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BUYER'S VOICE RAGTAGバイヤーのファッション偏愛をお届け!

RAGTAGスタッフもお客さまと同じくらいファッションが大好き。
このコーナーでは、豊富なファッション知識を持つバイヤーたちが、
自ら偏愛するブランドやアイテムをご紹介します。

私の好きなブランド、あのアイテム

RAF SIMONS
“常に最先端にいるブランド”
バイヤーのファッション偏愛

RAGTAG新宿マルイアネックス店 KASHIHARA

■ファッションとアートの親和性

マルイアネックス店 KASHIHARA インタビューされている様子

ラフシモンズはベルギー出身ですが、マルタンマルジェラやドリスヴァンノッテンのように、名門アントワープ王立芸術アカデミーは出ておらず、正規のファッション教育は受けていません。工業デザイン学校で写真やデザインなどを学んだ後に、家具ギャラリーでの勤務やインテリアデザイナーを経て、ファッションの道に進んだという異例の経歴をもっています。そんな[ラフシモンズ]の服を語る上で外せないのが、アートやサブカルチャーを用いたグラフィック物です。最近のコレクションでは、よりそういったアイテムが多くなっています。有名なものだと、ピーターサヴィルやスターリングルビー、ポルターガイスト、ブレードランナー、セックスピストルズ、ジ・エックス・エックス、ザ・ホワイト・ストライプス…etc。音楽や映画など、様々なジャンルを洋服に落とし込んでいます。

ラフシモンズ コート Tシャツ

特にコートやTシャツは二次市場でも非常に人気。アートやサブカルチャーをグラフィックとしてそのまま落としこみ、作品の鮮度を保った高い芸術性を感じることができます。過去の人気のシーズンの物になると、定価を超える物も多くあり、そこからも人気の高さがうかがえます。

■未来的なスニーカー

ラフシモンズ スニーカー シルバー

少し前のトレンドアイテムだった「ダットスニーカー」。[ラフシモンズ]はその礎になったといっても過言ではないブランドです。2012年ごろから、ソールが厚めのランニングシューズのようなハイテクスニーカーをリリースしており、また2013年からはじまった[adidas(以下、アディダス)]とのコラボがさらにそれを加速させていきました。[アディダス]とのコラボでは、スタンスミスのような普遍的なスニーカーを、色や素材を変えて多くリリースしており、ついつい集めたくなります。
また2020年秋冬のシーズンからは「ランナー」という新ラインが始まり、より一層[ラフシモンズ]のスニーカーに注目が集まるのではないかと期待しています。

■お気に入りアイテム

ラフシモンズ Tシャツ 2014年春夏物
2014年春夏のTシャツ。同じ柄でネオプレン生地ワンピースの様なトップスがあり、そちらが欲しかったのですが、販売前にリアーナがステージ衣装で着用し話題になった為、即完売しました。そのため泣く泣く同柄のTシャツを購入しました。アーティストはファッションにも大きな影響を与えているんだと、身をもって感じました。

ラフシモンズ パーカー 2018年春夏物
2018年春夏に発売されたパーカー。ピーターサヴィルのアートワークを再び用いて、印象に残っているシーズンです。2003年物の伝説的人気なモッズコートにも、このアートワークが使用されていました。[ラフシモンズ]らしさの強いデザインです。

ラフシモンズ スタンスミス グレー
2014年頃に購入したスタンスミスです。流行が戻ってきたら履けるようにと保管しています。コーディネートを問わず履けるので、さすが名作スニーカーですね。

■どのシーズンも古く見えない

ラフシモンズ コート Tシャツ

[JIL SANDER(ジルサンダー)]や[Christian Dior(クリスチャンディオール)]、[Calvin Klein(カルバンクライン)]と多くの有名ブランドに携わってきた、デザイナーのラフシモンズですが、どのシーズンどのブランドを見ても古く見えることがありません。
メンズへの細身なスタイルの提案、ファッションとアートの融合など、常に時代の最先端を走っていると言えるデザイナーのラフシモンズ。近年では[PRADA(プラダ)]の共同クリエイティブディレクターに就任し、そちらでの活躍も見逃せません。

マルイアネックス店 KASHIHARA 上半身の写真

KASHIHARA

2015年入社、バイヤー歴4年目。好きなブランドがすぐ変わっていくのが特徴で、その分色々なブランドを着てきました。「RAGTAGに持ってきてよかった」と言われるような接客を目指しています。

BUYER'S VOICE

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