[JUNYA WATANABE MAN]×[INNERRAUM]国境を超える彫刻美

[JUNYA WATANABE MAN]×[INNERRAUM]国境を超える彫刻美

Buyer's VOICE

COLUMN

2025.10.08

こんにちは。日本橋高島屋店バイヤーWATANABEです。
今回は[ジュンヤワタナベマン]から、コラボレーションアイテムに絞ってご紹介いたします。
メンズライン発表から20年以上経っても、色褪せない魅力を深掘りしてみましょう。

WATANABE

Profile

WATANABE

日本橋高島屋店 / バイヤー

装いの楽しさを知って、早10年。様々なブランドに魅了される中で、今では特にSUGARHILL、MAATEE&SONSなど雄々しいカジュアルスタイルを中心とし、とにかく肌で感じた経験をもとに、お客様をサポートします! どんなことでもご相談ください、共にファッション感度を高めましょう!

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    [JUNYA WATANABE MAN]とは

    JUNYA WATANABE MAN タグ

    2001年にスタートした、デザイナー渡辺淳弥によるメンズライン。「ベーシックなものに新たなフィーリングを取り入れる」というコンセプトのもと、伝統的な物づくりの技術と、歴史あるクラシックをベースに異素材のドッキングや立体的なパターンメイキングを得意とするブランドです。

     

    アイテムを解釈・解体・再構築しながら、常に新しいアイテムを生み出しています。また、異なるジャンルとのコラボレーションも積極的に行い、20年以上経った今も世界中のファッション愛好家を惹きつけてやみません。

    2023年秋冬[インナーラム]とのコラボレーション

    インナーラムとのコラボレーション

    2023年秋冬シーズンは、ドイツ・ベルリン発の前衛的ブランド[インナーラム]とのコラボレーションが大きな話題となりました。[インナーラム]は、2012年にアイウェアブランド[クボラウム]から派生して誕生した新たなプロジェクト。

     

    そのプロダクトは、まるでSF映画に登場する近未来の彫刻のような造形美が特徴で、「装飾」ではなく「構築」と呼びたくなるほどの存在感を放ちます。

    “Protector Jacket”

    “Protector Jacket”

    “Protector Jacket” / Size : S / ¥138,300(inc.tax)

     

    一目で視線を奪う、近未来の彫刻のようなジャケット。クラシカルなテーラードジャケットの美しいシルエットに、[インナーラム]らしい立体的なプロテクターをドッキング。ウールの柔らかい艶感とは対極の硬質なパーツのコントラストが、存在感を放ちます。

     

     

     

    “Protector Jacket”

     

    [コムデギャルソン]特有の高密度ウールは、着るほどに体に馴染み、裏地のステッチワークにも[ジュンヤワタナベマン]らしい緻密な職人技が光ります。ポケットの配置や縫製ラインまでもが、彫刻作品のように計算されています。

     

     

    “Protector Jacket”

    “Hoodie Vest”

    “Hoodie Vest” / Size : L / ¥77,000(inc.tax)

     

    こちらは軽やかでありながら、見る者に圧倒的な印象を与えるパディングベスト。フード部分に立体的なプロテクターを配し、防御的でありながらファッション的な強さを併せ持つデザインです。

     

     

    “Hoodie Vest”

    思えば、近年の[ジュンヤワタナベマン]はスタイリッシュ過ぎず、適度に力を抜いている印象でしたが、こちらのコレクションでは、所謂テック系に負けず劣らず、着る者に対しての緊張感が伝わって来ます。

    “Tote Bag”

    “Tote Bag”

    “Tote Bag” / ¥127,600(inc.tax)

     

    [インナーラム]がほとんどリリースしないトートバッグを、コラボレーションという特別な形で実現。厚みのあるPVC系マテリアルを立体的に構築し、まるで建築物のような陰影を生むデザインが特徴です。

     

     

    “Tote Bag”

    余談ですが、上記2アイテムは日本製、つまりは[ジュンヤワタナベマン]主導で作られておりますが、こちらに関してはイタリア製。あくまでも憶測ですが[インナーラム]側で制作されたと考えられます。どちらに価値があるかはそれぞれですが、両ブランドの哲学が国境を越えて交わる、極めて稀有なプロジェクトです。

     

     

    “Tote Bag”

    ブランドアイコンのデニムのアイテムは少ないですが、パッチワーク、ジップデザインなど、近年のメンズラインでも見受けられる、パンキッシュなテイストは健在しております。

     

    また、色味も黒をはじめとするダークトーンで統一されており、前衛的な[インナーラム]と[ジュンヤワタナベマン]のトラッドなスタイルは異素材を組み合わせるデザインは、新しいモードの重厚さを感じさせてくれます。

    [JUNYA WATANABE MAN]のお買い物、お買い取りはRAGTAGへ!

    集合写真

    いかがでしたでしょうか。

    [ジュンヤワタナベマン]のこれまでの歴史と近代のテクスチャーが組み合わさる科学的反応を少しでも感じていただけたら嬉しいです。常にトレンドの最先端を作りながらも、時代に媚びることなく新しい美しさで魅了させてほしいですね。ぜひ店頭にて実際に触れてみてはいかがでしょうか。

     

    また、[ジュンヤワタナベ]を含む[コムデギャルソン]グループのお買い取りも常に強化していますので、この機会にご利用をお待ちしています。

     

     

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