RAGTAGがプロデュースするリメイクプロジェクト「R PROJECT(アールプロジェクト)」の最新展示販売会「R HOME」が3月27日(日)まで、ラグタグ原宿店1階のワンルームに見立てた特設スペースで行われました。(現在はオンラインショップで販売中)アールプロジェクトは、RAGTAGとrtに集まってきた膨大な古着たちに再び生命を吹き込み、「いいものをずっと。大切に。」という想いを社会に広めることを目的としたプロジェクト。今回のプロジェクトに参加した7名の中から、志鎌英明さん(Children of the discordance)と、デザイナーの安生佳晋さん(SEMBL)、香月丘行さん(GILET)に、アールプロジェクトの作品に込めた想いなどを伺いました。
——では、3名を代表して志鎌さんからプロジェクトの総括を。
志鎌 今回初めてRAGTAGの倉庫に行かせていただき、買い取った服を大切に洗濯し、検品し、撮影し、それを店頭でも清潔な状態を保って販売しているのを見て、改めて会社の歴史と共に蓄積されたノウハウや業界ナンバーワン足る貫禄を感じました。ただ、現状では、行き場を失った服を粗末にせず、もう一度再生して蘇らせることはそう簡単なことではないとも思います。その一方で、当たり前のように消費されていく衣類に命を宿らすという試みは、今後のファッションマーケットでも大きな役割を果たすと思います。個人的には、このプロジェクトを通じて初めて出会ったデザイナーもいて、いろんな人と仕事をするのは良いなと。本当に楽しんで参加させていただきました。