[ドリスヴァンノッテン(以下ドリス)]との出会いはRAGTAGに入社してから。
先輩がすごく素敵なスカートを履いていて「これはドリスヴァンノッテンよ」って教えてくれたのが出会いです。
ちょうどその頃、大学生時代から大好きだった[Vivienne Westwood(ヴィヴィアン・ウエストウッド)]からもう少し大人っぽくイメージチェンジしたいと思っていて、
ドメスティックブランドやコレクションのルックを見ながら、何かいいブランドがないか探していたんですけど、そんなときに“着たい!”と思えたのが[ドリス]でした。
当時は名古屋に住んでいて、[ドリス]を取り扱っているセレクトショップに見に行きました。
でもコレクションを見て”欲しい”と思っていたデザインの入荷がなかったんです。
諦めきれず、次のコレクションでは欲しかったデザインの入荷があったので真っ先に買いました。
それからは、名古屋に入荷しないデザインは東京まで買いに行きましたね。
最初に買った1枚は、何度も着すぎて穴があいてしまったんですが、直して今も大切にしています。
生地は全てオリジナル。
洋服のフォルムに合った最適な色や織りと、プリントや刺繍などの加工技術、それらの無数にある選択肢の中から最適な組み合わせを導き出して、
絶対的な美しいデザインを創り出しているんです。もちろん着心地もびっくりするぐらい良いですね。
[ドリス]のデザインは、一目見るだけで高揚感を感じますし、ひとたび袖を通せば、自然とパワーを与えてくれる。
だからこそ時代を超えて着続けることができるし、常に流行が変わっていくファッションの中で昔のコレクションのデザインでも古く感じない。
私にとって唯一無二のブランドです。
本場のファッションを見に一生懸命貯金して1人でパリへ、3週間ぐらい。
初日はデパートで見ていたんですけど、どうしても[ドリス]の路面店に行ってみたくて。
路面店に入るときはかなり緊張しました。インターフォンを鳴らさないと入れないんです。
お店に入った瞬間の鳥肌が立つ感覚、今でも鮮明に覚えています。
とにかくショップの雰囲気も好きで、“もう一度あの空間にいたい”という気持ちから、滞在中に3回も行ってしまいました。
その時買ったのがこのストライプの上下セット。行く前からチェックしていて、お店にあったら絶対買おうと思っていたので、見つけた瞬間感動しました。
次は本場アントワープまで行きたいと思っています!
過去のアーカイブから生まれ変わったデザイン
好きになったきっかけの2012年春夏
コレクションのプリント。
当時買えなかったので
“欲しかったデザインがパンツになってる!”
ってテンションが上がりました。
2013年春夏コレクションで使用された青を
基調とした花柄のプリント。
2013年の発表時から気になっていた
柄だったんですが、その上からこの
オレンジの幾何学模様がかわいすぎて
心を掴まれました。
2013年秋冬コレクションのペイズリー柄に
オレンジ、黄色、黒の幾何学模様が加え
られたシャツ。
当時一緒に発表されていたチェック柄を
購入していたのでアーカイブで出たこの
シャツと合わせたくて買いました。
おばあちゃんになっても[ドリス]を着ているのが夢です!
受注会に行くと、私はまだまだ初心者で、何十年も[ドリス]が好きで着ていらっしゃる方が多いです。
柄が派手なイメージがありますが、過去のコレクションと組み合わせても合わせやすいのが特徴で、アイテムが増えて行くたびコーディネートの幅が広がる楽しさがあります。
受注会は誰でも行けるので、もし欲しいアイテムがあったら、ぜひ店頭で聞いてみてください。
ただ、入荷数が少ないので、絶対に欲しいアイテムは予約するのがおすすめです。
RAGTAGでは過去のアイテムと出会えます。買い逃した方、興味を持った方ぜひ遊びに来てください!
一緒に[ドリス]の話をしましょう!
ブランド紹介
ベルギーにあるアントワープをモードの発信地として一躍有名にした立役者、アントワープ王立芸術学院出身のデザイナー“アントワープ6”の一人。
[ドリスヴァンノッテン]の魅力は素材にある。独自のカラーパレットを持ち、自分だけの生地作りを行うところから始まり、
プリント、色、刺繍など生地を生かす技術を吟味した上で、素材とフォルムの無数組み合わせの中から唯一無二を見つけ出し独自のスタイルが生まれている。