不動のストリートアイコン[A BATHING APE]

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COLUMN

2023.12.28

[アベイシングエイプ]の始まり

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[アベイシングエイプ]は現在[ヒューマンメイド]や、[ケンゾー]のクリエイティブディレクターを務めている、世界的なデザイナーのニゴーによってスタートしたブランドです。

 

[アンダーカバー]のデザイナーである高橋盾と共にオープンした「ノーウェア」のオリジナルブランドとしてスタートし、度々モチーフにされる猿のモチーフは、ニゴーが大好きだった映画「猿の惑星」がインスピレーションになっています。

猿

〈アメリカの大学のスウェットのプリントをモチーフにした“カレッジロゴ”〉

 

創設当時の90年代は裏原宿系というストリート系ジャンルがトレンドを席巻しており、現在でも人気の[ネイバーフッド]、[ダブルタップス]、[ナンバーナイン]などが生まれた、大ストリート時代でした。

 

そんな中、常にシーンを牽引してきた[アベイシングエイプ]。

今回は代表的なデザインを取り上げて、その魅力に迫りたいと思います。

 

アイコニックでキャッチ―なデザイン

〈多くのアイテムに用いられるサメをモチーフにした

〈多くのアイテムに用いられるサメをモチーフにした"シャーククルーネック"〉

 

[アベイシングエイプ]の魅力の一つにはポップでキャッチーなデザインが挙げられます。

 

先ほど紹介した猿の顔がモチーフの“エイプヘッド”や、アメリカ古着に見られるアイビーリーグのスウェットデザインをベースにした“カレッジロゴ”や“ファーストカモ”、“エービーシーカモ”を筆頭とした他にはない迷彩パターンの数々。

そしてジップを全部閉めると顔になるようなデザインの“シャークジップフーディ”は海外アーティストをはじめ、ストリートファンから大人気のアイテムです。

シャーク

〈度々使用される“World Gone Mad”の頭文字から取った“WGMロゴ”〉

 

[アベイシングエイプ]を詳しく知らなくとも、これらのデザインは知っているという方は多くいるはずです。

 

また、キッズラインでもよく登場する“ベイビーマイロ”など老若男女問わず幅広い層に愛されるようなデザインというのも理由の一つではないでしょうか。

サンプリングカルチャー

〈"ベイプスタ"〉

 

そしてもう一つ挙げられるのが[サンプリング]を用いたデザインです。

 

サンプリングとはヒップホップカルチャーにおいて、他アーティストの楽曲の一部を引用して自分の楽曲に取り入れることを指します。これは、引用元への敬意の念を込めたオマージュに近いものであり、単なる盗作とはなりません。

[アベイシングエイプ]は元々ヒップホップカルチャーをベースとした服作りをしていましたが、ニゴーがこの文化を自身のアイテムに置き換えたのです。

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〈”ベイプエックス”〉

 

例えば、ブランドが展開するフットウェアは、[ナイキ]、[コンバース]、[アディダス]といった有名ブランドのモデルから着想を得ており、また、腕時計の[ベイプ エックス]は世界的に著名な某時計メーカーのモデルをサンプリングしているとかいないとか。

〈"レザークラシックダウンジャケット"〉

 

テレビドラマで人気俳優が着用した“レザークラシックダウンジャケット”はRUN DMCのメンバーが実際に着ていたダウンを元に生まれたとされています。

 

ニゴーの感性でカッコイイと感じたものを、自分の世界観のフィルターを通して新たなアイテムに昇華させていく。

[アベイシングエイプ]がここまで人々の心を魅了し続けているのは、このアイディアが非常に斬新でユニークであったことが大きな理由の一つです。

最後に

 

90年代に裏原宿で始まり、現在では世界中にファンを持つ[アベイシングエイプ]。

多くのファンを獲得している魅力を、感じていただけたでしょうか。裏原宿全盛期に始まったブランドの中には、既に無くなってしまったブランドも多くある中で、[アベイシングエイプ]は日本を代表するブランドの一つとなっています。

[アベイシングエイプ]のアイテムは中古市場でも非常に人気が高く、ブランド創設当時や、2000年代のアイテムも現在価格が高騰しております。ご検討中のものがございましたら、ぜひ一度ご相談ください。

 

 

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