![[COMME des GARCONS COMME des GARCONS]日常着としての[コムデギャルソン]](/wp-content/uploads/2023/11/アイキャッチ3.jpg)
[COMME des GARCONS COMME des GARCONS]日常着としての[コムデギャルソン]
Buyer's VOICE

Profile
KIMURA
福岡パルコ店 / バイヤー
ブランドらしさが光る個性的なデザインが元々好きで、色々なブランドを見てきました。最近はENFOLDなどの国内のデザイナーズを気に入ってよく着用しています。 たくさんのお客様とファッションの話で盛り上がることが何よりも日々の楽しみです!
- 過去の執筆記事
- /magazine/author/kimura/
index
[コムコム]の始まり
[COMME des GARCONS COMME des GARCONS(通称:コムコム)]は、1993年にフランス展開のラインとしてスタートしました。
1969年に本家[コムデギャルソン]がスタートしてから約25年後のことですが、[コムコム]はデザイナーの川久保玲が好んで着ている丸襟や、プリーツスカートといった、今でも定番アイテムとしてリリースされているものを中心に、ギャルソンの中でのベーシックなスタイルを軸として展開されてきました。

セカンドライン的な位置付けでもデザインのこだわりは強く、最近は定価もファーストラインと変わらないくらい高くなっているものも増えている印象です。
とはいえ、やはりギャルソンファンにとっては日常的に着やすいデザインが多く、私も[コムデギャルソン]となるとハードルが高いけど、[コムコム]だと合わせやすい、という理由で選んで着ています。

[コムコム]はスタートした当初はフランス:日本で1:1の割合で生産されていました。
海外にもファンが多い[コムデギャルソン]。
日本から輸出、という形態を取る必要がないため関税がかからず、比較的安価で買えるということで海外のファンも多いラインです。現在ではコラボレーションアイテムを除いて日本生産に一本化されています。
既視感のあるコレクション

メインラインである[コムデギャルソン]や、メンズラインの[コムデギャルソンオムプリュス]などで数年前に発表したデザインを、素材や色、細かいディテールなどを変えて出したりすることもあり、ベーシックに止まらず個性的なデザインアイテムも多いです。

こちらのジャケットは、2016年春夏シーズンのコムデギャルソンオムプリュスが発表した「Broken Tailoring(壊れた仕立て)」というコレクションで登場したデザインを踏襲しています。こういった、人気だったものが性別やラインを超えて、再びお目見えとなるのも楽しさの一つです。

XS(SS)〜Lまで展開があり、他ラインに比べてそれぞれのサイズ感もややゆとりがあるため、体型が気になるけどかっこよく着こなしたい、という方にも[コムコム]はおすすめです。
普段様々なブランドで一般的にSを着られる方はXS、Lを着られる方はMでも丁度いいかもしれません。

[コムコム]の良いところは、やはりなんといっても、ギャルソンの世界観を日常的に身につけやすいことだと思います。
また、ファーストラインでは減少傾向にあるブランド代表の縮絨アイテムや、丸襟デザインのトップスやサルエルパンツは継続してリリースされており、昔からこういったスタイルを好む人や加工が好きな方に人気が高いアイテム。

「[コムデギャルソン]を着たいけれども、着こなすには少し勇気がいる…」という方には、[コムデギャルソンコムデギャルソン]のアイテムから取り入れてみるのもおすすめです。
[コムデギャルソン]はコムコムも含めてメンズ・ウィメンズ合わせて多くのラインがありますが、どちらも人気が高く、お買い取りも大変強化しております。ご検討中のものがございましたら、ぜひ一度ご相談ください。