［ダブレット］は、日本人デザイナー、井野将之が2012年に立ち上げたブランドです。「日常に違和感を」というコンセプトのもと、ベーシックなアイテムにユーモアや驚きのエッセンスを加えたデザインが魅力です。

日常の中に潜む非日常性を引き出すかのようなギミックや、見る人の心に引っかかる仕掛けが随所に施されており、まさに「会話の生まれる服作り」です。

2018年には世界的なデザイナーの登竜門、LVMHプライズでグランプリを獲得し、一躍世界的なブランドへとなりました。特に強いコンセプトを持ったシーズンピースやギミックの効いたデザインは、リリース当初から注目度が高く、完売後は定価以上で取引されることも珍しくありません。着る人の感性を強く問うプロダクトでありながら、素材使いや縫製といった技術面でも非常に丁寧で、多くのファッションラバーから長く愛されています。

そんな［ダブレット］の中でも、特に「らしさ」が詰まった3アイテムをピックアップしました。

“SHIBORI” ポップコーントップス  / Size : ONE / ¥25,600（inc.tax）

全体にシボ加工を施し、立体的なテクスチャを生んだポップコーンニットトップス。一見するとインパクト抜群なデザインですが、近づいてみるとその緻密さと素材感に驚かされます。

インナーとして差し込んでも主張があり、春夏は一枚で主役に。ボトムは無地でタイトなシルエットを選ぶと、トップスのボリューム感が際立ちます。テック系の小物やスニーカーと合わせることで、モードとストリートを横断するスタイルに。

“MESSAGE EMBROIDERY HOODIE” / Size : S / ¥34,600（inc.tax）

［ダブレット］の人気シリーズ、刺繍入りのスウェットパーカーです。こちらは、世界各国の言語で「共生」や「平和」をテーマにしたメッセージ刺繍が施された「We are the World」シリーズ。アートピースのようなこのアイテムは、思想や文化にファッションで切り込む［ダブレット］の姿勢を象徴しています。

ボリュームのあるシルエットを活かして、ルーズなパンツと合わせたストリートスタイルはもちろん、あえてセンタープレスのスラックスとレザーシューズを組み合わせたミックス感のあるスタイリングもおすすめです。

“WE らぶ DOUBLET” うちわ /  ¥2,700（inc.tax）

アイドルの応援うちわを思わせる「WE らぶ DOUBLET」の文字がユーモラスなうちわ。ファッションアイテムとして「うちわ」を登場させるという発想そのものが、［ダブレット］らしい違和感と笑いを生みます。

ライブTやショートパンツと合わせてサマーシーズンに遊び心をプラスしたり、バッグに挟んでアクセサリーのように使ったりするのもおすすめ。コーディネートにゆるさや、脱力感を与えてくれる、隠れた名品です。

［ダブレット］のアイテムは、ただのファッションでは終わりません。「笑い」「驚き」「皮肉」「愛」など、さまざまなメッセージを視覚化した、まさに“着るメディア”とも言える存在です。近年は国外でも高く評価されており、リユース市場でも注目度が高まり続けています。ユーモアを纏うことで生まれる余白や会話は、他のブランドにはない魅力。普通の服に飽きた人こそ、ぜひ袖を通してほしいブランドです。

ご紹介したアイテムをはじめ、RAGTAGでも［ダブレット］のアイテムが入荷することがあります。オンラインや店頭でぜひチェックしてみてください。新たなファッションの楽しみ方が見つかるかもしれません。

また、RAGTAGでは［ダブレット］のお買い取りを強化しています。刺繍入りアイテムやデニム、コラボアイテムなどデザインが効いたアイテムを特に募集中です。ご指名、ご来店お待ちしております。

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