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[UNDERCOVER]ジョニオも愛用した不朽の名作
Buyer's VOICE
みなさまこんにちは。rt銀座店のKITAYAMAです。
今回は、[アンダーカバー]についてのお話です。自分はデザイナーの高橋盾(以下:ジョニオ)と年齢が近く、ブランドデビュー当時の1989年から1990年代後半まで、裏原の「NOWHERE」に通い詰めてファッションの影響を強く受けた思い出があります。その中でも強烈に印象に残っているアイテムを紹介していきたいと思います。

Profile
KITAYAMA
銀座店 / バイヤー
ブランドやデザインの持つバックボーンにとても興味があり、ジャンルを問わずミックスしたスタイリングを楽しんでいます。お客様ともブランドやデザイン、そしてお客様自身のバックボーンについてお話しできることを楽しみにしています。
- 過去の執筆記事
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“09203 ライダースジャケット”

“09203 ライダースジャケット” / Size : 3(L位)/ ¥149,100(inc.tax)
初期の[アンダーカバー]の中でも必ず出てくるライダースジャケットです。ジョニオ本人も[ルイスレザー]のターゴイズブルーを愛用していたこともあり話題になりました。

ジョニオは「セックスピストルズ」からとても影響を受けており、自身も「東京セックスピストルズ」という名前でバンドをやっていたほどでした。その「セックスピストルズ」のジョニー・ロットンことジョン・ライドンもターゴイズブルーのアイテムを好んで着用していたので、その影響を強く感じることの出来るアイテムです。

“30周年記念レザーダウンジャケット”

“30周年記念レザーダウンジャケット” / Size : 4(XL位)/ ¥98,500(inc.tax)
こちらのレザーダウンジャケットもジョニオが好んで着用し、何度も再販されている名作です。1998年秋冬のエクスチェンジ期を彷彿とさせる構築的なデザインが人気の理由です。

ちなみに、エクスチェンジ期のシーズンは服の襟や袖、裾、身頃といった各パーツを分解し、ファスナーで組み合わせるデザインで、パーツを異なる色や素材のものに交換したり、他のアイテム間で組み合わせたりすると、着る人が個々にカスタマイズできる画期的な提案がとても人気でした。
2024年秋冬 “TWIN PEAKS JACKET”

2024年秋冬 “TWIN PEAKS JACKET”/ Size : 2(M位)/ ¥103,000(inc.tax)
最後は、昨シーズン発表された “ツイン ピークス ジャケット”。初期の雰囲気と1990年代を強く感じることの出来るアイテムで、「TWIN PEAKS」に関連したプリントが至る所に施されていて、ファンにはたまらない逸品です。


「TWIN PEAKS」といえば、1990年から91年に放送され、脚本と監督を故デイヴィッド・リンチが手掛けた、カルト的テレビドラマで話題でした。自分も当時リアルタイムで見ていたのですが、強烈なストーリーはもちろん登場人物のファッションにもとても影響を受けたのを覚えています。バンドTシャツのように自身が影響を受けたものを洋服にコラージュするデザインに、90年代的なアプローチを感じることが出来ます。
[UNDERCOVER]のお買い物、お買い取りはRAGTAGへ!

今回は代表的なアイテムのほんの一部ですが[アンダーカバー]の魅力を紹介させていただきました。音楽を中心に様々なカルチャーからの影響や、近年では様々なブランドコラボレーションも話題になっているので、ぜひチェックしてみてください。
また、[アンダーカバー]のお買い取りも強化しています。アーカイブから現行品まで大募集しています。RAGTAGにはアーカイブに詳しいバイヤーを多数在籍していますので、ぜひご指名、ご来店お待ちしております。
それでは、[アンダーカバー]の精神でもあるメッセージで終わらせていただきます。
「WE MAKE NOISE NOT CLOTHES(俺たちは服ではなく狂騒を作っているだけ)」