［リックオウエンス］はフランスのブランドです。デザイナーのリック・オウエンス（リチャード・サトゥルニーノ・オウエンス）は、アメリカの出身であり、ロサンゼルスの学校でパターンを学びました。1997年に自身の名を冠したブランドを立ち上げ、ブランドの成長と共に拠点を移し、最終的にはフランスにて現在制作が行われています。

近年、若者を中心に今まで以上にファッションラバーに愛されるようになった［リックオウエンス］ですが、日本に直営店が出来たのは2009年。場所は青山でした。

［リックオウエンス］の一番の魅力は、ずばりどこにも無い退廃的な雰囲気です。極端に長いパンツの裾や、メンズでも珍しいヒールが高いブーツなど、どれをとっても初めて見るデザインばかり。唯一無二のデザインが世界中の人を魅了し続けています。

また、モノトーンスタイルをモードストリートに落とし込んだ所も一つの魅力でしょう。ストリートファッションと言えばスケーターテイストを筆頭に派手なイメージが強いですが、［リックオウエンス］は主にモノトーン色でアイテムが構成され、どこにもないデザインで新時代のストリートファッションを作り出したのです。ダークな雰囲気漂う黒と白を、モードだけではなくモードストリートに落とし込んだのは当時どれだけ衝撃だったのかは想像もつきません。

そんな［リックオウエンス］の定番アイテムと言えば、股上の深いサルエルパンツや独特な形の多いシューズ類をみなさま想像するかと思いますが、今回は、近年特に人気を博している人気の型を2つご紹介いたします。

まず最初に“カーゴベラ”。極端な程に長く、ワイドなシルエットは近年のトレンドにも合っていて、今やブランドを代表するアイテムの一つになりました。長すぎるので裾を踏んでしまうことは必須ですが、裾をボロボロにすればするほどかっこいいというのがブランドマニアの中では共通認識となっています。

ハードなアイテムのように聞こえますが、形がスタイリッシュでスタイルもよく見えやすく、合わせるアイテムも案外選びません。その中でもブーツと合わせて裾を溜めるのが、［リックオウエンス］らしいスタイルとして有名です。

次に“アウターシャツ”。その名の通り、羽織着としても着ていただける万能かつ定番アイテム。こちらはコットン素材がメインですが、モデルによってはウール素材がメインのものもあります。コットンなら通年、ウールメインなら春秋冬に特化して使い勝手のいいアイテムになりそうです。

もう一つ特徴的なのが、実はバックについているバンドで肩掛けできます。こちらも他には無いディテールですよね。ワークウェアのようでありながらどこにも無い。独特の浮遊感が非常にクール。こちらがワードローブの一つであったらどれだけ素敵でしょう。

最後にちょっとした豆知識です。［リックオウエンス］にはベージュのような色の「パール」という色がございます。こちら実はデザイナー自身が黒の次に大事にしている色なんだそうです。ダークな雰囲気のブランドですが、こういった落ち着いた色使いも［リックオウエンス］の魅力の一つかもしれません。

いかがでしたでしょうか。今回はブランドの魅力と近年の人気定番アイテム2つをご紹介いたしました。当たり前を当たり前だと思わない方に、ぜひ一度袖を通していただきたいブランドです。

また、［リックオウエンス］は二次市場でも人気が高いブランドですので、お買い取りも強化しております。ぜひ、一度ご相談ください。

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