[FUMIE TANAKA]のベージュが気分

[FUMIE TANAKA]のベージュが気分

Buyer's VOICE

COLUMN

2023.12.13

YAMASHITA

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YAMASHITA

銀座店 / バイヤー

ブランドにこだわらず、「自分の気分が上がるかどうか」を基準にファッションを楽しむようにしています。最近はCINOH、tanakadaisuke、AKIKOAOKIなどをよくチェックしていますが 先入観なくなんでも楽しめるタイプなので、お気軽になんでもご相談ください!

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    [フミエタナカ]の始まり

    タグ

     

    [FUMIE TANAKA]は2020年の春夏よりスタートしたブランドです。

    ブランド名にもなっているデザイナー田中文江は、サザビーリーグやユナイテッドアローズなどで、企業デザイナーとして経験を積んだのち 2016年に[ザダラス]をスタートしました。

     

    [ザダラス]といえばアクセサリーのイメージが強い方も多いと思いますが、スカーフをリメイクしたようなデザインのトップスや、フロントにレースのついたニットなど、ヴィンテージのテイストと、女性らしさとを組み合わせたような、田中文江ならではの世界観が現れたアパレルも当時からとても魅力的でした。

    ダラスブラウス

    〈[ザダラス]時代に制作したブラウス〉

     

    そんな[ザダラス]を2019年に終了し、自身の名前を冠した新ブランドとして[フミエタナカ]をスタートしました。

     

    田中文江のファッションに対する想いや表現したいことを、よりダイレクトにアウトプットしたいという背景があったようです。

    ヴィンテージからインスパイアされたデザインも多くどこかエキゾチックな雰囲気を感じさせながらも、着心地の良さや「自然体であること」に重きをおいたデザインが多いのが特徴的。「パリゴ」や「ビームス」など大手セレクトショップとの別注も行っています。

    [フミエタナカ]のベージュ

    生地アップ

     

    [フミエタナカ]のベーシックカラーはベージュ。

     

    ベージュと一言で表現しても黄色っぽい、オレンジっぽい、などさまざまな色味やトーンがありますが、肌馴染みの良さ・着心地の良さにこだわりながらも、そのシーズンのテーマにあったベージュを洋服に落としこんでいます。

    自然体でいられるワンピース

    ワンピース 刺繍

     

    白のフラワーモチーフの刺繍がややレトロな雰囲気です。マキシ丈ですが、バックには深めのスリットが入っており、さらっと軽い着心地はまさに自然体であることを意識した[フミエタナカ]らしい1着となっています。

     

    縦のラインが強調されたすっきりしたシルエットでありながらも裾のディティールは女性らしく、リサイクルコットンを使用した刺繍のあたたかみが1着の中に共存しているのもポイントです。

    繊細な柄のシースルーワンピース

    ワンピース シースルー

     

    シースルー素材も[フミエタナカ]の定番。このような深めのベージュでも、全体のふんわりとしたシルエットと透け感のある素材で、重たく・強くなりすぎず、[フミエタナカ]らしい凛とした、それでいながらも繊細な女性らしさを感じます。

     

    ドットの刺繍はよく見ると大きさが異なっており、シンプルでありながらも雰囲気のある1着です。落ち着いたトーンだからこそ、アクセサリーやバッグなど、小物とのスタイリング次第でそのときの気分が表現できそうなワンピースとなっています。

    記事画像

     

    シースルー素材はレイヤードの自由度も高く、着る人の気分を表現するのにとても適した素材です。インナーに合わせるもののカラーで、ベージュもまた違った表情になりますし、アクセサリーや合わせる靴など、アイテムを1つ変えるだけで雰囲気もがらっと変わるのが[フミエタナカ]らしいですね。

    最後に

     

    肌馴染みの良さ・着心地の良さにこだわり、その土台の上に田中文江の想いを乗せた洋服は、どれも目をひくデザインでありながらも、それでいて生活の中に馴染み、そのシーズンの気分やムードがたっぷりつまっています。

     

    似合うベージュに出会ったり、自由な組み合わせでコーディネートを楽しんだりと、新たな自分を見つけたときの高揚感や幸福感を味わうことができるのが[フミエタナカ]の魅力だと思います。

    記事画像

     

    いかがでしたでしょうか?

     

    自分に似合い、かつそのときの気分に合っているカラーに出会うことは実はなかなか難しいことですが、そのときの自分の気分が表現できるお洋服は飽きもこないですし、流行に流されないので、長く愛用していただけること間違いありません。

    お買い物の際はぜひ参考にしていただければと思います。

     

     

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