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[ACRONYM]テックウェアの頂点
Buyer's VOICE
みなさんこんにちは。福岡店のISHIDAです。
今回は“テックウェアのゴッドファーザー”と称されるデザイナーが生み出した[アクロニウム]について、その魅力と「なぜ頂点と呼ばれるのか」を解説いたします。

Profile
ISHIDA
福岡店 / 店長
マルタンマルジェラやヘルムートラング、ストーンアイランドなど、古着やミリタリーから着想を得て新しい価値観を生み出すブランドが好みです。また、最近はキココスタディノフやポストアーカイヴファクションのようなスポーツテイストが入ったブランドも気になります! 洋服以外のお話をさせていただくと、無類のコーヒー好きで毎日豆から挽いて飲んでおります!お買い取りをお持ちいただいた時にはいろんなお話ができたらなと思います。
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デザイナー

[アクロニウム]は、エロルソン・ヒューとミカエラ・ザッヘンバッハーによって1999年に誕生しました。デザイナーのエロルソン・ヒューは1971年、カナダ・エドモントン生まれ。建築家の父とインテリアデザイナーの母の影響を受け、幼少期から“機能美”に強く惹かれました。
10歳で空手を始めた際、「空手着だからこそ可能な動き」に感銘を受け、衣服が単なる装飾ではなく“機能そのもの”であることに気づきます。この体験こそが、現在の[アクロニウム]の原点です。テックウェアの頂点と呼ばれる理由のひとつは、単なるファッションではなく、哲学を伴った機能美を追求している点にあります。
ブランドコンセプト

[アクロニウム]のブランドコンセプトは「複雑なものをコンパクトに」。ストリート、アウトドア、ミリタリーをルーツとして高機能、高性能のアイテムを展開しています。
また、デザイナー本人が「マーケティングに予算を割くくらいならその分を製品資金に使い、よりクオリティを追求したい」と考えているほどクオリティに対して妥協がないブランドです。1着を完成させるのに3年を費やすことも当たり前のことで、1シーズンで発表できる作品は最大でも15点と言われています。この徹底した制作体制が、[アクロニウム]を“テックウェアの頂点”へと押し上げています。
頂点を証明する革新的なデザイン
[アクロニウム]のデザインは、「ファッション」という枠を超えた革新性と近未来的な雰囲気が特徴であり、大きな魅力でもあります。まるでSF映画に登場するギアのような先進的なデザインも多いのも特徴のひとつ。
例をあげて、いくつか他のテックブランドにはない数々のギミックをご紹介します。
Escape ZIP(エスケープジップ)

シェルやコートに採用されている特殊なジッパーシステムです。このシステムが採用されているジップは素早くジャケットを脱ぐことが出来るように設計されています。
普通のジッパーとは異なり、引き手を従来の箇所より上に引っ張ることで一気に開くことが出来ます。そのため利便性が格段に高くなります。
Forcelock(フォースロック)

襟元に取り付けられたネオジム磁石入りのテープタブのことです。強力なネオジム磁石によってイヤホンやその他小物を簡単にくっつけることが可能です。
近未来のガジェットのように、宙に浮いたようなデザインを楽しむことができます。
Gravity Pocket(グラヴィティポケット)

主にアウターの袖口に取り付けられたポケットです。スマートフォンや定期などの小物を入れることが可能です。袖口の裏側にスナップボタンでグラヴィティポケットに繋がる部分があり、ボタンを外して腕を振ると、ポケット内のものが滑り落ち簡単に取り出すことが可能です。
まるで未来のインターフェースを操作しているかのような錯覚に陥ります。
Jacket Sling(ジャケットスリング)

アウターの内側、または外側に装備されたスリング(ストラップ)のことで、脱いだ際に肩にかけて持ち運べるように設計されたものです。
元々はミリタリーのディテールだったのですが現代的にデザインされています。アウターを脱いだ時に持ち歩くのが大変という悩みが解決できます。
代表モデル
“J36-WS INTERROPS JACKET GRAY”

“J36-WS INTERROPS JACKET GRAY” / Size : M / ¥224,700(inc.tax)
[アクロニウム]が過去に発売したデザインである“J36”をベースとしたアップデートモデル。メインファブリックには12デニールの「GORE-TEX WINDSTOPPER 2L」を採用し、右袖とセンターポケットには「PERTEX社」のナイロン生地を使用したデザインです。

先ほど説明したディテールが装備されており、ブランドらしさが詰まったアイテム。
スリングのスタッズも特殊なアイテムで、ZAMAK(ザマック)という合金が用いられており、メッキ加工を施していないため、スレても剥げることはありません。パンキッシュでハードなイメージをテクニカルウェアにミックスする斬新なデザインを楽しむことができます。
×[sacai]“J1A Blouson”
![×[sacai]“J1A Blouson”](/wp-content/uploads/2025/08/11.jpg)
×[sacai]“J1A Blouson” / Size : S / ¥224,700(inc.tax)
2022年に発表された、[アクロニウム]と[サカイ]による衝撃のコラボレーション。[アクロニウム]のアイコニックモデルである“J1Aジャケット”をベースに、[サカイ]の再構築的なデザイン手法を掛け合わせた特別な一着です。このアイテムの特徴は、[サカイ]が得意とする「異素材のドッキング」や「レイヤード感」を、[アクロニウム]の機能的構造と融合させている点。
![×[sacai]“J1A Blouson”](/wp-content/uploads/2025/08/1-2.jpg)
従来の“J1Aジャケット”が持つ「Escape ZIP」や「Force Lock」といったギミックはそのままに、[サカイ]らしいエレガントなシルエットや布の重なりが加わり、テクニカルでありながらもモードという新しいバランスを実現しています。
そして、テックウェアがストリートやアウトドアを超え、モードファッションの舞台にも進出可能であることを証明しました。まさに“頂点を広げた”モデルです。
[ACRONYM]のお買い物、お買い取りはRAGTAGへ!

徹底した制作体制によって、数々の革新的なギミックを搭載した[アクロニウム]のアイテムは、他のテックブランドとは一線を画す存在です。そしてその魅力は、写真や文章だけでは伝えきれません。実際に手に取り、袖を通してこそ真価が体感できるブランドです。
まさに「百聞は一見にしかず」です。
アイテムの販売数も限られることから、二次市場では定価とほぼ変わらない金額で取引されることもあります。そのため、RAGTAGでは[アクロニウム]を高価買取中です。テックブランドとして確固たる位置を持つため、買取金額がシーズンによって崩れる事はありません。また、多少のキズや汚れがあってもお買い取りは可能です。
嗜好やライフスタイルが変わり、着用頻度が少なくなったアイテムがあればぜひRAGTAGへご相談ください。みなさまのご来店、心よりお待ちしております。