[STONE ISLAND]唯一無二。染色テクニック

[STONE ISLAND]唯一無二。染色テクニック

Buyer's VOICE

COLUMN

2024.06.06

みなさま、こんにちは!
今回は、世界中のファッション好きから一目置かれているブランド[ストーンアイランド]の紹介をいたします!

ISHIDA

Profile

ISHIDA

福岡店 / 店長

マルタンマルジェラやヘルムートラング、ストーンアイランドなど、古着やミリタリーから着想を得て新しい価値観を生み出すブランドが好みです。また、最近はキココスタディノフやポストアーカイヴファクションのようなスポーツテイストが入ったブランドも気になります! 洋服以外のお話をさせていただくと、無類のコーヒー好きで毎日豆から挽いて飲んでおります!お買い取りをお持ちいただいた時にはいろんなお話ができたらなと思います。

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    [STONE ISLAND]とは

    STONE ISLAND ロゴ

    [ストーンアイランド]は1982年、イタリアのモデナ郊外にあるラヴァリーノという小さな町で誕生しました。

    ブランドが始まるきっかけは、設立者のマッシモ・オスティが軍用トラックに使用された防水布に可能性を見出したことからです。

    ブランド設立当時、デザイナーであるマッシモ・オスティは、機能性が高い軍の装備や制服のデザイン面を評価して、熱心に取集をしていました。

     

    そんな中、軍用トラックに使用されていた防水布に可能性に着目。ただ、そのままではあまりにも硬すぎたので、長時間軽石ともに洗浄を行ったのです。その結果、絶妙な風合いが感じられるテキスタイルが誕生しました。これがストーンウォッシュと呼ばれる語源です。

     

    ここからブランドが成長を遂げていきます。

    ブランド名のきっかけもストーンウォッシュの「STONE」、海辺で長い年月をかけて腐食したようなノスタルジックな雰囲気を表現するための「ISLAND」から着想を得ています。

    左腕の腕章(コンパスワッペン) 

    コンパスワッペン

    [ストーンアイランド]のほぼ全製品にはコンパスの刺繡がされたワッペンが付属しています。ブランドの象徴ともいえるこのワッペンですが、実はこちらブランドのしっかりとした意味が込められています。

     

    ロゴは、ブランドの基本的な理念である「スポーツウェアの頂点へ」という哲学を由来。

    そしてコンパスデザイン。これは、軍の勲章からインスピレーションを得ており、「海への愛情と永続的な研究にまっすぐに突き進む」という[ストーンアイランド]の持つ志を表しています。ブランドが追及する品質の高さ、革新に対する不断の取り組みを象徴としています。

     

    グリーンエッジ

    ちなみに、1980~1990年代の初期製品には“グリーンエッジ”と呼ばれるワッペンのステッチが緑色の刺繍でデザインされたものがあります。
    二次市場でも出回りが少なく、年々価格高騰しているアーカイブアイテムです。
    一目で分かるものなので、ぜひ探してみてください!

    流行の理由

    [ストーンアイランド]の人気が高まった背景には、サッカー、音楽、そしてストリートウェアとの密接な関係が影響しています。初めて注目を集めたのは1980年代のイギリス。

    ニット

    サッカー大国イギリスのサポーターから生まれたサブカルチャー、「カジュアルズ」がきっかけでした。カジュアルズは、応援するチームのカラーを身に着けることで一体感を示す独自の文化を持っていました。そんな中注目を集めたのが[ストーンアイランド]のコンパスワッペンです。

    同じワッペンがデザインされた洋服を身に纏うことで、仲間意識が顕著になり一体感が増しました。

    カジュアルズが身につけたことにより、ブランドは世界的ブランドへと発展していきます。

    ニット

    音楽シーンでは、元オアシスのリアム・ギャラガーやドレイクなどの着用により幅広い顧客層から注目されるようになりました。

    特に欧米の若者に対して大きく影響を与え、ストリートファッションの定番にまで知名度をあげました。

     

    近年では[シュプリーム]や[ナイキラボ]、[ニューバランス]。先日はメゾンブランドである[ディオール]とのコラボレーションを果たすことで、さらに注目を集めています。

     

    [ストーンアイランド]は新しい技術を用いた画期的なアイテムが多数展開されています。これまでに多くの技術、新たな素材を開発してきました。

    “ガーメントダイ” “ナイロンメタル” “テラステラ” “アイスジャケット” “プリズムシルク”など、普段あまり耳にしないワードですが、これらすべては[ストーンアイランド]が開発した独自の素材やアイテムです。

     

    今回は“ガーメントダイ”と“ナイロンメタル”についてお話しします。

    ガーメントダイ

    ガーメントダイ

    通常、染色は生地が縫製される前の段階で行われます。しかし[ストーンアイランド]は縫製などの工程が全て終わった後に染色が施されます。

    そうすることによって、生地から縫い目までが全て同じ塗料で均一に染められ、製品全体が一貫した色調と風合いを持ちます。

    ガーメントダイ

    また、異なる素材でも均一に染まるので、風合いのある一体感と独特な色合いを楽しむことができます。

    そしてガーメントダイの真骨頂、「経年変化」です。

    着用を重ねていくうちに、スレ、洗濯、摩擦などにより生地が変化していきます。この変化も楽しむことが出来るのが“ガーメントダイ”の魅力です。

    先染めされた洋服とは、違った風合いの経年変化がたまりません。

    ナイロンメタル

    ナイロンメタル

    [ストーンアイランド]独自のテキスタイル研究から誕生し、ナイロン糸とグレーの緯糸&白い経糸の特殊な組み合わせでできた、玉虫色のメタリックな素材が「ナイロンメタル」。

    ナイロンメタルにもガーメントダイが施され、一貫した風合いが特徴的です。

    ナイロンメタル

    そして、ナイロンメタルの一番の魅力と言えば「きめ細やかで独特な光沢感」ではないでしょうか。一度実物を手にした方は感じられていると思いますが、高番手の糸を高密度に織った生地を使用しているため、通常のナイロンとは違う光沢感があります。

    光の種類や角度で、見た目の表情を何通りにも変えてくれます。

    最後に

    記事画像

    時代の流れと共に変化を見せてくれる[ストーンアイランド]。ここ最近では「ゴープコアファッション(アウトドア風味のアイテムを日常着に取り入れるファッション)」の流行に伴い、街中では、[ストーンアイランド]着用されている方も多く見かけます。

    街中ですれ違う他人でも、左腕の「コンパスロゴ」が目に入るだけで仲間認識してしまうのは私だけではないはず(笑)。

    お気に入りの[ストーンアイランド]についてぜひお聞かせください。

    また、お買い取り強化ブランドのひとつでもありますので、着なくなった際はぜひRAGTAGへお持ちください。1点1点丁寧に査定させていただきます。

     

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