[THOM BROWN]最先端のアメトラスタイル

[THOM BROWN]最先端のアメトラスタイル

Buyer's VOICE

COLUMN

2024.12.02

みなさまこんにちは。心斎橋店店長のYOSHIOKAです。
今回は、古きよきアメリカントラッドを現代風に再解釈し、多くのファッション好きを魅了した[トムブラウン]について、その魅力と歴史を紹介します。

YOSHIOKA

Profile

YOSHIOKA

心斎橋店 / 店長

RAGTAG一筋20年。モードブランドからストリートブランドまで幅広いテイストが大好きです。自身のスタイリングはアメリカンカジュアルに落ち着きましたが、素材や縫製、生産背景にこだわった職人気質の高い世界中のクラシックブランドの魅力を改めて研究中です。

index

    [THOM BROWN]とは

    THOM BROWN

    [トムブラウン]はアメリカ・ニューヨークにて2001年にアメリカ人デザイナー、トム・ブラウンによって設立されたアメリカブランドです。ブランドのロゴマーク的な位置付けと言える、ブランドのアイコンカラーがフランスを彷彿させる、赤白青のトリコロールカラーであるため、アメリカブランドであることが意外に感じられる方もいるかもしれません。デザイナーのトム・ブラウンによるとトリコロールカラーは星条旗を表現しているそうです。

     

     

    トリコロールタグ

    トム・ブラウンは、大学では経営学を学び、ロサンゼルスで俳優業をこなしたり、[ジョルジオアルマーニ]の販売員を務めたり、[ラルフローレン]のクラブモナコ(子会社ブランド)でデザイナーとして経験を積んだりと、ファッションデザイナーとしては珍しい経歴の持ち主です。

     

    アメリカ育ちでアメリカのカルチャー好きの一人の若者が自身の名前を冠して立ち上げたブランドは、まさにデザイナー本人がアメリカで生まれ育って経験してきたファッションそのものがギュっと詰まったものです。[トムブラウン]は、そんな純度100%のアメリカブランドなんです。

    一貫したアメリカントラディショナル

    ジャケット

    ブランドがスタートとしてから、一貫して同デザイナーが提唱するスタイルは「アメリカントラディショナル」です。1950年代から1960年代にかけてのアメリカの黄金時代と言える時期のファッションスタイルを軸にしたスタイリングは、多くのコレクションブランド内において唯一無二の輝きがありました。

     

    そしてヴィンテージやアメリカブランド好きの私の心を鷲掴みにしたのが、今から15年ほど前ですが、その時からデザイナーをはじめ、ブランドの世界観もほぼ変わらず愛されている[トムブラウン]の真の魅力について個人的見解を交えて少し深掘りしていきます。

    アイビースタイルを再解釈

    シャツ

    [トムブラウン]のデザインの魅力はなんと言ってもアメリカントラディショナルスタイルをベースにしていること、というのは冒頭でお話ししました。[トムブラウン]の作品の魅力はアメトラの中でも「アイビースタイル」を新しい解釈で再現したデザインにあります。アイビーとは1950年代にアメリカの8つの有名私立大学(ハーバード、ブラウン、プリンストン、ダートマス、イェール、コーネル、ペンシルベニア、コロンビア)の総称であるアイビーリーグ内の学生達に愛されたスタイルに由来します。

     

     

    #8176

    代表的なアイテムには3つボタンのブレザー、ボタンダウンシャツ、ラガーシャツ、チノパン、コインローファーなどがあります。ハーバード大学を卒業したJ・F・ケネディのブレザースタイルがアイビールックの流行ったきっかけとも言われていますが、[トムブラウン]をきっかけにアイビールックを知った人も多いのではないかと思うほど。

     

    [トムブラウン]のデザインの中心にクラシックなブレザージャケット、その下に合わせるボタンダウンシャツがあり、毎シーズン発表されています。

    [THOM BROWN]を着用した芸能人

    ニット

    私も[トムブラウン]に魅了された服好きの1人なのですが、アイビースタイルなどに興味が全く無かった当時の服好きにも注目されたもう一つの魅力が、[トムブラウン]を愛用した有名人の存在です。

     

    特に当時のKPOPを代表するアーティストBIGBANGのG-DRAGONことクォン・ジヨンが「CRAYON(クレヨン)」という楽曲のミュージックビデオで2012年のランウェイで使用されたコレクションピースをそのまま衣装にしていたり、プライベートでも全身[トムブラウン]に身を包みパリコレでパパラッチされたりとファッショントレンドに与えた影響はとても大きかったと思います。

     

     

    ニット

    [トムブラウン]の服は全てクラシックなアイテムが中心ですが、色目や柄は毎シーズン度肝を抜かれる奇抜なものがあります。[ジバンシー]や[サンローラン]をはじめ[クロムハーツ]や[オフホワイト](パイレックスビジョン)などG-DRAGONのファッションスタイルから注目が集まった多くのブランドが他にもありますが、個人的には[トムブラウン]の着こなしが1番クールだったと思っています。(YouTubeでぜひMV:CRAYON、ONE OF A KINDなどを見てください!)

    こだわる物づくり

    タグ

    アイテムごとに製造国を分ける物づくりも[トムブラウン]の特徴です。例えばジャケットはデザイナー自身が信頼を寄せる日本製にこだわっています。アイデンティティであるボタンダウンシャツはアメリカ製、ジャケットの下に合わせるクラシックなウールカーディガンはアイルランド製など。アメリカ黄金期の物づくり文化を知っているデザイナーだからこそのこだわりなのかもしれません。

     

    ファッションを一過性なモノととらえず、長く愛せる1つのモノと考えることは私も強く共感しますし、RAGTAGで扱う多くの「いいもの」の条件でもあります。[トムブラウン]の洋服は時代を超えて長く愛される魅力の詰まったブランドです。

     

    この先何十年たってもヴィンテージとして愛される価値のあるアイテムがRAGTAGにはたくさんあります。ぜひ実際に手に取ってご覧いただきたいです。また、お買い取りも強化中です。過去のコレクションアイテムから、最新モデルまで大歓迎ですので、ぜひ一度ご相談ください。

     

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