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[LOUIS VUITTON]押さえておきたい定番ライン
Buyer's VOICE
1854年に「旅」をコンセプトにスタートした[ルイ ヴィトン]。
今回は、そんな[ルイ ヴィトン]の150年以上に及ぶ長い歴史の中で生まれてきた数々の名作を紹介します。

Profile
YANAI
銀座店 / バイヤー
好きなブランドはCHANELやHERMES、LOUIS VUITTON。歴史的背景や、ブランドの確固たるスピリッツを感じられること、時代とともに進化し続ける所に魅力を感じます。時代を超えて良いもの、価値あるものはしっかりお買い取り評価させていただきます。ハイブランドのお買い取りはお任せください。
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“ダミエキャンバス ”

模倣品対策から1888年に誕生したのが、日本の市松模様からインスパイアされた“ダミエ・キャンバス”です。市松模様にブランドロゴを入れています。
しかしダミエもすぐに模倣品が出回り、1896年に誕生したのが次に紹介する“モノグラム・キャンバス”です。
“モノグラムキャンバス ”

花・星・イニシャルが並ぶこの柄は、日本の家紋から影響を受けているというのは有名な話ですね。
手書きで職人が書き上げるモノグラムが大ベストセラーになったのは言うまでもありません。
ダミエライン、モノグラムラインはトワル生地を使用しています。
トワルとは、エジプト綿に合成樹脂(PVC)加工を施した生地を差し、[ルイ ヴィトン]で最も親しみのある素材です。
表面がポリ塩化ビニール加工されているため、汚れや傷が付きにくく、目立ちにくい。さらに、雨等の水滴から荷物を守り、ふき取りでメンテナンスできるという機能性に優れた実用性、旅だけではなく日常にも嬉しい素材なのです。
“エピレザー ”

1985年に発表された“エピ・レザー”。
フランス語で「麦の穂」を意味する「エピ」。風に揺れる麦の穂のような型押しが特徴です。
“ヴェルニライン”

1987年[ルイ ヴィトン]とモエヘネシーが合併した複合企業「LVMH」が創立。1997年プレタポルテを始めるにあたり、デザイナー兼アーティスティックディレクターに就任したマーク・ジェイコブスの登場で、新たな扉を開きました。
初のコレクションは本当にセンセーショナルなものでした。目をひいたのは色鮮やかな1998年発売の“ヴェルニ・ライン”のバッグです。
ヴェルニラインは、エナメル生地にモノグラムがエンボス加工されたレザー素材です。インパクトあるカラーバリエーションで華やかなラインです。以降もシーズン毎に新たな扉を開け続けます。
いかがでしたでしょうか?
ブランドの定番ラインについてお届けしました。
近年では幅広いデザイナーとのコラボレーションも活発に行われ、高い技術と伝統を新たな形で発信し、ますます目が離せませんね。
今回紹介した定番ラインは、ブランドのアイデンティティが詰まった、長く愛され続けてきたモデルです。
お買い物をご検討の際にはぜひ参考になさってみてください。
また、2014年に[ルイ・ヴィトン]と世界のトップクリエイターがコラボレーションを果たしたプロジェクト「アイコンとアイコノクラスト:Celebrating Monogram」についても、まとめさせていただきましたので、ご興味のある方はぜひこちらの記事もご覧ください。