[OUR LEGACY]独特の空気感と余白

[OUR LEGACY]独特の空気感と余白

Buyer's VOICE

COLUMN

2025.09.12

こんにちは。神戸店のFUJIIです。
若年層を中心に熱狂的支持を集め、急速に存在感を高める[アワーレガシー]。
今回はブランドの成り立ちから定番・人気モデル、そして現在の潮流までを紐解いていきます。

FUJII

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FUJII

神戸店 / バイヤー

新進気鋭のブランドからヴィンテージまで幅広いお洋服に興味があるので、お話しできるジャンルの広さには自信があります!人生の半分以上を眼鏡とともに過ごしてきたので、アイウェアに関してもお任せください! また、ファッションと同じくらい音楽やアートなどのサブカルチャーが大好きですので、ディープに語りましょう。 現在は、Samuel Zeligというブランドにハマっております。毎日毛色の異なるコーディネートで出勤しているので、ぜひのぞきに来てください!

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    [OUR LEGACY]とは

    JACQUEMUS タグ

    2005年、スウェーデン・ストックホルムにて幼馴染であるクリストファー・ニーイングとヨックム・ハリンが設立。2007年にはリカルドス・クラレンが参画し、現在は三名体制でクリエイションを主導しています。

     

    ブランド名に掲げられた “LEGACY=遺産” が示す通り、トレンドに左右されないタイムレスな服づくりを追求。世界各国から厳選された高品質な素材を使用し、時を経ても色褪せず、クローゼットの中で永く輝き続ける存在を目指しています。

     

     

    カーゴパンツのデザイン

    メンズ・ウィメンズともにベーシックな服を基盤にしつつ、ヴィンテージやミリタリー、ストリートといったカルチャーからインスピレーションを得ており、ファッションデザインの教育や訓練を受けていないからこそ生まれる独自の視点が高く評価されています。

     

    さらに 2016年より始動した 「WORK SHOP」プロジェクトでは、余剰資材やデッドストックを再構築し、限定コレクションとして発表。[ステューシー]との協業など、環境配慮とクリエイションを両立させた取り組みは、世界的にも注目を集めています。

    人気の秘訣

    デニム×2の集合写真

    [アワーレガシー]は現在、ストックホルム、ロンドン、ベルリン、ソウル に旗艦店を展開。そして 2025年6月、待望の日本初店舗が「渋谷 PARCO」にオープン。国内外のファッション感度の高い層を魅了し続けています。ではなぜ人々はこれほどまでに惹きつけられるのか。

     

    その人気の要因は、ブランドの姿勢にあります。流行を追うのではなく、自分たちの理想とするプロダクトを徹底的に突き詰めてきた結果、ノームコアの潮流や [アクネストゥディオズ]を筆頭とする北欧ブランド人気の高まりと共鳴し、突如として脚光を浴びることになりました。

     

    [アワーレガシー]の洋服には“独特の空気感と余白”があり、着る人の個性を自然に引き出します。ミニマルでありながらどこか奥行きを感じさせるその佇まいが、ファッション好きを惹きつけるのでないでしょうか。

     

     

    デニム

    今までは、自己資金のみでの運営をおこなっていましたが、2025年LVMH傘下のベンチャー投資企業が出資を発表しました。それにより、生産体制の強化やグローバル市場での拡大が期待されています。今後、資金力を得ることで、これまで以上に自らの理想を形にし、私たちを楽しませてくれるのではないでしょうか。

     

    前置きが長くなりましたが、定番人気アイテムをご紹介していきます。今回は、数ある名作の中からボトムスに絞ってご紹介します。

    “MOUNT CARGO”

    “MOUNT CARGO”

    こちらは、同ブランドの代表カーゴパンツ、“MOUNT CARGO”です。

    立体的なカーゴポケットが特徴なワイドシルエットのボトムス。ミリタリーのカーゴパンツをベースにしながらも、どこかモダンで上品な印象を受けます。一般的には無骨で男性的な印象が強いアイテムですが、[アワーレガシー]の手にかかれば、ドレス寄りの装いにも不思議なほどに馴染んでしまいます。[アワーレガシー]の定番モデルは、モデルはそのままで、様々なテキスタイルを用いて登場します。

     

     

    “MOUNT CARGO”

    こちらは私が所持している、“UNIFORM OLIVE HERRINGBONE”。イタリア製のコットン糸を太番手に織り込んだヘリンボーン素材を使用したモデルです。購入してから1年半ほど愛用していますが、アタリがかなり出てきて、ヴィンテージさながらの風合いになってきました。ブランドのコンセプトが示すように、何年経ってもその輝きを失うことのない洋服。

     

    “MOUNT CARGO”もまた、時を経てクローゼットの中で静かに遺産となっていく、その未来を楽しみにしています。

    “THIRD CUT”

    “THIRD CUT”

    “THIRD CUT DIGITAL RUST DENIM” / Size : 29(S位) / ¥41,800(inc.tax)

     

    [アワーレガシー]といえば、デニムのイメージがあるのではないでしょうか。

    その中でもシグネイチャーモデルであり、火付け役である“THIRD CUT”をご紹介いたします。シルエットは程よいゆとりのある綺麗なワイドストレート。長めの丈感で裾に溜まるシルエットが今っぽい気分です。

     

     

    “DIGITAL RUST DENIM”

    こちらは“DIGITAL RUST DENIM”というモデルで、ピンクデニムが褪色した様なデジタルプリントを用いて製作されています。アーティスティックなフェイド感が圧倒的な存在感を放ちます。

     

    先ほどご紹介した“MOUNT CARGO”と逆のアプローチで、使い古したヴィンテージジーンズのような風合いをデジタルプリントより恒久的に保つ事が可能です。[アワーレガシー]のデニム類ではここまで色味があるものも珍しいので、一つ持っていると味変に持ってこいです。

    “70s cut”

    “70s cut”

    “70s cut” / Size : 28(S位) / ¥34,600(inc.tax)

     

    モデル名の通り、70年代を彷彿とさせるフレアシルエットのデニムです。ご紹介した2つのモデルより細身のシルエットでよりクラシックな印象を受けます。こちらは特に普段から古着などを好んで着用される方におすすめです。

     

    70年代の古着のデニムといえば、[リーバイス]“646”ワイドベルボトムを思い浮かべる方も多いでしょう。大胆なフレアは当時の空気感を映す象徴的なシルエットですが、現代のスタイルにそのまま落とし込むのはなかなか難しいもの。

     

     

    “70s cut”

    その点、この一本は程よいフレアに抑えられていて、今のワードローブにも自然に馴染みます。シルエットは[リーバイス]“517”に近い印象でしょうか。素材にはイタリアンデニムを採用しており、上品な雰囲気と滑らかなタッチです。

     

    古着にはない痒いところに手が届く[アワーレガシー]ならではのプロダクトです。

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    集合写真

    [アワーレガシー]は、タイムレスなベーシックを基盤にしながらも、時代の気分を的確に

    捉えたプロダクトを生み出してきました。そこには、単なる“北欧ミニマリズム”にとどまらない、カルチャーや時代性を咀嚼した深みがあります。日本初店舗のオープン、そしてLVMHからの出資により、ブランドは新たなフェーズへと進みつつあります。[アワーレガシー]がこれからどんな遺産を紡いでいくのか、ファッションシーンにおける存在感はますます高まっていくことが予想されます。

     

    RAGTAGでも、ブランドの人気の高まりを受けて、お買い取り強化中のブランドですので、ぜひお持ち込みください!

     

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