［ルイヴィトン］ は1954年にルイ・ヴィトンが創業した当時に掲げた「旅の真髄」の精神がベースになっています。

［ルイヴィトン］のバッグを持つ女性をトータルでスタイリングするというウィメンズラインの表現をしているので、バッグが中心としてデザインされています。

メンズのデザイナーはヴァージル・アブローからファレル・ウィリアムスに変わったというニュースは記憶に新しいと思いますが、ウィメンズのデザイナーは16年間務めたマーク・ジェイコブスという印象が強く残っている方も多いのではないでしょうか。

もう変わってから10年以上ニコラ・ジェスキエールが担っているので、二次市場で見かける［ルイヴィトン］のお洋服も大部分がニコラ・ジェスキエールのデザインとなっております。

［ルイヴィトン］の洋服達が素晴らしく華やかなイメージはもちろんあるのですが、どうしてここまでニコラ・ジェスキエールが支持されているのかを探って行きたいと思います。

前任のマーク・ジェイコブスの作るガーリーな女性をイメージした世界観とはまた違う、長年築き上げた歴史と今の時代のさらに先をいく、近未来的な要素をバランス良く取り入れたコレクションが得意なニコラ・ジェスキエールですが、この近未来的な部分というのが、現代アートを取り入れたり、さまざまなアーティストとのコラボレーションです。

山本寛斎や草間彌生とのコラボレーションが記憶に残っている方も多いのではないでしょうか。

さらに、NFTで活躍するデジタルアーティストや、日本のゲームのファイナルファンタジーのキャラクターを広告に起用するなど、多岐にわたるカルチャーを取り入れています。

クラシックを中心に現代アートやサブカルチャーをバランス良く取り入れるデザインが、二コラ・ジェスキエールが描く［ルイヴィトン］の魅力です。

例えば、こちらは両腕に大きなファスナーが転写プリントされたカーディガン。

2023年シーズンでは、「フランスの魅力は、トロンプ・ルイユ（だまし絵）のようなものです」と［ルイヴィトン］のショーノートにあるように、「錯視」を利用したアイテムが多く発表されました。
こちらにも遊び心溢れるモダンなひねりを効かせて、再解釈されています。

トロンプ・ルイユ（だまし絵）風のプリントも大胆にありながら、フロントのアンカーボタンがクラシックな印象をプラス。いい塩梅のデザインとなっていますね。

こちらも大きなチェーンがプリントされた、コットンジャージーワンピースです。1920年代のアールデコを思わせるグラマラスな要素（ゆったりで直線的なシルエット）と、近未来的なデザインを融合させながら、新たなフレンチスタイルを再定義したようなアイテムです。

袖には、モノグラムキャンバスラベルが［ルイヴィトン］を象徴します。

このほかにも、バッグのネームタグを大きくしたものや、チェーン部分を巨大化してクラッチバッグにしたデザインなど、遊び心に溢れるアイテムがたくさん発表されました。

いかがでしたでしょうか。

ニコラ・ジェスキエールは［ルイヴィトン］が創業当時から軸とする「旅の真髄」を受け継ぎつつも、現代アートやサブカルチャーとのコラボレーションを通じて近未来的な要素をウィメンズコレクションに組み込み、新たな世界観を確立しました。その結果、伝統の中に遊び心のあるユニークなデザインで多くの女性を楽しませ、支持を集めています。

得意とするトロンプ・ルイユ（だまし絵）を使用したコレクションは、見ていて胸が高まるものばかりです。ぜひチェックしてみてください。

世界的ラグジュアリーブランドの代表格［ルイヴィトン］。洋服からバッグまでコンディション問わず幅広く、常にお買い取りを強化中です。ぜひお持ち込みください。

［ルイヴィトン］のアイテムをオンラインショップで見る

［ルイヴィトン］のお買い取り強化情報を見る