1948年、フランス・パリで創業したラグジュアリーブランド［ロンシャン］。創業者ジャン・キャスグランは、世界で初めて“革巻きパイプ”を発表した革新者でもあり、その後、財布やパスポートケースなどの革小物へと展開を広げました。

ハンドバッグ “オノレ” / ¥19,200（inc.tax）

今やナイロンバッグのイメージが強い［ロンシャン］ですが、原点はクラフツマンシップあふれる革製品。1971年には初のウィメンズバッグを発表し、フランスを代表するレザーグッズブランドへと成長しました。

［ロンシャン］の最大の魅力は「タイムレスなデザイン性と汎用性」です。多くのラグジュアリーブランドが強い個性を反映させるのに対し、［ロンシャン］のバッグはあくまでシンプルかつ洗練された表情を持ち、カジュアルからフォーマルまで自然に寄り添います。良い意味で癖が無く、お洋服馴染みの良いアイテムが多いように思います。

ブランドを象徴するロゴはパリに現存する「最後の風車」からインスピレーションを得たもの。ジョッキーを乗せたギャロップで駆ける馬がエレガンスを象徴するものとしてデザインされました。ブランド名もこの風車の名前である「ロンシャン競馬場」に由来しており、ロゴにはブランドの起源とフランスらしい気品が込められているそうです。

ブランドならではのラグジュアリーな雰囲気は残しつつ、無駄のない洗練されたデザインが、幅広い年齢層に愛される最大の魅力だと感じます。

左：“ル プリアージュ オリジナル” /  ¥6,400（inc.tax）

右：“ル プリアージュ オリジナル” /  ¥8,800（inc.tax）

ブランドを象徴する定番モデルは、折りたためる軽量バッグ“ル プリアージュ オリジナル”。 その名の通り「折る」を意味するフランス語から名付けられ、日本の折り紙から着想を得て1993年に誕生しました。ミニマルで実用的なデザインは、シーズンごとに登場する多彩なカラーと相まって、世界中にリピーターを生み出しています。

“ル プリアージュ オリジナル”の魅力は、折りたためる携帯性だけにとどまりません。驚くほどの軽さと高い収納力、そして手に取りやすいプライスレンジ。デイリーユースから通勤・通学、さらにはライフスタイルを支えるマザーズバッグとしても幅広く支持されています。

近年では、再生ナイロン糸を使用した「リサイクルキャンバス」“ル プリアージュ® グリーン”を発表し、サステナブルなコレクションへと進化を遂げています。

ボディのナイロンをリサイクル素材に切り替えただけでなく、細部のパーツにまで再生資源を採用。環境への配慮を徹底することで、製造時のCO₂排出量を一般的なデニム1本分のおよそ1/6にまで抑えるなど、実効性ある取り組みを行っています。ただリサイクル素材を使用するだけでなく、環境問題を理解した上での活動にブランドの本気を感じますね。

時代を超えて愛される［ロンシャン］。クラフツマンシップに裏打ちされたレザーグッズから、世界中で支持される“ル プリアージュ”シリーズ、さらには環境に配慮した最新のサステナブルラインまで、その魅力はますます広がりを見せています。

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