[NIKE]と“AIR JORDAN”の誕生

[NIKE]と“AIR JORDAN”の誕生

Buyer's VOICE

COLUMN

2023.09.14

今回は誰しもが名前を聞けば知っているであろう人気ブランド[ナイキ]についてご紹介させていただきます。
では、なぜこれほどまでに多くの人を魅了し続けているのでしょうか。
その理由を、ブランドが歩んできた歴史を少し踏まえて説明していきたいと思います。

[ナイキ]のはじまり

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イギリスのブランドファイナンス社が発表した、アパレル企業のブランド価値ランキングにおいて、2022年まで8年連続で1位を獲得し続ける世界的スポーツブランド[ナイキ]。

 

そんな[ナイキ]の始まりは意外にも1962年、この日本だということをご存知でしょうか。

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〈レトロランニングシューズとして注目されている"CHALLENGER OG"〉

 

[ナイキ]の創業者であるフィル・ナイトは当時、米オレゴン大学で陸上選手として活躍していました。

 

そんな中、旅行で立ち寄った神戸で、[オニツカタイガー(現アシックス)]のシューズを目にしたフィル・ナイトはその性能と価格に感動。すぐに創業者である鬼塚喜八郎と連絡を取り、アメリカでの[オニツカタイガー]の販売代理店契約を結びます。

 

その後、本格的にアメリカに[オニツカタイガー]を広めたいと考えたフィル・ナイトは、大学時代の指導者ビル・バウワーマンとともに、[ナイキ]の前身であるブルーリボンスポーツ社を設立します。

 

まさかこのような世界的なブランドに、日本人のDNAが流れているというのは、なんだか誇らしい気持ちになりますよね。

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〈左"ビジブルエア"、右“ワッフルソール”〉

 

また、[ナイキ]が支持されてきた理由には確かな技術開発が行われた面も挙げられます。

 

その例としてソールの開発では、高いクッション性を実現したエアソールや、濡れた路面においても革新的なグリップを可能にしたワッフルソールなどを生み出し、多くの陸上競技者に愛されてきました。

名作“エア・ジョーダン1”

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[ナイキ]と言えばスニーカーが思い浮かぶと思いますが、その中でも名作と呼ばれるモデルは多くの人々を熱狂させてきました。

 

常時手に入るパーマネントモデルである“エアフォース 1”、“コルテッツ”、“ダンク”なども変わらず万人に愛され続ける名品として挙げられますが、[ナイキ]の顔となるのはやはり“エア・ジョーダン”ではないでしょうか。

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〈“JORDAN AIR SHIP PE SP”〉

 

“エア・ジョーダン”シリーズは現在、派生モデルなども合わせれば数え切れないほどの種類がありますが、やはり“エア・ジョーダン”と言えば“エア・ジョーダン1”。

 

実は“エア・ジョーダン”にはその前身である“エア・シップ”というモデルが存在します。

2つのモデルに大きな仕様の変化はなく、既に当時話題となったエアクッショニングシステムを搭載しており、かのマイケル・ジョーダンも[ナイキ]との契約後、“エア・ジョーダン”完成までは“エア・シップ”を履いていました。

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〈2016年に6度目の復刻となった“AIR JORDAN 1 RETRO HIGH OG Bred / Banned”〉

 

マイケル・ジョーダンが所属していたシカゴ・ブルズのチームカラーである赤と黒をあしらった“ブレッド”を1984年に開発。当時のNBAはユニフォーム規定違反として着用を禁止した、というのは有名な話ですが、翌年1985年に無事“エア・ジョーダン1”は発売を迎えます。

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そんな中[ナイキ]からは「『They Can’t Stop You From Wearing Them』(NBAはジョーダンにシューズの着用を禁止したが、)君たち(消費者)が履くことを禁止できない」といった攻撃的な広告が発表されました。

 

シューズだけでなく、その広告戦略も伝説的な[ナイキ]らしいエピソードですよね。

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〈2022年に4度目の復刻となった“AIR JORDAN 1 RETRO HIGH OG CHICAGO LOST & FOUND”〉

 

そんな“ブレッド”は「禁止された」を意味する“Banned”とも呼ばれており、同時期に誕生した“シカゴ”とともにヴィンテージ物であれば数十万の値がつくコレクタブルアイテムに昇華しています。復刻で販売されてもプレミアム価格になってしまうほどの圧倒的な人気を誇っています。

 

バスケットシューズがここまでファッションアイテムとしての地位を確立している事例は、後にも先にも“エア・ジョーダン”の他には出てこないのではないでしょうか。

ボーダーレスなコラボレーション

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スニーカーをはじめとしたアイテムはどれも人気ですが、時にそれ以上の熱狂ぶりを見せるのが、バリエーション豊富なコラボレーションアイテムです。

その一つとして挙げられるのはやはりスニーカーコラボ。

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〈トラヴィス・スコットとのコラボモデル"AIR JORDAN 1 LOW OG SP"〉

 

2019年にはアメリカのアーティストであるトラヴィス・スコットが手掛けた“エア・ジョーダン1”が話題となりました。

また、当時ストリート界を賑わせていた[オフホワイト]とのコラボも衝撃的でしたよね。

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〈[オフ ホワイト]とのコラボモデル“THE 10 : NIKE AIR PRESTO”〉

 

さらに[ディオール]や[ティファニー]などの、超一流ラグジュアリーブランドとの夢のようなコラボアイテムも展開されています。

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〈ドーレンベッカーフリースタイルコレクションの中でも存在感を放った"AIR MAX 95 PREMIUM DB"〉

 

2003年から難病を抱えた子供達がデザインをしたスニーカーを展開するチャリティー活動、ドーレンベッカーフリースタイルコレクションも[ナイキ]ならではの独自の取り組みと言えます。

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このアイテムは当時14歳の少年が、自身が患っていた心疾患のために使用していた、血圧チェック機からインスパイアを受けたハートのデザインが特徴になっています。

また、彼が好きだったスパイダーマンのカラーでもあるレッドとブルーを全面にあしらわれているのもポイントです。

 

こうして、子供達に夢のような体験を提供しながら社会活動を行っていることは、[ナイキ]がいかに様々なことに挑戦している企業かが分かる良い例だと言えます。

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〈[コム デ ギャルソン]とのコラボモデル“TERMINATOR HIGH SP”〉

 

そして、スポーツ、ストリートなどの近いジャンルに囚われることなく、異色のミックススタイルを生み出し続け、見る者をあっと驚かせてくれるようなクリエイティブさに多くの方が魅了されていくのは納得です。

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〈[サカイ]とのコラボモデル“BLAZER LOW / SACAI”〉

 

加えて、[サカイ]、[コムデギャルソン]をはじめとした、デザイン性の高いブランドとのアパレルアイテムも毎回話題になり、[ナイキ]の既存ラインのスポーティーな展開とは一線を画す、普段見られないような独創的なデザインのアイテムが発売されるのも魅力の一つです。

 

ストリート、ラグジュアリー、モード、どんなブランドとも上手く組み合わさってしまう柔軟性の高さは[ナイキ]だからこその魅力ではないでしょうか。

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今回ご紹介させていただいた[ナイキ]はRAGTAGでお買い取り、常に強化しております。

人気アイテムはもちろん、スニーカーをはじめとしたアイテムも大歓迎です。

 

お持ちの方で、検討しているようであればぜひ一度お持ちいただければと思います。

 

みなさまのご来店心よりお待ちしております。

 

 

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