[N.HOOLYWOOD]時代が変わっても長く愛せる、作り手の想い(前編)

[N.HOOLYWOOD]時代が変わっても長く愛せる、作り手の想い(前編)

Buyer's VOICE

COLUMN

2024.07.16

こんにちは、渋谷店バイヤーの馬嶋です。
今回は、私が昔から長く愛用させていただいているブランド[エヌハリウッド]をご紹介します。
2回に分けて[エヌハリウッド]の魅力についてお伝えします。まず前編となる今回は[エヌハリウッド]の成り立ちと、コレクションラインと人気ブランドとのコラボレーションアイテムのご紹介です。

MAJIMA

Profile

MAJIMA

渋谷店 / バイヤー

アメリカ古着の文化に触れ、ブランド古着にも興味を持ち、入社。入社後は様々なブランドに接してきました。古着好きで、古いものの価値を大切にしています。N.HOOLYWOOD、Maison Margielaなどを長く着用しています。 「お客様に寄り添った対応」がモットーです。 自分も楽しみながら、その店、その人に対応してもらいたいというお客様をふやせるように接客いたします。是非一度ご来店ください。

[エヌハリウッド]とは

タグ

2000年に、デザイナーである尾花大輔が「MISTER HOLLYWOOD(ミスターハリウッド)」を設立。

 

2002年春夏より[エヌハリウッド]をスタートしました。
ミスターハリウッドは現在会社名及び店舗名で、[エヌハリウッド]がブランド名です。

 

元々古着店出身のデザイナーの尾花大輔が古着服のディテールに新たなコンセプトや価値観を加え、全く新たな服を表現するブランドです。

過去にあったこと、もしくは今ある古いものにフォーカスを当て、新しい価値観を導きだすことを念頭に置いて創作。四季を通じて着ることができる必要最低限の外出着としての定番アイテムを提案しています。

 

古着をベースとした服作り、シルエットと着心地にもこだわりを持っており、ミリタリーもブランドのルーツとなっています。

タグに込められる想い

タグ

ブランドタグによってライン、コンセプトをわけているのも特徴の一つです。

 

・コレクションライン
シーズン毎に打ち出されるコンセプトに沿ったコレクション用のライン。タグが白い。

 

・コンパイルライン

コレクションとは対照的に、コンセプトに囚われず洋服の要素をスーツ等様々な形に落とし込んでいる。「フォーマル、ドレスウエアの在り方をコンテンポラリーに編集する」をコンセプトに掲げ、カジュアルスタイルをドレスアップ、フォーマルスタイルをドレスダウンさせるなど、幅広い着こなしを提案するドレスライン。タグが黒い。

 

・アンダーサミットウェアライン

アウターとしても着用できるアンダーウェアのライン。「UNDER SUMMIT WEAR(アンダー サミット ウェア)=肌着の中の頂き」という言葉通り、シルエット、着心地、耐久性を絶妙なバランスで追求している。

 

・テストプロダクトエクスチェンジサービスライン(N.H.TPES)

過去や現行の軍モノに着目。「軍の正式採用に発展していくためのテストプロダクト」というコンセプトで独自に再構築し、製作を続けるライン。

 

前編は、コレクションライン。
後編は、テストプロダクトエクスチェンジサービスラインのそれぞれで人気の高いコラボレーションアイテムについて解説いたします。

 

老舗ブランドとの共存

記事画像

毎シーズン様々な老舗ブランドとのコラボレーションアイテムが発表されます。[エヌハリウッド]の日常着としての実用性が加えられたデザインが魅力です。

コレクションライン(白タグ)とのコラボレーションアイテムの発表は、毎シーズンの私の楽しみでもあります。

 

記事画像

有名どころだと下記のブランドとコラボレーションしています。

・[リーバイス]
・[リー]
・[ラングラー]
・[チャンピオン]等。

 

数あるコラボの中でも、私が長く愛用している理由でブランドの魅力の一つでもある、老舗ブランドとのコラボレーションアイテムについてお話しさせていただきます。

 

[リーバイス]“646”

POTTERY DRESS

1873年に世界で初めて「ジーンズ」を誕生させたデニムのパイオニアメーカー。

 

[エヌハリウッド]が[リーバイス]の定番と位置づけているモデルが’リーバイスの “517” と “646”

当時は旗艦店限定で定期的に発売はしていましたが、販売数は少なく、すぐに完売するアイテムでした。

 

こちらは “646” というモデルで、穿くサイズを選び次第で様々なスタイルが楽しめるジーンズです。

 

 

POTTERY DRESS

 

既存の “646” がオレンジステッチであるのに対し、コラボ仕様では、ライトグレーに色を替え、[リーバイス]の赤タブもあえて切っています(のちにオレンジタブで残す)。ヒップポケットに付いたネームタグがブランドの証です。

 

[ラングラー]“ランチャー”

ラングラー

1960年代にカウボーイ向けのドレスアップジーンズとしてリリースされた “ランチャー”。

20年以上に渡って続いているコラボレーションで、こちらは膝から裾にかけての緩やかなフレアなラインが特徴です。

 

様々なスタイルにマッチしオリジナルモデルにはない美しいシルエットと穿き心地を両立しています。

ラングラー

バックポケットは古着の表情を表現するため、あえて革ラベルを取り外し、ラベル跡は残しつつ、[エヌハリウッド]のアイコンであるブランドネームを取り付けてコラボならではの仕様にしています。

 

私は[リーバイス]、[ラングラー]とのコラボレーションアイテムが発売する度に購入しています。

 

 

[ラングラー]‟ボアランチコート“

記事画像

こちらは2004年秋冬シーズンに展開されてから人気モデルの “ボアランチコート”。

 

[エヌハリウッド]がお好きな方ならご存知の方も多いですが、木村拓哉が着用していたことで、発売当初は、プレ値が付くほど人気がありました。

記事画像

ブランドタグが染色で染まっているのが特徴です。無骨な感じが[ラングラー]とのコラボレーションらしい逸品です。

最後に

CFCL

前編では、主にコレクションラインのコラボレーションアイテムにて紹介させていただきました。

どのアイテムも作り手のこだわりが感じられ、時代が変わっても長く愛用できるものばかりです。

一見シンプルで、ビジュアルはまさに定番、汎用性の高いデザインですが、シンプルの中には計算されたこだわりがたくさん詰まっています。

 

経年変化も楽しめ、愛着を持てるものが、私がファッションを選択する基準です。

みなさんも一度手に取って、良さを感じていただきたいです。

 

近日中に後編も投稿いたしますので、ぜひご覧になってください。

 

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