[Vivienne Westwood]パンクの女王と呼ばれる所以

[Vivienne Westwood]パンクの女王と呼ばれる所以

Buyer's VOICE

COLUMN

2024.09.17

みなさんこんにちは。神戸店のOTSUKIです。
今回は[パンクの女王]と呼ばれたデザイナーにスポットライトを当てながら、世界中で高い人気を誇るブランド[ヴィヴィアンウエストウッド]を紐解きます。

OTSUKI

Profile

OTSUKI

神戸店 / バイヤー

RAGTAGに入社後は多くのブランドを知り、よりブランド古着に夢中になりました。様々な系統のブランドに触れてきましたが、今は自分の体形や年齢に合う、「着ていて落ち着く私らしい服」を日々模索中です。セレクトショップブランドからデザイナーズブランドまでの魅力はもちろん、二次市場事情まで幅広くおまかせください!

ブランドの始まり

Vivienne Westwood ロゴ

[ヴィヴィアンウエストウッド]の始まりは1971年。

ロンドンのキングスロード430番地に「レット・イット・ロック」という前身ショップを、デザイナーであるヴィヴィアン・ウエストウッドとパートナー関係にあったマルコム・マクラーレンが共同でスタートさせました。

 

当時流行していたのはヒッピールックですが、それまでにあまりなかったアバンギャルドなアイテムを中心に取り扱い、ファッションに敏感な若い層からの注目を浴びたのです。

 

しかしショップのテイストはすぐに変わり、1972年にはレザーを使ったバイカー風の服を販売する「Too Fast to Live, Too Young to Die」に変更。

 

1974年にはフェティシズムに焦点を当てた「SEX」という名前に変更し、さらに1976年には「Seditionaries(セディショナリーズ)」と改名。

それまでの表現をすべて融合させたオリジナルの服を販売し始めました。

伝説のバンド「セックス・ピストルズ」との関係

ヴィヴィアン Tシャツ

1975年、当時店に出入りしていた不良少年たちに新たなバンドを結成させ、マルコムがプロデュースを務めます。これが1970年代後半に一大ムーブメントを巻き起こしたバンド、「セックス・ピストルズ」です。

 

サウンドはピストルズが、ファッションはヴィヴィアンがクリエイトしたこの芸術的表現は、メディアによって「パンクロック」と呼ばれました。

 

しかし1979年、メンバーのシド・ヴィシャスの若すぎる死によりバンドは解散。パンクは終わりを迎え、ヴィヴィアン達のお店も半年間の休業となりました。

 

そして1980年、「Worlds end(ワールズエンド)」として完全に新たなお店として再オープン。

 

それから40年以上、この「ワールズエンド」はキングスロードの顔として存在し続けています。

“オーブ” の誕生

オーブ

[ヴィヴィアンウエストウッド]の象徴といえる土星のようなロゴ、みなさん一度は見たことがあるのではないでしょうか。これが“オーブ”です。

このロゴが生まれたのは1985年頃と言われています。

 

 

オーブ

元々オーブとはイギリス王室の象徴で、エリザベス女王が持つ杖の先端に付いているもののこと。

由緒正しい王室に未来感を取り入れたいと考えたヴィヴィアンは、そのオーブの周りに衛星の環を付け加えました。

 

「未来に伝統をもたらしたい」というヴィヴィアンの信念とアイデアが反映されたのが、この“オーブ”です。

世代を超えて愛されるアクセサリー

ネックレス

[ヴィヴィアンウエストウッド]といえばアクセサリーや革小物などを思い浮かべる方も多いかと思います。

 

オーブがメインとなったデザインのネックレスは、サイズやデザイン違いなど様々あり、ネックレスだけでなくアクセサリー全般、二次市場でも非常に人気が高いです。

 

かくいう私も「ファースト・ヴィヴィアン」はこの“オーブ”のネックレスでした(高校生のときにアルバイトして貯めたお金で買ったいい思い出です)。

 

 

アーマーリング

そしてこの蛇腹のようなデザインが特徴的なリングは“アーマーリング”。

甲冑にオーブが施された唯一無二のリングは、ヴィヴィアンの息子が美術館でデッサンしてきた甲冑から着想を得て作られたのが始まりです。

 

 

アーマーリング

実際に指に付けると関節部分できちんと曲がるようになっており、他にないデザインセンスで長く愛されている代表アイテムの一つです。

ヴィヴィアンが愛したプラットフォームシューズ

プラットシューズ

シューズアイテムも[ヴィヴィアンウエストウッド]を語るうえでは欠かせないアイテムの一つです。

 

デザイナーのヴィヴィアンは2022年12月に永眠していますが、亡くなる前に「私のプラットフォームシューズだけは残して」と言葉を残すほど、ブランドにとってもヴィヴィアン自身にとっても、非常に重要なアイテムでした。

 

こちらのプラットフォームシューズは2023年に発売された、仏教と日本の履物から着想を得た“ROBOT”です。

 

 

 

プラットシューズ

[ヴィヴィアンウエストウッド]らしい厚底デザインですが、元々は1985年のコレクションでルックに躍動感や不思議な高さといったバランスを演出するために採用されました。

 

そこから約40年もの間、プラットフォームシューズは[ヴィヴィアンウエストウッド]のファッションに欠かせないアイテムとしてリリースされています。

最後に

集合写真

いかがでしたでしょうか。

 

[ヴィヴィアンウエストウッド]にはまだまだ語りきれない歴史や代表アイテムや存在します。

個人的な話になってしまいますが、[ヴィヴィアンウエストウッド]は私自身ファッションを好きになるきっかけとなった大切なブランドです。

 

今回ご紹介したアクセサリー類はもちろん、カテゴリ問わず[ヴィヴィアンウエストウッド]のお買い取りを強化しております。

 

アーカイブアイテム等、二次市場で高騰しているアイテムも多く存在しているので、「そういえば……。」というものがあればぜひ一度ご相談ください。お品物の思い出等お聞かせいただけると幸いです。

 

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