[NUMBER (N)INE]の歴史とアーカイブアイテム

[NUMBER (N)INE]の歴史とアーカイブアイテム

Buyer's VOICE

COLUMN

2025.02.13

みなさまこんにちは。渋谷店のMAJIMAです。
今回は、近年アーカイブ人気で注目されている、[ナンバーナイン]についてお話しさせていただきます。

MAJIMA

Profile

MAJIMA

渋谷店 / バイヤー

アメリカ古着の文化に触れ、ブランド古着にも興味を持ち、入社。入社後は様々なブランドに接してきました。古着好きで、古いものの価値を大切にしています。N.HOOLYWOOD、Maison Margielaなどを長く着用しています。 「お客様に寄り添った対応」がモットーです。 自分も楽しみながら、その店、その人に対応してもらいたいというお客様をふやせるように接客いたします。是非一度ご来店ください。

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    [NUMBER (N)INE]とは

    NUMBER (N)INE タグ

    [ナンバーナイン]は1996年にデザイナーである宮下貴裕が創立した日本のファッションブランドです。創立者の宮下貴裕は1973年、東京に生まれ、セレクトショップ「ネペンテス」で働く傍ら、独学で服作りを学びました。その後、独立して有限会社クークスを立ち上げ[ナンバーナイン]を発表しています。

     

    [ナンバーナイン]の作品は音楽にインスピレーションを受けたものが多いのが特徴です。ブランド名の[ナンバーナイン]もビートルズが1968年に発表したアルバムのなかの一曲、Revolution 9(レボリューションナイン)から取られています。

     

     

    NUMBER (N)INE ニット

    Knit : NUMBER (N)INE / Size : 4(L位)/ ¥22,800(inc.tax)

     

    ブランドのデザインはロックミュージックやストリートファッションの影響を強く受けており、ビートルズやニルヴァーナといった音楽からのインスピレーションが随所に見られます。ミリタリージャケットやデストロイデニムなど、ロックのエッセンスを感じさせるアイテムが多く揃っており、その個性的なスタイルで多くのファッション愛好者を魅了し、私もその一人でした。

    [NUMBER (N)INE]の歴史

    NUMBER (N)INE シャツ

     

    [ナンバーナイン]は1997年に表参道に旗艦店をオープンし、後に恵比寿に移転しています。その後2000年から東京コレクションに参加し、2004年からはパリコレクションに参加しています。 また2003年には日本の枠を超え、ニューヨークにも直営店をオープンし、活躍の場を広げています。2006年には新宿伊勢丹メンズ館のなかにもインショップをオープンさせています。

     

    2007年以降は、ウィメンズラインをはじめ、新ラインも続けて発表していきました。 そのような中、2009年に宮下貴裕はブランドの解散を発表。その理由として、[ナンバーナイン]で出来ることをやりつくしたと感じたことが挙げられます。この時あえて「解散」という言葉を用いたのは、[ナンバーナイン]というブランドをロックバンドに見立ててのことでした。

     

     

    NUMBER (N)INE シャツ

    Shirt : NUMBER (N)INE / Size : 2(S位)/ ¥22,800(inc.tax)

     

    [ナンバーナイン]のブランド自体は、一旦解散を発表していますが、翌2010年からは、有限会社クークスが、経営陣やデザイナーを新たに迎え、[ナンバーナイン]の商標を用いて販売を行い、新体制でのブランド継続を発表しました。同年、宮下貴裕自身は新たな挑戦を求めて、[ナンバーナイン]とは別のオリジナルブランド[タカヒロミヤシタ ザ ソロイスト]を立ち上げました​。

     

    現在の[ナンバーナイン]では、新体制のもと、新しいデザインの発表や過去のアイテムの復刻が行われています。商品の取り扱いについては、フラッグショップは作らずに、セレクトショップやオンラインショップでの販売を中心に展開しています。

    アーカイブの高騰

    ここ数年、ブランドのアーカイブ人気もあり、ブランドの再評価がなされ、[ナンバーナイン]もニ次市場で2000年代前半のアイテムに高値がついています。

     

    タグ

    1990年代の初期の洋服には青タグが採用され、1990~2000年前半はシルバータグと呼ばれるそれぞれの色が付いたタグがございます。また、宮下貴裕が在籍していた時期の2000年代は、筆記体でブランド名と宮下貴裕の名前が記載され、2009年以降(現行品)のものには、タグの下部にブランドネームが記載されています。

     

     

    タグ

     

    それでは、私も着ていた2000年代前半のアイテムをご紹介いたします。コレクション毎に人気の代表作が多くあります。

    2003年秋冬「カート期」

    2003年秋冬「カート期」カーディガン

    Knit : NUMBER (N)INE / Size : 2(S位)/ ¥25,600(inc.tax)

     

    「カート期」は、ニルヴァーナのカート・コバーンをモチーフにしたコレクションです。ダメージデニムや、パジャマシャツ、モヘアニットなど生前の彼を思い出すようなアイテムが展開されました。当時のルックでは、ベロアジャケットやファーコートなど上品なアイテムと組み合わせることで、[ナンバーナイン]独自のグランジスタイルを再解釈しました。

     

     

     

    2003年秋冬「カート期」カーディガン

    こちらが「カート期」のモヘアカーディガンです。グランジらしい色味で、カート・コバーンを連想させる素晴らしいアイテム。ネルシャツにデニムを合わせてみたくなる一着です。1960年代のヴィンテージモヘアニットの価格が高騰しているため、こちらのカーディガンも今後歴史に残る逸品になると思います。

    NUMBER (N)INE Tシャツ

     NUMBER (N)INE × ROMP COMMUNICATE DESIGN / Size : 2(S位)/ ¥13,800(inc.tax)

     

    他にも、2001年春夏「TIME MIGRATION期」のミルク&クッキーTシャツや、2001年秋冬「STANDARD期」のグランジデニムパンツ、[ナンバーナイン × ランプコミュニケートデザイン]のコラボTシャツも個人的に好きなアイテムです。

    [NUMBER (N)INE]のお買い物、お買い取りはRAGTAGへ!

    集合写真

    [ナンバーナイン]は、創業から20年以上経った現在でも、時代に合わせた進化を続けています。トレンドを取り入れながらも、ブランド独自のスタイルを失わず、維持し続けることで、現代のファッションシーンにおいてもその存在感を失うことなく、引き続き注目されています。みなさんもぜひ堪能してください。

     

    [ナンバーナイン]のアイテムをオンラインショップで見る

     

     

    また、RAGTAGでは[ナンバーナイン]のお買い取りを強化しています。2000年代前半のアイテムは特に力を入れていますので、出番が減ったアイテムがありましたら、ぜひご相談ください。もちろん現行品も大歓迎です。事前に金額が分かるLINE査定もありますので、ぜひご利用ください。

     

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