「私の好きなモノ」クラークスのワラビ―シューズ

いつもブログをご覧いただきありがとうございます。新宿店の渡邉です。


梅雨明けが待ち遠しい今日この頃ですがいかがお過ごしでしょうか。
本日は「私の好きなモノ」について紹介したいと思います。

クラークス ワラビーシューズ

この形ときたらもうお分かりの方もいらっしゃるでしょう。クラークスのワラビーシューズです。

ご覧になられているみなさまは既にご存知かと思われますが、少しブランドの説明をさせていただきます。

このブランド、一言で言えば「我が道をゆく」といったところでしょうか。19世記にクラーク兄弟によってイギリスの南西部で設立されました。

当時国内ではカジュアルシューズは珍しく、デビュー時は「こんなダサい形の靴」と人々に失笑されていたそうです。しかし笑い者にされながらも、クラークスの職人たちは「我が道をゆく」モノづくりの精神で不変的な良いモノを追求し続けました。

アメリカでのヒットを皮切りに、イングランド国内にも逆輸入的に広まりました。今では「カジュアルシューズの原点」とも呼ばれるほど、ファッション史にも大きな影響を与えています。

クラークス ワラビーシューズ

と、つらつら書いたものの、実は私自身もクラークスのシューズを敬遠していました。無骨な形状や丸みが今風じゃないな、なんて思っていました。

しかし、履いてみたい!と感じたきっかけは、新宿店に来てくださるお客さまでした。素敵なお連れ様と共にモードに決めるお客様の足元に。スケートボード片手にラフに決めるお客さまの足元に。

この無骨ながらも主張しない、すっきりとしたシルエット。これこそ、日常からピシッと決めたい時まで、シーンを選ばず多くの人に愛される理由だと分かりました。

また履き心地も絶品です。足の健康に最も優れた靴としての受賞歴もあるようです。ワラビーには独特の丸みがあり、足を包み込むような形状をしていて、その様子が赤ちゃんをお腹の袋に包み込んでいる状態に例えられたことが、この名称のきっかけであるとされています。

クラークス ワラビーシューズ

今やこのシューズは私の相棒です。ブランドの歴史を知ることで、モノに愛着が湧いていくこともファッションの楽しみの一つですよね。
また自分もクラークスの職人達のように、激動の日々の中でも変わらない大切なモノやコトに目を向けていきたいと感じています。