初めて私が［エンノイ］を知ったのは数年前、SNS上で何気なく見かけたナイロンセットアップがきっかけでした。ぱっと見はとてもシンプル。けれど、どこか気になる。
その後も、街で見かけるたびに「なんかいいな」と思わせる、不思議な空気を纏っている。そう感じさせる数少ないブランドだと、今でははっきり言えます。

手がけるのは、元スタイリストの山本康一郎。肩肘張らない日常着を軸に、カルチャー・音楽・映像などを絶妙にミックスしながら、「自分たちが今着たい服」を形にしているのが［エンノイ］です。ブランドとして大げさなコンセプトや過度な自己主張はありませんが、その「語りすぎない姿勢」こそが、多くのファンを惹きつけている要因だと思います。

デザイナーの山本康一郎は、19歳の時に雑誌「POPEYE」の編集・ライターとして活動を開始し、24歳でメンズスタイリストとして独立してキャリアを築いてきました。その後、自身が「今、欲しい」と思うアイテムを形にするコラボレーションプロジェクト「スタイリスト私物」をスタート。複数のブランドとコラボし、ゲリラ的にリリースされるアイテムは多くの話題を呼びました。

2019年、セレクトショップ「1LDK」元クリエイティブディレクターの三好良とともに［エンノイ］を設立。コンセプトを声高に語ることはなく、「日常に寄り添う服を、等身大でつくる」という姿勢が多くのファンを惹きつけています。

人気が爆発的に広がったのは、2020〜2021年ごろ。

「The Extreme of Simple（究極のシンプル）」というテーマを掲げながら、誰にでも似合うのに、どこか奥行きを感じさせる。この“ニュートラルでありながらも芯がある”佇まいに、ファッション感度の高い層が強く共鳴しました。加えて、数量限定のリリース、オンラインやPOPUPでの販売というスタイルが、購入のハードルを上げ、結果として“熱狂”を生み出しています。単なるモノとしての価値を超えた、「共感の熱」を纏えるブランド。それが［エンノイ］です。

ナイロンジャケット / Size : L / ¥38,500（inc.tax）

ブランドの象徴とも言えるナイロンジャケット。ミニマルなデザインの中に、ややくすんだニュアンスが都会的で非常に人気の高い一枚です。発売当初は抽選倍率も高く、中古市場でも高い需要を維持しています。

ほどよい撥水性と通気性を兼ね備え、セットアップでも単品でも活躍する万能性が魅力。多少のアウトドアにも対応でき、着る人を選ばない逸品です。

ボーダーTシャツ / Size : L / ¥29,800（inc.tax）

［エンノイ］のボーダーTシャツは、絶妙な配色バランスとしっかりした厚手のコットン生地が魅力。3～4年ほど前から、数多くの著名人が愛用し話題となったモデルで、シンプルながらも左胸のロゴ刺繍が程よいアクセントとなり、自然体で着られる上品な一枚です。

フリースキャップ / ¥9,900（inc.tax）

一見ただのフリースキャップ。しかしこのアイテムが象徴しているのは、「ブランドの思想をそのまま形にしたプロダクト」であること。
ロゴは控えめ、素材は高品質、そしてなにより“普通に見えてかっこいい”。まさに［エンノイ］の真骨頂が詰まっています。

［エンノイ］の魅力は、“トレンド”ではなく“空気感”にあります。それゆえ、着る人によって自然に馴染みながらも、その人の「らしさ」を引き出してくれる。そんな稀有なブランドだからこそ、注目を集め続けています。

また、RAGTAGでは今回ご紹介した、ナイロンジャケット、ボーダーTシャツ、フリースなどのアイテムのお買い取りを強化中です。［エンノイ］が気になった方は、ぜひRAGTAGでその魅力を体感してみてください。ご購入・お買い取り、どちらもお待ちしております。

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