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良いモノはより長く愛用してほしい。そのためには日ごろのお手入れが重要です。
このコーナーではおうちでできる洋服のお手入れ方法を紹介していきます。

今回のテーマ

夏の必需品、ストローハット 編

ギラギラな夏の強い日差しの下で、天然素材のストローハットは優しく日陰を作ってくれる必需品。でも天然素材の繊細なアイテムだからこそ、日ごろのケアで長く使っていけるかが変わってきます。

●頭にかいた汗が…!

ストローハットでよく汚れる箇所と言えば、 ストローハット 内側 やっぱり内側のテープ部分。
頭部にかいた汗や皮脂、ファンデーションや日焼け止めが付着して、それを放置することで汚れたり、においの原因になってしまいます。

●お手入れをする前に

天然素材のストローハットは、基本的に水濡れ厳禁。濡れると変色の原因になってしまいます。そのため洗濯機などでの丸洗いはできません!ストローハット 洗濯表示洗濯表示はおそらくこんな感じで、「洗濯はできません!」というものが多いはず。だからこそ、日々のお手入れが大切になるのです。

●やってみよう

繊細なストローハットも、ポイントさえ押さえればお手入れはかんたんです。今回は簡単にできる3つのお手入れ方法を、スタッフと一緒に見ていきましょう。
挑戦してくれるのはRAGTAG Online編集チームのNISHIMOTOです。

RAGTAG NISHIMOTO

編集チーム NISHIMOTO:La Maison de Lyllisのストローハットを愛用中。
「ストローハットは色々と持っていて、この夏もよく被っています。来年も活躍してもらうために、お手入れ学んでいきます!」



1.内側のテープ部分を拭く
まずは汚れやすい内側のテープ部分(すべり)から。 水で濡らしたタオルをしっかり固く絞り、トントンと叩くようにして汚れをふき取りましょう。
ストローハット 内側を拭く様子 水では取れないしっかり目の汚れは、中性洗剤を水でかなり薄めたものにタオルを浸し、固く絞り、先ほどと同じようにトントンとふき取ります。 中性洗剤 ストローハット お手入れ そのあと、水で濡らして固く絞ったタオルで洗剤をしっかりふき取りましょう。

RAGTAG NISHIMOTO   「おしゃれ着用洗剤はこういうときも活躍してくれますね。」


2.表側のケアは洋服ブラシで
帽子の表側は、より繊細な部分なので洋服ブラシでさっとほこりを払ってあげましょう。 ストローハット ブラシでほこりを払う様子 洋服ブラシがない場合は歯ブラシでも代用OK。また表側の汚れが気になる場合は、1と同じ要領でふき取りましょう。

3.風通しの良い場所で陰干し
とにかく湿気・水気が苦手なストローハットは、きちんと乾かすことが大切。 かといって直射日光に当て続けると、変色の恐れがあるため、陰干しにしましょう。 ストローハット 陰干し 洗濯ばさみやフックにかけると型崩れしてしますので、平干しがおすすめです。

RAGTAG NISHIMOTO   「普段もフックに帽子をかけがちですが、型崩れするものは平らな場所に置きたいですね。」


中に丸めた新聞紙などをつめておけば、よりきれいな形をキープしてくれます。 ストローハット 新聞紙を詰めた様子

●普段からできること

ハットの内側は非常に汚れやすいです。できたら1日かぶった日は、帰ってから1の方法で汗などを拭きとってあげてください。もし大変でしたら、陰干しで湿気を逃がしてあげるだけでも効果的です。

RAGTAG NISHIMOTO   「ファンデや日焼け止めは本当に“あるある”です…。放置はダメ!できるだけ拭いてあげます!」


またどうしても匂いが気になる場合は、消臭スプレーやアルコールスプレーを少しだけかけてあげましょう。その際素材によっては変色する可能性もあるので、最初は目立たない場所にかけて様子を見ましょう。 ストローハット 消臭スプレーをかける様子ちなみにこちらは、編集チームおすすめの消臭スプレー「ノンスメル」 消臭スプレー ノンスメル無香料といいつつ、「無香料のかおり」がする消臭剤に比べて、本当にほとんどスプレー自体の香りが無いのでおすすめです。

●シーズンオフには

ストローハット 不織布に入れる様子ストローハットの季節が終わったら、不織布や紙袋へ入れ、型崩れしないように平らで、できるだけ通気性の良い場所に保管しましょう。もちろん買ったときに入っていた箱に入れるのも〇です。ただし、ビニールなどの通気性の悪い素材には、カビの原因となるので入れないようにしましょう。

RAGTAG NISHIMOTO   「ストローハットの魅力は、きれいな丸いフォルムと天然素材の雰囲気。この2つをより保つためにも、ちょっとしたひと手間をかけてあげていきたいです。」


来年の夏も気持ちよく被れるように、できる範囲で日ごろのケアをしていきましょう。みなさんもぜひ試してみてください。