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進化し続ける[BURBERRY]
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150年の歴史を持つ[バーバリー]

[バーバリー]は1856年、英国で誕生したブランドです。
「衣服は天候から人々を守るもの」という考えから、機能性や着心地を追求し続け、その深い探求心から生み出されたのが、現在様々な衣類でも使用されている織物ギャバジンです。[バーバリー]が無ければ現代にはこの織物はなかったかもしれません。
そんな探求心から機能性とデザイン性の高い衣類を生み出し続けたことで、乗馬などのスポーツシーンなどにも活躍することも増え、王室御用達の地位を確立し、現在も全世界に愛されるブランドとなったのです。
その名を広めたトレンチコート

[バーバリー]のトレンチコートは、第一世界大戦中に誕生しました。
雨風や過酷な状況から身を守るために作られたコートには、先ほど登場したギャバジンが使用されています。
撥水加工を施した糸を使用し、高密度で織られた生地に再度撥水加工を施すため、雨水の浸透を防ぎます。それだけでなく、繊維の収縮によりわずかな隙間が生まれるため、通気性も確保される魔法のような生地なのです。

デザインは戦時で使用されていたため、手袋などを吊るすためのエポーレットや衝撃から身を守ってくれるガンフラップ、雨水がコート内に入らず水滴を下に落としてくれるストームシールドなど、機能性の高さも驚きです。
アイコンであるノバチェック

「ノバチェック」は「バーバリーチェック」とも呼ばれているように、[バーバリー]といえばこのチェック柄を連想される方も多いと思います。
キャメルカラーの生地に赤や黒、白のラインが入ったものです。
現在でも裏地に使用されていますが、それには留まらずシャツやバッグなどにメインで使用されている[バーバリー]を代表する柄となっています。
「ノバチェック」のほかにも、「ノバチェック」を拡大した「ハウスチェック」や「ハウスチェック」をより拡大した「メガチェック」など、現在では様々なチェック柄が登場しています。
新しい[バーバリー]

長く愛され続ける[バーバリー]ですが、最近また目にする機会が増えてきました。きっかけは、クリエイティブ・ディレクターにリカルド・ティッシが就任したこと(2019年春夏シーズンから2023年春夏シーズンまで)。
現在はラグジュアリーブランドにストリートの要素を含ませた「ラグジュアリーストリート」スタイルが定番になりつつありますが、その立役者がリカルド・ティッシです。
[バーバリー]のクリエイティブ・ディレクター就任後、[バーバリー]の伝統的な要素は残しながらも、トレンドの要素を織り込むことで新しい[バーバリー]へと生まれ変わらせました。

〈バッグには創業者トーマス・バーバリーのイニシャルを撮った“TB”ロゴが用いられる〉
今までのクラシックな印象からがらりと印象を変えたフーディとバッグ。
フーディにはロゴを大胆にプリントし、ストリート感たっぷりのデザイン。ロゴを一新したり、[バーバリー]に今までなかったモノグラムなども開発され、世界中のファッション好きの注目の的になり、若者からの指示も増え人気が加速していきました。
最後に

人気再燃に導いたリカルド・ティッシが退任し、今期からダニエル・リーが就任。
ダニエル・リーは、2018年に[ボッテガ・ヴェネタ]のクリエイティブ・ディレクターに就任し、ブランドイメージを一新し人気再燃のきっかけとなった人物です。
ディレクターが変わるとブランドイメージもがらりと変わるため、今後の[バーバリー]も注目していきたいですね。