
近年ブームのY2Kファッションとは?その意味やZ世代に人気な理由を徹底解説!
WHAT IS__?
近年ブームとなり、よく目に、耳にする「Y2Kファッション」。今さら聞けない?知っているようで知らない、そんな気になるトレンドワードを徹底解説します!
index
Y2Kファッションとはどういうもの?

「Y2Kファッション」とは、2022年ごろからZ世代(1990年代後半〜2000年代に生まれた世代)の女性を中心に火がついた、2000年代に流行したスタイルやアイテムがリバイバルしたファッションを指します。
日本では浜崎あゆみ、海外だとブリトニー・スピアーズやヒルトン姉妹といったセレブリティのスタイルというとイメージしやすいはず。バービー人形の世界を彷彿とさせるようなローライズデニムやキャミソール、ミニスカートなどが象徴的なアイテムです。おなかや脚を出して肌見せしたり、体のラインがはっきりと出るようなタイトなシルエットだったり、いずれもヘルシーでカジュアルなムードが特徴です。
以前の「ノームコア」や「ミニマル」など、装飾や色を抑えたスタイルやビッグシルエットのトレンドとはまた正反対。ポップで解放的な「Y2Kファッション」は、当初は若い女性たちのトレンドでしたが、令和のZ世代ならではのカルチャーの一つとも言える男女問わずの「ギャルマインド」や洋服においても「メンズ」「ウィメンズ」の区別せず自分らしいものを選ぶジェンダーレスな価値観も影響してか、最近では男性の間にも「Y2Kファッション」は広がってきています。
Y2Kファッションの「Y2K」とは?
「Y2K」は「Year 2000 Kilo」の略語。「K」は数字の1000のことで、「2000年」または「2000年代」を表しています。
2000年といえば、20世紀末。コンピュータが2000年を迎えるタイミングで誤作動を起こすという「2000年問題」や、来たる21世紀という近未来的な響きにワクワクしたのを覚えている方も多いのでは?
つい最近のような気もしますが、2000年生まれももう20代半ばという立派な大人になっている年月です。2000年を通った方には懐かしく、トレンドに敏感な若い世代には新鮮なカルチャーがそこにはあったのです。
Y2Kファッションが広まった背景

「Y2Kファッション」ブームに大きく影響を与えたと考えられるのは2つ。
まずは様々なブランドが2000年代のトレンドを踏襲するようなデザインを発表したことです。特に衝撃的かつ影響力が大きかったのは、[ミュウミュウ]が2022年春夏コレクションで提案したクロップドのトップスとローライズのボトムスによる大胆な肌見せスタイル。[ミュウミュウ]は2020年に[プラダ]にラフ・シモンズが加わったこともあり、ミウッチャ・プラダが[ミュウミュウ]に独自のクリエイションを集中しやすくなったことや、スタイリストのロッタ・ヴォルコヴァが手がける、エッジの効いた広告ヴィジュアル広告ヴィジュアルやショーのスタイリングにより、ウィメンズモードを牽引する存在となっています。
また、K-POPが世界的に流行しており、若いスターたちがアンバサダーとしてランウェイに招待され広告に出演し、ステージ衣装でも積極的に着用しています。その中でも、独自のスタイルで新しいジャンルを切り開くガールズグループ「ニュージーンズ」は、専属スタイリストチョン・ユミにより、ハイブランドだけでなく[マリーンセル]や[キココスタディフ]のような気鋭のブランド、90〜2000年代の青文字ファッションを彷彿とさせる[ヒステリックグラマー]や[アベイシングエイプ]などを着用し、ファッションアイコンとしても注目されています。近年のブランドのデザイナー交代により、[ディーゼル]や[クレージュ]なども「Y2Kファッション]の定番ブランドになっています。
Y2Kファッションに取り入れられているアイテム
象徴的なアイテムをいくつかご紹介します。
- ・ローライズボトムス
- ・クロップド・コンパクトトップス
- ・ミニスカート
- ・カーゴパンツ
- ・厚底シューズ
- ・オーバルのサングラス
- ・アームウォーマー
- etc…
“ローライズボトムス”

股上の浅いボトムスのこと。ファスナーの付け根からウエストまでの長さで、一般的には23cm以下のものを指します。
2000年代当時はピタッとタイトなトップスにローライズデニムを合わせるのがトレンドでしたが、同じくメンズモードの世界でも2000年代前半にはエディ・スリマンが[ディオールオム]でローライズデニムを流行させました。
近年の[ミュウミュウ]などでは、デニムだけでなく、スラックスやプリーツスカートなどでもローライズを提案しており、ウエストから下着を見せるという衝撃的なスタイルを打ち出しました。
“クロップドトップス”

ローライズボトムスとセットで着られることも多い、おへそが出るようなトップスやピタピタのタイトシルエットのトップスは、一枚で「Y2K」気分を味わえるアイテム。コレクションルック以外でも、K-POPなどの若いアーティストが鍛えて引き締まったウエストを堂々と披露していますよね。街で見かけるトップスにも短い丈が増えました。
大胆におへそが出るほどの短さではなくても、ベルトループにかかるくらいのクロップド丈も流行し、幅広い世代に取り入れられています。
“ミニスカート”

ここ数年はマキシ丈に近いようなロングスカートのトレンドが続いていましたが、膝上のミニスカートが見事復活。秋冬にはロングブーツと合わせるというのは過去とあまり変化はないものの、今の「Y2Kファッション」を体現するなら、スラックスを下に重ねたり、レーシーなハイソックスやタイツにスニーカーやミュールを合わせるのがおすすめです。
“カーゴパンツ”

無骨なワーク・ミリタリーではなく、ダンサーが履いていそうなダボっとルーズなボリュームのあるカーゴパンツにタイトなトップスを合わせればすぐにも「Y2K」らしい着こなしに。普段フェミニンなスタイルがお好きな方にはサテンなど光沢感のある生地や白、ピンクなどカーキ以外のカラーが人気です。
“厚底シューズ”

ボリュームのあるボトムスやミニスカートとバランスがいいのは、やはり厚底シューズ。前側にも厚みがあるプラットフォームタイプは安定感も抜群で、数多くのブランドからリリースされています。
スニーカーやショートブーツなどでも従来は薄めのソールで出しているモデルを厚底バージョンにアレンジアレンジしたものも人気です。
Y2Kファッションの魅力
「Y2Kファッション」に魅了される理由は、世代によって異なると考えられます。
Z世代にとっては憧れのスターのスタイルに近づきたいというのも一つにはあるでしょう。しかしそのもっと深いところにはポジティブなオーラと懐かしさが新鮮で、自由に自分らしさを楽しみたいという想いがあるとも言われています。コロナ禍の閉塞感からの解放感を存分に感じられるデザインが「Y2Kファッション」にはあります。
一方、大人世代にとっては記憶に新しく、懐かしさを今にアップデートしているからではないでしょうか。実際に着ていたようなもの、または憧れがあったものを大人になった今のスタイルにもなじむようなアイテムになっています。
20年を経たY2Kファッションの変化

「Y2Kファッション」は2000年当時のスタイルをそのまま2020年代に持ってきているかというと、そうではありません。2000年ごろは雑誌やテレビで見るLAセレブがお手本でしたが、今の「Y2Kファッション」はSNSの発達により、韓国や中国のトレンドや平成ノスタルジーなど様々なカルチャーがミックスされており、ジェンダーレスに発展しています。
また、Z世代は買い物をするにも新品にこだわらず古着を柔軟に取り入れるので、2000年代に流行していたブランドアイテムもリユースショップやフリマアプリなどを活用し、懐かしいアイテムと最新のトレンドをミックスするスタイルも多く見られます。ブランド側も懐かしいアイテムを復刻することも多々あり、当時と今とのアップデートを比べてみるのも面白いかもしれません。
Y2Kファッションのアイテムを探すならRAGTAGで
リユースのセレクトショップRAGTAGでは、青春時代に流行っていたブランドから、最新のブランド、トレンドアイテムまで豊富に取り揃えています。オンラインショップでも毎日2000点以上入荷しており、気になるブランドや条件でお気に入り登録をすれば入荷連絡もアプリの通知やメールでお知らせしていますので、ぜひチェックしてみてください。
■RAGTAG OnlineでY2Kアイテムを探す
⇒RAGTAG Online 商品検索ページ
■RAGTAGスタッフのY2Kスタイルを見る
⇒ STAFF STYLING
■お買い取りについて詳しく知る
⇒ RAGTAG お買い取りサイト
まとめ
2000年代に流行したアイテムやスタイルをリバイバルした「Y2Kファッション」。
懐かしさと新しさが共存し、Z世代を中心に加速した加速したこのトレンドは、2000年代そのままではなく様々なカルチャーをミックスしてアップデートされており、男女問わず注目されています。
懐かしいブランドも再び脚光を浴び、RAGTAGの店頭やオンラインショップでもお探しいただけますので、気になる方はぜひRAGTAGで「Y2Kファッション」に挑戦してみてはいかがでしょうか。