2023年の注目ブランド[MENS編]
ファッションマニアのスタッフ50名が選んだ、2022/2023のベスト3!
ファッションをこよなく愛するRAGTAGのスタッフが独断と偏見で選んだ、2023年注目のブランドをご紹介します。
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2023年の注目ブランド
①ERL(イーアールエル)
セレブとの親交が深く、アーティストとしても活躍するイーライ・ラッセル・リネッツが2018年にLAで設立したユニセックスブランド。2022 年には若手デザイナーの登竜門「LVMH プライズ」で「カール・ラガーフェルド プライズ」を受賞。ドーバーストリートマーケットギンザと京都・藤井大丸に日本初のショップをオープン。
デザイナーの故郷のベニスのスケーターカルチャーやスポーティーな要素を持った、ラフなカッコよさが魅力。コーディネートの主役になる色鮮やかなアイテムが多く、個人的にはグラデーションニットがイチオシ。
[ディオール]のカプセルコレクションにゲストデザイナーとして参加したことでも知られる注目ブランド。代表的なアイテムのキルティングジャケットをはじめ、太陽やハートをモチーフなどピースフルなデザインが目印。
➁SUGARHILL(シュガーヒル)
2016年林陸也がニューヨーク州立ファッション工科大学在学中に設立。ミリタリーやワークを中性的に再構築した上質な仕立てが強み。「TOKYO FASHION AWARD 2022」を受賞、2022年には[ビームス]の企画「FUTURE ARCHIVE」にも参加。次世代を担う若手デザイナーによるブランドとして要注目。
Z世代のファッション離れを引き戻すきっかけとなるような存在だと思います。ここ数年の“ロゴドン”やストリートに寄っていたブランド人気とは違う、カルチャーが感じられる服作りが若者たちに刺さっているのでは。
長野の「HOWDAY」、大阪・名古屋の「PALETTE art alive」などのイケてるショップの取り扱いがあり、男性らしい無骨さに目を惹かれます。オンブレチェックシャツや、オールインワンなどが気になります!
③BROCHURE(ブローシャー)
[ビームス]のサーフ&スケート部門のバイヤーであり、[エスエスジィー]のディレクターを務める加藤忠幸がプライベートで2021年に始めたブランド。2022年に発売された長谷川昭雄とのコラボアイテムも話題に。リラックス感がありつつも、ニッチなこだわりが感じられるアイテムでカジュアル好きの大人に支持されています。
お気に入りのシャツは、着るとなびく位にたっぷりとした身幅、胸ポケットにはペンがぴったり収まるセパレートポケットを完備。普通に見えてこだわりの詰まった、加藤さんらしさが表現されているのがたまりません。
[ブローシャー]の魅力は「作り手の服への愛情、素材や製造過程ではなく着る人のスタイルへの固執」だと思います。アメカジの神髄(少しダサい感じを楽しむダッズスタイル)が歳を重ねた服好きのハートに刺さります。