毎回ゲストセレクターとしてスタイリストやファッション好きのクリエイターを招聘し、
それぞれが設定したテーマのもと、
常時約30万点に及ぶ
RAGTAGの膨大な在庫の中から100着をセレクト。
記念すべき第一回のゲストセレクターは、双子で活躍するスタイリストの、井田信之さんと井田正明さん。
お二人が今回の「RAGTAG100」のテーマに設定したのは、シンプルに「いま、気になる古着たち」。
その中で、「一着で主役になれる古着」、
「スタンダードの中にも新鮮さのある古着」、
「改めて価値を見出したい90年代~2000年代古着」
の3つのカテゴリーに分けて、100着をセレクトしていただきました!
「ここ最近、ファッションの存在意義、
過剰な生産や消費について問われる中で、
世の中のファッション好きの人たちの空気感が、
世代によって分かれていることを感じました。
スタイリストとしてどちらの世代の意見にも凄く共感できるので、
今回「RAGTAG100」のオファーを頂いた時に、
僕達二人が世界のトレンドや流行などを考慮しながら、
どちらの意見も尊重できるカテゴリーを3つに分けて作りました。」
6/25 好評につき、「一着で主役にになれる古着」「スタンダードの中にも新鮮さのある古着」の商品を追加でセレクトしていただきました!
ファッションに新鮮な興味がある若い世代(10代~20代)は、デザイン性の強いアイテムや、ブランドのコンセプト、
デザイナー本人のアイデンティティーがユニークだったり、個人的な嗜好の強いブランドに興味を持っている人達が多く、
「こんな状況だからこそファッションを楽しみたい」という意思を感じます。
このカテゴリでは、「ファッションを通してポジティブになりたい」、そんな気持ちを持つ方々に向けたセレクトにしています。
デビュー2シーズン目で、日本で展開数も少ない[STEFAN COOKE(ステファン・クーク)]のコート 、
二度と出会えないラフ・シモンズが表現するニューヨークコレクション[Calvin Klein 205W39NYC]など、
レアなブランドもあったのでぜひチェックしてみてください。
ある程度年齢が上の世代(30歳以上の年齢層)は、洋服に求めることがデザインや感性だけでなく、
長年愛用でき飽きのこないデザインや着心地、プロダクトとしての完成度、サスティナビリティー、コストパフォーマンスなど、
様々な部分に目を向けながらファッションと向き合っていると感じました。
このカテゴリでは、「長年自分のワードローブの中に入れておきたい服」をセレクトしています。
近年ずっと注目している[NAMACHEKO(ナマチェコ)]、[KIKO KOSTADINOV(キコ・コスタディノフ)]
[JACQUEMUS(ジャックムス)]、[HED MAYNER(ヘドメイナー)]などは、
シンプルデザインのアイテムでも、着てみるとそれぞれのブランドが持つ独特の抜け感があるので不思議とサマになります。
日本で展開しているSHOPが少ないので、古着で気に入ったデザインのものがあればかなりオススメです。
現在世界的に90年代〜2000年代のブランドや服(特に日本のブランド)を、デザイナーやファッション業界の人が探っていたり、
その年代の古着を取り扱うSHOPが東京にも各地方にも増えてきています。
90年代~2000年代の要素を上手に取り入れた新しい表現や、新しい価値観が次のムーブメントになる可能性が高いと考え、
3つ目のカテゴリとして少しセレクトしています。
たとえば21世紀を代表するデザイナーでもあるエディー・スリマン時代の[DIOR HOMME(ディオールオム)]のアーカイブ。
大きめのシルエットの服が主流ですが、最近はそれと逆行するようにタイトなシルエットを提案するデザイナーやSHOPが増えているので、
一歩先の流行を目指すのであれば是非取り入れて頂きたいブランドです。
現在のブランドとMIXして自分なりの2020年代LOOKを作れればかなりのファッション上級者です。