【COMME des GARCONS】1994年秋冬 アーカイブ

こんにちは。心斎橋店の西中です。

今回は当店に入荷してきた90年代の【コムデギャルソン】を紹介させていただきます。

ここ数年「アーカイブ」と称され価値が高騰している90年代のコムデギャルソン。

当店に入荷してきたのはその中でも特に希少なオムプリュスラインの1994年秋冬、通称「縮絨期」のアイテムです。

早速ご覧ください。

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COMME des GARCONS HOMME PLUS/¥89,400(税込)/オンラインショップで見る

1994年秋冬 ~Offbeat Humor~ (縮絨期)

今や定番となっているコムデギャルソンの縮絨アイテム。その始まりはこのコレクションからでした。

縮絨についてはRAGTAGスタッフが熱く語っているコラムがございますので、よろしければこちらからご覧ください。

簡単に申しますと、ウールなどの生地に溶剤を用いて縮ませる加工の事。失敗にも見えかねないこの縮みを、デザイナーの川久保は見事にデザインとして昇華させました。

そんな縮絨加工を駆使したこちらのニット。

注目していただきたいのがこちら。

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加工が施されている部分とそうでない部分の切替しになっています。

アイテム全体に加工を施したものは見かけることがありますが、部分的に加工を施した物はなかなか希少かと思います。

天然のウールを使用しているので加工をするにも収縮率に誤差が生まれそうです。

加工を施した部分と施さない部分の縮みの差で、一歩間違えば歪な形になりかねない作業......それも全て計算の上でこの一枚のセーターを作っているのでしょうか。パタンナーの力量が伺える素晴らしい一着です。

こういった過去のアーカイブが並ぶのもRAGTAGならでは。

ギャルソンに限らず、過去に買い逃した物、欲しいと思っていた過去の名作がある方も多いのでは。

ふらっと立ち寄ると思いがけぬ出会いがあるかもしれません。

みなさまのご来店、心よりお待ちしております。