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[HERMES]レザーの魅力
Buyer's VOICE
こんにちは、rt銀座店のTSUKIOKAです。前回は[エルメス]の歴史と代表モデルについてご紹介いたしましたが、今回は[エルメス]のレザー素材に焦点を当て、その魅力をお伝えいたします。

Profile
TSUKIOKA
銀座店 / バイヤー
20年以上銀座在職する中、エルメス、シャネル、ルイヴィトンはもちろん、高級ブランドジュエリーや宝飾系時計、サルト系の洋服や高級靴に魅せられてます。お客様との一期一会を大切にし、次のお客様への架け橋になれれば幸いです。
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[HERMES]レザーのこだわり

[エルメス]にご興味をお持ちの方でしたら、一度は耳にしたことのある、エレガントな見栄えの「ボックスカーフ」、一般的に幅広い製品に普及されている「トゴ」、「トリヨンクレマンス」、「エプソン」、希少価値の「ポロサス」、「ニロティカス」、「オーストリッチ」、「リザードナチュラ」など、[エルメス]が扱う革の種類は非常に多岐にわたります。さらにその産地やその動物種類や性別、生まれてから皮革にするまでの生後期間なども厳選されています。
世界各国から取り寄せられた超一流の皮はバッグ・小物と用途によって使い分けされています。その使用する革の種類によっては同じモデルでも、全く異なる見栄えになるのも特徴です。皮はタンナー(製革業者)によって革に変化しますが、もともとは生き物で、同じ個体はありませんので、その革選びも[エルメス]の製品を購入する魅力のひとつではないかと個人的に思います。
ではここからは代表的な3種類の牛革の特徴についてご紹介します。
トリヨンクレマンス

まず、「トリヨンクレマンス」です。以前は「ムー」と呼ばれていた素材(ムーは現在廃番)。1992年に発表して以来、数多くのバッグ(バーキンやピコタン、リンディ)や小物(ドゴン)に使用されている雄牛の皮です。

革目にやや大きめな凸凹があり、スレやキズに強く耐久性に優れています。手触りはくったりとして非常に柔らかく荷物の取り出しもスムーズです。経年変化により、一層革に柔らかさが増し、馴染み深くなるのも特徴です。
一方で革に厚みがある分、バッグの大きさによっては重量を感じることや、柔らかい革なので、バッグの形状によって型崩れが起こってしまう事もしばしば。ご使用されない場合は、バッグの中に詰物を入れて形をキープする事をおすすめします。
“ドゴン” 財布

私個人も「トリヨンクレマンス」を使用した“ドゴン”という長財布を愛用しています
今現在20周年を迎え、年々より一層、良い手触りや広がる革目に変化し、艶びやかな長財布に成長し続けております。
トゴ

続いて、「トゴ」です。1994年に発表されて以来、こちらも「トリヨンクレマンス」と同様に、数多くのバッグ、小物に使用されています。1歳までの雄仔牛を使用した皮で、正式名称は「ヴォー・クリスペ・トゴ」(フランス語で仔牛、こわばった、男)といいます。

その特徴は「トリヨンクレマンス」と同様、革目に凹凸があり、スレやキズに強く耐久性優れ、手触りは程良い柔らかさがあります。違いとしては、革目に線状の血筋(血管の跡)があることや、柔らかさがありつつも「トリヨンクレマンス」よりもやや硬く、型崩れがしにくいことです。こちらも少し重量のある革になります。
ヴォー・エプソン

最後は2003~2004年頃に登場した1歳までの雄仔牛を使用した皮、「ヴォー・エプソン」。「クシュベル」と呼ばれる革の後継です。

最大の特徴は、革にプレス加工をしているので薄手で軽量かつ、耐久性・耐水性に優れているところです。こちらも革目に細かい凹凸があります。手触りは非常に硬く、型崩れしにくく、長年愛用出来るところも特徴です。かっちりとした革なのでバッグや小物に高級感を与えるのも印象的です。
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