スキニーが履きたくなる唯一無二のブランド[SAINT LAURENT]

スキニーが履きたくなる唯一無二のブランド[SAINT LAURENT]

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COLUMN

2024.03.20

MURAFUJI

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MURAFUJI

渋谷店 / バイヤー

OUR LEGACYやKIKO KOSTADINOV、BALENCIAGAなどのインポートブランド、特にモードブランドを中心に着ることが多く、現在は韓国や中国のブランドに注目しています。 新進気鋭のブランドをSNSでディグることや、海外のイケてるストリートスナップを鑑賞するのが日々の楽しみです。 みなさまと好きなブランドのお話を沢山出来ればと思っているので、是非お気軽にお越しください。

モードの帝王、イヴ・サンローラン

 

サンローラン。誰しもがその名を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

 

60年以上の歴史を持つ、超一流メゾンを設立したのは、モードの帝王イヴ・サンローラン。

 

21歳という若さで[ディオール]のデザイナーに就任すると、1958年の初コレクションで “トラペーズライン” と呼ばれる緩やかな裾広がりのシルエットを発表し、大成功を収めました。

 

1961年にはシグネチャーブランドである[イヴサンローラン]を設立。

 

パンツを女性の普段着として提案する “スモーキング” や女性の肉体差別に対して声を上げた “シースルー” などの “ニューモード” と呼ばれるスタイルで生涯女性に寄り添い続けました。

 

そして2012年。エディ・スリマンの[サンローラン]が産声を上げます。

 

 

エディ・スリマン

SAINT LAURENT ブランドタグ

 

[ディオール]、[サンローラン]、[セリーヌ]とビッグメゾンを渡り歩く現代を代表するデザイナー。少年性とロックをテーマにしたスキニーなデザインはオーバーシルエットが主流の現在でも、「エディ信者」とも言われるほど熱狂的なファンを数多く持っています。

 

エディが[イヴサンローラン]に就任するとブランド名を[サンローラン]へと変更。

 

それまでの上品かつ優美でラグジュアリーなイメージをガラッと刷新し、ロックでスキニーなシルエットを提案しました。

 

当然あまりにも大きい変化に当初は多くの批判が集まりましたが、圧倒的なデザインで世間を黙らせたのです。

 

 

SAINT LAURENT

 

代表作は “スキニーパンツ” や “クラッシュデニム” 、 “テディジャケット” に “スモーキングジャケット” 。ロックなのに品があるという矛盾が、違和感ではなく独特の魅力にまで昇華された名作です。

 

メンズのイメージが強いですがウィメンズも実は魅力的。[イヴ・サンローラン]から受け継ぐ自立した女性像とエディらしいロックで反骨的な要素が見事に組み合わさっています。

 

正直、エディ期は着こなす難易度が少し高めです。

アイテムによっては往年のロックスターの様に、やせ型の体型を維持する事が求められます。また、シルエットも近頃はなかなか見ない程タイトな物が多いので、他ブランドとのスタイリングにも試行錯誤が必要です。

 

ただカチッと自らのスタイルに落とし込めた時の高揚感は唯一無二。

 

他のブランドには目がいかなくなるのも納得の圧倒的カッコよさです。

 

 

“L01”

SAINT LAURENT L01
記事画像

 

メゾンでダブルのライダースジャケットを探す時、避けては通れないのが “モーターサイクルジャケット L01” というモデル。

2013年秋冬に登場したこのアイテムはエディの[サンローラン]を代表するアイテム。

タイトなサイジングにエポーレットやウエストバンドのクラシックで男臭いデティール。

一方でメインファブリックに美しい艶を持つ最高品質のラムレザーを使用することで、無骨過ぎず得も言われない上品さや色気を醸し出しています。

 

同年登場した “L17” との大まかな違いは、ジップの配置やフロントのベルト、サイドに垂れるドローコードの有無。

“L17” の方がデザイン面では凝っていますが、王道にして最高のライダースはやはり “L01” 。シンプルなデザインだからこそ、シルエットや素材の違いが顕著に表れます。

 

SAINT LAURENT L01
記事画像

 

現在の定価が約70万と手を出しにくい価格な事もあり、入社後初めて実物を目にしましたが、すぐに目を奪われました。

他のラグジュアリーブランドに混ざっていても分かる存在感。よく服好きの方が服を見ながらお酒を飲めるといいますが、その気持ちがよく分かりました。

 

現在でも「サンローラン]ではエディ期の代表的アイテムが定番アイテムとして販売されていますが、今後廃盤になるという噂があるので今のうちに押さえておきたいところ。

 

実は現在エディがデザイナーを務める[セリーヌ]でも細かいデティールこそ違うものの、“モーターサイクルジャケット” や “テディジャケット” は販売されています。

しかしながら、やはり[サンローラン]の方がオリジナル感が強く、他にない魅力がありますよね。

 

 

最後に

 

エディのイメージが未だに強いですが、現在のデザイナー、アンソニー・ヴァカレロのクラッシックで色気の漂う[サンローラン]も個人的には大好きです。

歴代の偉大なデザイナーの足跡を背負いながら、「自由・官能・自信・シック」の4つをコンセプトに掲げるヴァカレロのクリエイションにも目が離せません。

 

いかがでしたでしょうか。

今回はエディ・スリマンにフォーカスしてお話をさせていただきましたが、その魅力のほんの一部しか言及出来ていません。お買い取りやお買物をご利用の際には、ぜひみなさまの[サンローラン]に対する熱い思いをお聞かせください。みなさまのご来店、心よりお待ちしております!

 

 

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