WEAR am I ?
ファッションをこよなく愛するRAGTAGスタッフが贈るファッションコラム。
長年着てきたからこそわかるブランドの魅力をたっぷりご紹介します。

WEAR am I ?

ロック、ヴィンテージ、ストリートなど多彩な顔を持つTOKYOブランド「TOGA」。
憧れのブランドTOGAの魅力をRAGTAGルクアイーレ店 INUIがたっぷりとご紹介します。

WEAR am I ?
「TOGA」

固定概念に捉われず、自由を与えてくれる服

ルクアイーレ店 INUI

ルクアイーレ店 INUI

Tops:TOGA
Pants:MIHARA YASUHIRO
Shoes:CELINE

[TOGA(トーガ)]との出会い

服好きの姉がいたこともあり、幼いころからおしゃれをすることが大好きでした。
個性的な洋服を好む姉の影響で古着や民族衣装っぽい洋服を好んで着ていて、大学ではテキスタイルデザインを専攻。
元々、古着等を好んで着ていたのでブランドのお洋服にはあまり詳しくなかったのですが、勉強を通じて沢山のブランドを見ていた中で、他のブランドには無い異素材の組み合わせや、色柄の独創性に衝撃を受け、[トーガ]のデザインに惹かれていきました。

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初めての[トーガ]

そんな憧れの[トーガ]を初めて購入したのがRAGTAG。 数々のブランドが並ぶ中で一際目を引いたのが、透け感のある素材に、フロック加工で豹柄のテキスタイルがあしらわれた、[トーガ]らしいデザインのカーディガン。 ショップに行っても、緊張してなかなか試着もできなかった憧れのブランドの服が自分の家にあるというのがなんだか不思議で、クローゼットを開けるたびに嬉しい気持ちになったことを覚えています。今でも[トーガ]の服は、大切な日に着る特別な存在です。

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RAGTAGで購入した初めての[トーガ]。
ぼろぼろになっても大切にしている。

少し背伸びをした憧れのブランド

[トーガ]を着るためには、“自分自身がかっこよくならなければ”と思っていたので少し背伸びをした気分でしたが、一度手に入れてしまうとますます[トーガ]が好きになり、毎シーズンルックをチェックしていました。
しばらくは思い切ってショップに行ってもなかなか買えなかったのですが、ある日ネットで見たシャツがかわいくて、絶対買うぞ!と意気込んでショップに向かいました。
わくわくしながら店内を一巡しお目立ての商品を探したのですが、店頭にあるのは欲しかった色違いのネイビーだけ。
思い切ってスタッフの方に声を掛けたら探してくれて、無事手に入れることができました。
直営店のショップバッグに入れてもらえたのもうれしくて、帰り道、それを手に持っている自分になんだかそわそわしてしまって。そんな思い入れのある一着です。

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2018年春夏のスタッズシャツ

他ジャンルとのコラボレーション

有名ブランドとのコラボレーションも毎回話題を呼んでいて、最近のコラボレーションでは、サンダルブランド[SUICOKE(スイコック)]や、英国王室御用達の伝統ブランド[Barbour(バブアー)]、アメリカの老舗デニムブランド[Wrangler(ラングラー)]など。
どれもブランドの定番アイテムに、スタッズやコンチョのデザインをきかせて、しっかり[トーガ]の世界観を表現しているのが魅力です。
武骨に見える[バブアー]のアウターを[トーガ]らしい刺繍やスタッズを加え、女性らしいデザインに落とし込んでいて、着やすくしています。
アパレルブランド以外にも、グラフィックアーティストや漫画家、イラストレーターなど多ジャンルのアーティストとのコラボも多数行っていて、今まで知らなかったカルチャーと出会えるも魅力の一つですね。

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[トーガ]らしい視点で繰り広げられる様々なコラボレーションアイテム

TOGA XTC

[トーガ]は、デザイナーの世界観を表現するために様々なラインを展開しています。 コレクションラインやメンズライン、古着の再構築ラインなどありますが、その中でも私が好きなものが「TOGA XTC」。 [トーガ]の世界観に合うものが集められた、直営店併設のヴィンテージショップです。 毎シーズン、[トーガ]のコレクションテーマに合わせて買い付けられたアイテムは、ブランド同様エッジが効いていて、ファンにはたまらないセレクト。 大量生産には無いヴィンテージの魅力を発信し続ける[トーガ]のフィロソフィーを体感できる空間です。

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落ち着いた赤がコーディネートのポイントに。 TOGA XTCのベルト

[トーガ]のライン

全6ラインの内3ラインを紹介

[TOGA(トーガ)]

2001年東京コレクションにてデビューした
[トーガ]のメインライン。
2006年からはパリコレクションにも
参加している。
デザイン性の高いアイテムが特徴。
[TOGA VIRILIS(トーガ ビリリース)]は[トーガ]の
メンズラインになる。

[TOGA PULLA(トーガ プルラ)]

2004年よりスタートした
[トーガ]のセカンドライン。
メインコレクションより日常に
落とし込んだデザインが特徴。
毎シーズン発売されるウエスタン調の
メタルスタッズ等を
使用したシューズやアクセサリーは
特に人気が高い。

[TOGA Odds & Ends(トーガ オッズ&エンズ)]

クリエイターやブランドとの
コラボレーションアイテムや、
古着のリメイクを展開する
[トーガ]の新ラインとして、
2010年に誕生。
既製品や意味のないものに[トーガ]が
新しい価値を加えることにより、
大量生産システムへのアンチテーゼとして
展開されている。

変わることのない世界観

[トーガ]の魅力は、女性らしくもありながら、デザインのひとつひとつにヴィンテージやストリートの要素を取り入れた強さ、カッコよさがあるところ。
毎シーズン様々なアイテムが発表されますが、そのどれもが[トーガ]らしく一貫したブレない世界観があり、魅了されます。
デザイナーの想いやこだわりで世界観が確立されたブランドは、そのアイテム一つを取り入れるだけで、着る人もそのブランドの世界に連れて行ってくれる様な気がします。
[トーガ]のアイテムは私にとってはまさにその筆頭格で、着るだけで今までの自分が少し変わる、日常が変わるようなドラマチックなデザインに、いつも心を動かされます。
RAGTAGでは、最新から過去のコレクションまで様々なアイテムをご覧いただけます。
お好きな方はもちろん、初めて見る方もぜひ一緒に、[トーガ]の世界観を楽しみましょう!

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BRAND

ブランド紹介

TOGA

TOGA

古田泰子氏が2001年にスタート。
ギリシャ神話の聖なる衣を意味するブランド名の通り、立体的なシルエット、特徴的なベルトや金具使いを得意とするデザインは、どこか神秘的な独特の雰囲気を感じさせる。
衣類だけでなくイヤーカフやネックレスなどのアクセサリーや、ボリューム感のあるシューズも人気が高い。
1点ものやリメイク品、アクセサリー、アンダーウェア等の幅広いアイテムをラインごとに展開しているが、それぞれに[トーガ]らしいエッセンスが散りばめられ、コーディネートにアクセントを加えてくれる。