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BUYER'S VOICE RAGTAGバイヤーのファッション偏愛をお届け!

RAGTAGスタッフもお客さまと同じくらいファッションが大好き。
このコーナーでは、豊富なファッション知識を持つバイヤーたちが、
自ら偏愛するブランドやアイテムをご紹介します。

私の好きなブランド、あのアイテム

SUPREME
日本との関係性
バイヤーのファッション偏愛

RAGTAG 下北沢店 SAKURAI

■コラボの衝撃

RAGTAG 下北沢店 SAKURAI

ニュースにもなってしまうほど、国内外人気の高い[Supreme(シュプリーム)]。裏原時代から衰え知らずな人気ぶりは、唯一無二ですよね。私自身、中学生の頃から、ブランド自体は知っておりましたが、ハマり出したのは、5~6年前から。
[コムデギャルソン]好きな私でしたが、[コムデギャルソンシャツ]とのコラボを発表した当時は、衝撃を受けました。それ以降、毎シーズンのように、ドメスティックブランドや、日本人アーティストとのコラボレーションが発表されるようになり、日本との繋がりが強くなったように感じます。

シュプリーム 2014年春夏のコラボTシャツ

↑[コムデギャルソンシャツ]との2014年春夏のコラボTシャツ

■[シュプリーム]と日本

[シュプリーム]の店舗を見ると、原宿・渋谷・代官山・DOVER STREET MARKET GINZA・名古屋・大阪・福岡と、日本国内の店舗数がダントツ。コラボレーション以外でも、ルックを日本で撮影したり、ジャケットに「最高」と漢字で入っていたり。日本との密接な関係性がわかりますよね。
日本人気を確立したのは、[アベイシングエイプ]のNIGO、[ヘクティク]のヨッピー、グラフィックデザイナーのスケシン、そして藤原ヒロシなど、裏原時代、カリスマ的存在だったメンバーの着用が始まり。それ以降は、窪塚洋介、木村拓哉など、著名人の着用がかなり話題になりますよね。窪塚洋介着用は、ついつい欲しくなってしまいます。

シュプリーム コラボアイテム

↑日本に関連したコラボアイテムの数々

コラボレーションも遡れば、[アベイシングエイプ]、[アンダーカバー]、[コムデギャルソンシャツ]、[サスクワッチファブリックス]、荒木経惟、AKIRA(大友克洋)、前田俊夫、オートモアイ、SEKINTANI LA NORIHIRO、そして、2020年春夏には、村上隆と、錚々たる顔ぶれです。

シュプリーム AKIRAコラボレーション

↑2017年秋冬シーズンにはAKIRA(大友克洋)とのコラボレーションも発売。

■オートモアイの「愛憎」

シュプリーム オートモアイコラボレーション

↑2018年秋冬シーズンのオートモアイとのコラボレーション

 

その中でも、一番のお気に入りは、2018年秋冬のオートモアイとのコラボレーション。“顔のない女性”の絵を描くイラストレーターの方ですが、コラボレーションが発表された時は、「誰?」というのが第一印象でした。デザインはもちろんのこと、調べてみると自分と同世代の方で、親近感が湧き、より魅かれるようになりました。
[シュプリーム]の魅力はもちろんデザイン性にもあると思いますが、デザイン一つひとつに、皮肉めいたメッセージというか、ブランドらしい捻りがある事だと思います。
このオートモアイのデザインも、テーマが「愛憎」。殺伐としたデザインらしく、「ここに[シュプリーム]らしい捻りがあるのか」と自己解釈しました。
見た目のデザインに捉われず、どういう意味があるのかと調べてみるのも[シュプリーム]の楽しみ方だと思います。

■[シュプリーム]の楽しみ方

コラボレーションによって、人気もまちまちですが、それでも中古相場では定価超えする物が多いです。もしお売りいただくなら相場を見極めながらご相談いただくのがおすすめですが、数年経つと、また価値が上がってくる物も。最近だと[アベイシングエイプ]とのコラボレーションTシャツは、二次市場での販売価格が20万円を超えていました(笑)。過去の物であればあるほど、希少価値も上がり、価値がどんどん上がっていきます。
もちろん、早くお売りいただくほうが良いですが、相場を予想するのも1つの楽しみじゃないかと思います。迷ったら、ぜひ一度、ご相談ください!

シュプリーム Tシャツのスタイリング

SAKURAI

2013年入社。バイヤー歴5年。入社から下北沢店一筋。お客様と、おしゃれをすることの楽しさ、ブランドの持つ魅力を分かち合い、日々、お客様との会話を楽しんでいます。

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