつ、汚れの程度によってこの作業を繰り返していき、

表面がくすんだら汚れやクリームが落ちたのでOKです。

また、くつの内側の汚れもこのステインリムーバーで同じように落とすことができるので、

気になる方はそちらもきれいにしちゃいましょう。

STEP:3 クリームを塗って保湿、ツヤ出し

先ほどの作業は"洗顔"のようなもの。

そうすると肌が乾燥してしまうので、次は保湿です。

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ペネトレイトブラシにクリームを米粒2~3粒分ほどとり、全体に伸ばします。

Point:クリームをつけすぎるとべたついてしまい、結局落とすことになるので注意!

STEP:4 ブラッシング

クリームが乾燥しないうちに豚毛ブラシで全体をブラッシングします。

余分なクリームを取りつつ馴染ませていくので、

どんどんとツヤが出ていく様子を楽しめるはずです!

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ブラシ全体を使って、「シャッシャッ」と大きくスライドさせましょう。

アッパー部分だけでなく、サイドやかかとなどもお忘れなく。

STEP:5 仕上げ

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グローブクロス(ストッキングやTシャツでも代用可能)を使って、ブラッシングで取りきれなかった余分なクリームを馴染ませながらさらに磨きをかけて仕上げます。

これでお手入れ完了!

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写真ではなかなか伝わりづらいのですが、

左が今回磨いたものです。

ツヤの出方が右とまったく違うのがお分かりでしょうか。

こうしてピカピカになった靴を見ると、

「やってよかった」「きれいな方がかっこいい」

などと思っていただけるかと思います。

また、お手入れの後はすぐに履いて大丈夫なので、

晴れていればさっそくお出かけしちゃいたくなりますよ。

今回ご紹介したきちんとしたお手入れのほかに、普段からできることもあります。

1.履いて帰ったら軽くブラシで汚れやほこりを落とす

2.中に新聞紙やシューツリーをつめて履きジワを伸ばす&防湿・防臭

3.毎日はなるべく履かない 「1日履いたら2日休ませる」ことで長持ち

こうした普段からの靴への気づかいと、

「ちょっとツヤがなくなってきたな」と思った時のお手入れをしていただければ、

お気に入りの靴を長くお使いいただけます。

是非お試しください!