WEAR am I ?
ファッションをこよなく愛するRAGTAGスタッフが贈るファッションコラム。
長年着てきたからこそわかるブランドの魅力をたっぷりご紹介します。

WEAR am I ?

唯一無二のアメリカンクラッシックスタイルを生み出す日本ブランド[ENGINEERED GARMENTS(エンジニアードガーメンツ)]。
RAGTAGトップバイヤー、RAGTAG渋谷店 MOCHIZUKIが魅力を語りつくします。

WEAR am I ?
「ENGINEERED GARMENTS」

日本人が作る古き良きアメリカンウェア

RAGTAG渋谷店 バイヤー MOCHIZUKI

RAGTAG渋谷店 バイヤー MOCHIZUKI

Glasses:MOSCOT×TODD SNYDER
Tie:ENGINEERED GARMENTS
Jacket:ENGINEERED GARMENTS
Shirt:ENGINEERED GARMENTS
Overalls:ENGINEERED GARMENTS
Shoes:HOKA ONEONE

アメカジ古着からモード系へ

高校生のころはアメカジ系の古着をよく着ていましたが、大学に入学してからは、ブランド物の洋服に興味を持ち始めて、ファッションにのめり込んでいきました。
ファッションとは関係ない学科でしたが、週1で服飾専門学校に通い、ファッションの卒論を提出して教授を困らせたりしました。
卒業後、RAGTAGに入社が決まって初めて配属されたのがrt銀座店。
大学生時代、紳士服のお店でアルバイトしていたこともあり知識には自信があったのですが、知らないブランドが沢山あってびっくりしたのを覚えています。
そのころはバリバリのモードスタイル、[COMME des GARCONS(コムデギャルソン)]や[ANN DEMEULEMEESTER(アンドゥムルメステール)]、[Rick Owens(リックオウエンス)]などを好んで着ていたので、[エンジニアードガーメンツ]と出会うのはまだ少し先のことになります。

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Glasses:SHURON
Hat:SOUTH2WEST8
Vest:ENGINEERED GARMENTS
Shirt:ENGINEERED GARMENTS
Pants:ENGINEERED GARMENTS

モードスタイルからENGINEERED GARMENTSとの出会い

RAGTAGで働きながらファッションにどっぷりはまった生活をしていたころ、福岡の店舗に転勤に。 そのころはまだバリバリのモードスタイルを楽しんでいたのですが、福岡の街には同じようなスタイルの人があまりいなくて。どちらかというとカジュアルやナチュラル、ワークといったスタイルを多く目にして、その影響もありスタイルを変えたいなと思っていたときに、福岡で有名な老舗セレクトショップDICE&DICEで[エンジニアードガーメンツ]と出会いました。 自分は小柄な方なので、[エンジニアードガーメンツ]のようなテイストの服は似合わないだろうと決めつけていましたが、試着するとしっくりと馴染んで「これだ!」とすぐに購入。その時のジャケットはサイズが合わなくなってしまったので手元に残っていないですが大切に着ていました。 今ではクローゼットがNEPENTHESのお店かと思うぐらいの状態です。

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スタッフ私物:所持している中で古い1着。購入時期は5~6年前。
デザイナーのこだわりを感じる古着をリソースとしたかのようなハンティングジャケットで、今でも1軍。

[エンジニアードガーメンツ]の魅力

トレンドに左右されることなく長く愛用できるデザインはもちろん、日本人のデザイナーが本場アメリカで制作しているアメリカンクラシックな世界観が魅力。
事務所と生産が同じ場所にあるので、デザイナー鈴木大器氏のダイレクトな感覚が、クリエイションにタイムリーに反映されています。
僕は小柄な方なので最初は似合わないなんて思っていましたが、日本人が作っているからサイズ感も丁度よいし、日本独特のエッセンスが加えられていて、本場アメリカでも新鮮で受け入れられている。
ワーク系でありながらモード視点の服作りが感じられるところも、元々自分のようにモードを着ていた服好きや、DCブランドブーム全盛期に服にお金を掛けていた世代に、絶大な支持を得ている理由かもしれません。

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スタッフ私物:2017年春夏物、ロイタージャケットの初シリーズ。
インスタグラムで[エンジニアードガーメンツ]のスタッフが着用しているのを見て居ても立ってもいられなくなり、出勤前に青山の本店まで行き購入した。モードも感じる1着。

[エンジニアードガーメンツ]のコラボレーション

[HOKA ONE ONE(ホカオネオネ)]、[NEW ENGLAND OUTERWEAR(ニューイングランドアウターウェア)]、[VANS(ヴァンズ)]、[CONVERSE(コンバース)]などアメリカの老舗ブランドとのコラボレーションを多く出しています。
本来の[エンジニアードガーメンツ]のデザインと老舗ブランドならではのクリエイトが融合して毎回人気ですね。
基本的に靴のコラボレーションでは、デザインを左右非対称にした通称”ネガティブデザイン”が特徴で、わかりやすいデザインも良いですよね。
以前からコラボレーションをしている[Dr.Martens(ドクターマーチン)]や、今年9月に発売した[Barbour(バブアー)]など英国ブランドともコラボレーションしていて話題を呼んでいます。
これは完全に個人的な見解ですが、NEPENTHESのイギリス出店に合わせて土台作りも兼ねてるのかな?なんて考察してみたり。
そんなことを考えながら新しいルックや最新情報をチェックするのも毎回の楽しみです。

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スタッフ私物:スタッフ私物:[エンジニアードガーメンツ]×[バブアー]

[エンジニアードガーメンツ]お気に入りアイテム

すべて手に入れたい名品たち

FIELDPARKA

ずっと欲しくてやっと手に入れたコート。
高すぎてなかなか手が出せない代物でしたが、
清水の舞台から飛び降りるつもりで購入。
[エンジニアードガーメンツ]と言えばこれ、というくらい定番で
みんないつか手に入れたいアイテムではないかと。

Cross Crew Neck T-Shirts FOREMOST EXCRUSIVE

定番のプリントTシャツですが、
NEPENTHESともつながりの深い金沢の
老舗古着店FOREMOSTの25周年記念に
発売された限定Tシャツ。
デザインもかっこいいが希少価値も
あるアイテム。バンダナ柄という古着好き
にはたまらない柄と、珍しいバックプリント
がツボ。

[エンジニアードガーメンツ]×[ヴァンズ]

発売日に並ばないと買えなかった[ヴァンズ]との
コラボスニーカー。
当時の後輩が買いに行くというので便乗して入手。
今では徹夜組が出るほど毎回人気のアイテム。
”ネガティブデザイン”が目を引く1点。

[エンジニアードガーメンツ]に挑戦してみたい方へ

毎シーズン、テーマはありますが、どのシーズンの物とも合わせやすいデザイン、アイテムなので、どれから手を出しても長く使っていけます。
ワークっぽい印象が強いかもしれませんが、様々なスタイルになじみ幅広く楽しめるのも人気の秘訣。日本人がしっくりくるサイズ感に、アメリカンクラシックなデザインでUSA製にこだわった長く着られる作りの良さは、ぜひ一度袖を通して体感していただきたいです。
デザイナー自身も、自分の身の丈にあった服として、服が一人歩きしないように長く愛着を持てる服というような表現をしています。
定番アイテムも常にアップデートされ、いつか着られなくなることがなく、時代の変化にも対応し、いつでもそばにある服として長く付き合えます。
ここでは語りつくせない[エンジニアードガーメンツ]の魅力をぜひ語り合いましょう!お待ちしています。

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BRAND

ブランド紹介

ENGINEERED GARMENTS

ENGINEERED GARMENTS

日本の会社でありながら古き良きアメリカンウェアを原点に置き、企画から生産までをニューヨークで行うこだわりを持つブランド。
ミリタリー、ワーク、トラッド、スポーツ等の要素や素材をブランド独自の観点で再構築したその作品に現れる“こだわりある武骨さ”が男心をくすぐり、その世界観に魅了されるファンが多い。
デザイナー自身が所持する莫大なヴィンテージコレクションをイメージソースとしながら、どのシーズンも質の高いクリエイションを提案している。