Vol.7 スタイリスト 池田尚輝さんによる「アーカイブ&リミックスな100着」

Vol.7 スタイリスト 池田尚輝さんによる「アーカイブ&リミックスな100着」

RAGTAG100 POP UP SELECTED BY...

FEATURE

2022.12.01

RAGTAG100 POP UP SELECTED BY...とは、RAGTAGが主催するポップアップ形式のイベント。
毎回ゲストセレクターとしてスタイリストやファッション好きのクリエイターを招聘し、それぞれが設定したテーマのもと、常時約30万点に及ぶRAGTAGの膨大な在庫の中から100着をセレクト。期間限定の店頭ポップアップと一部オンラインでも販売いたします。

池田尚輝さん

Profile

池田尚輝さん

スタイリスト

1977年長野県生まれ。高校卒業後にファッション専門学校に通い、在学中からスタイリスト坂井達志氏に師事し、2000年に独立。2005年にNYに1年間留学し、帰国後にスタイリストを再開。メンズファッション誌や広告などで幅広く活躍。ファッションだけでなく、アートやカルチャー、工芸などにも興味が深く、その知見をスタイリングにも活かしている。

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    12月19日(月)オンライン販売スタート!

    セレクトアイテムがオンラインショップで購入できます。ぜひご覧ください!

    記事画像

    INTERVIEW

    池田尚輝さんによる「アーカイブ&リミックスな100着」

    池田尚輝さん 全身

    今回のゲストセレクター、スタイリストの池田尚輝さん

    スタイリストやファッションピープルをゲストセレクターにお迎えし、2021年春から定期開催している「RAGTAG100」。

    今回のVol.07では、ファッションメディアや広告を中心に活躍する人気スタイリスト、池田尚輝さんにゲストセレクターとして参加いただけることになりました。

    池田さんがセレクトした古着は、2022年12月16日(金)から25日(日)まで、RAGTAG 渋谷店1F 入口のポップアップスペースで展示販売されます。

    中学生でスタイリストを志す

    濱本さん 商品を選ぶ様子

    ―池田さんはどのような経緯でスタイリストになられたのでしょうか。

    池田尚輝 : 僕は姉が3人いるのですが、そのうちの一人がファッションの専門学校に通っていました。僕が小学生の頃のある時、丸首のスウェットの上にパーカを着ていたら、その姉が「パーカーの上にスウェットを着てみたら?」と言うので、その通りにしたんです。僕は当時背が低かったのですが、そうすると首周りに目線が行くのか、全体的に背が高く見えるようになって、「スタイリングってすごいんだな」と思ったのがファッション好きになったきっかけです。

    ―そこからそのままファッションが好きに。

    池田 : そこからはファッション誌を買うようになって、雑誌のホチキスが外れるくらいまで読んだりするようになり14歳の頃にはもう「将来はスタイリストになる」と心に決めていました。

    ―中学生でスタイリストを目 指すってすごいですね。

    池田 : そうですね(笑)。高校を卒業して、メンズのテーラリングを中心とした専門学校に通い、在学中から坂井達志さんのアシスタントを始め、2年半師事しました。その後一回就職したり、回り道もしながら2000年に独立しました。

    ―長い年月の中で、池田さん自身がずっと変わらず好きなファッションのテイストやブランドはありますか?

    池田 : うーん、アメカジに行ったり、いろいろしましたけど、今こうして改めて考えてみると、昔からデザイナーズブランドは好きだったかもしれませんね。

    ―それはどういう部分だったのでしょうか。

    池田 : そのデザイナーの良さが詰まったものというか、そのデザイナーが本気で作ったものの中にベーシックさがあるものがずっと好きな気がします。

    デザインやデザイナーを知ると、“布”そのものに興味が湧く

    濱本さん 商品を選ぶ様子2

    ―最近も池田さんはご自身でデザイナーのアダム・キメルにフォーカスしたアーカイブ展を個人的に開催されたりしましたよね。

    池田 : そうですね。アダム・キメルはニューヨークに留学している時期に最初の頃のコレクションを見ていたのですが、服としては地味なのにものすごく高いし、「何だこれは」と思ったのが最初でした。ルックの見せ方も斬新だったり、ワークウェアっぽいデザインなのに、その生地や裏地はトロトロに上質だったり、いろいろ興味深くて。そこから布に興味が湧いたんですよ。

    ―布に、ですか。

    池田 : 僕は気になると結構深掘りしてしまうタイプで、アダム・キメルに影響を与えたとされる人が一時期[カルバン・クライン]のデザインをやっていたことを知って、[カルバン・クライン]の服をよく見たら、ミニマルな中にもワークの要素があって、それには生地が影響していることに気付いたり……って話が長くなっちゃうんですけど(笑)、そこからメンズファッションの歴史や、布の歴史まで面白くなってしまったんです。

    ―[アダム・キメル]の服はたくさんお持ちだったのですが?

    池田 : 多少持っていたのですが、コロナ禍で多くの人が服を断捨離していることに気がついて、中古市場を見回してみると、2009年にブランドが終了してから今になっても再評価されていないのか、思ったより安くなっていたんですね。なので、買えるだけ買ったんです。

    ―ご自身で開催された展示で は、販売もされたのですか?

    池田 : はい。でも思い入れが強すぎたのか、あまり売れなかったですけどね。古着屋さんの難しさを知りました(笑)。

    新品の良さ、古着の良さ

    濱本さん 商品を選ぶ様子

    ―池田さんご自身は、新品と古着の服、どちらを購入されることが多いですか?

    池田 : 最近は以前より古着を買うようになったので半々になりましたね。“布”という目線で見ると、古着にしかないものもあるし、新品にしかないものもあるので、境目がなくなってきました。

    ―そこも布目線(笑)。

    池田 : 新品はそのブランドやデザインだけでなく、接客も含めて買う行為が好きなんです。一方、RAGTAGさんはどうか分からないけど、基本的に古着屋さんはあまり接客してくれないので、買い物は“孤独な戦い”ですよね。だから古着を買う時は“戦利品”のような面白さがあります。

    ―RAGTAGでは服好きなスタッフがしっかり接客しますので、ご安心ください(笑)。今回のRAGTAG100では、どのようなものを選んでいただいたのでしょうか。

    池田 : そういう素晴らしい生地のものとかって、新品で購入するとやはり高いじゃないですか。買えないのにブティックで試着するのも気が引けますし。でも古着の場合はプライスも下がっていたりするし、気楽にトライができるから、そこからブランドの良さを知るのも良いと思います。シーズンすぐのものは、少し着るのに抵抗があって数年寝かせたりしますけど、ここには“誰かが勝手に寝かしてくれたもの”があって、しかもそれを安く買えたりしますよね。今回は僕が気になるものを選んでいるので、ぜひ試着して楽しんでいただければと思います。

    池田尚輝さんのインタビューをお届けしました。

    池田さんが膨大な量の在庫の中から選んだ100着が買える、「RAGTAG100 Vol.07」をぜひお楽しみに!

    RAGTAG 100 POP UP SELECTED BY 池田尚輝 イベント概要

    RAGTAG 100 POP UP SELECTED BY 池田尚輝

    期間 : 2022年12月16日(金)~12月25日(日)
    開催店舗 : RAGTAG渋谷店 1F

    <SPECIAL EVENT>
    ■池田尚輝さんトークイベント&インスタライブ
    2022年12月17日(土)10:30~11:00

    池田さんとRAGTAGスタッフによるトークイベントをRAGTAG渋谷店で開催!
    会場からセレクトアイテムのご紹介や、池田さんのファッションのこだわりなどをお届けします。
    当日は先着で20名様をご招待いたします。

    観覧ご希望の方は、下記の予約ページからご予約ください。
    https://peatix.com/event/3425012

    イベントの様子は池田さんとRAGTAGのインスタグラムでもライブ配信しますので、会場に来られない方もお見逃しなく!

    @_naoki_ikeda
    https://www.instagram.com/_naoki_ikeda/

    @ragtag_official_men
    https://www.instagram.com/ragtag_official_men/

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