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[Levi’s]KING OF DENIM
Buyer's VOICE

Profile
NISHINAKA
心斎橋店 / バイヤー
心斎橋店の西中です。小学生の頃に裏原系に憧れを持った事から洋服に興味を持ち、今でも変わらずファッションの楽しさに魅了されています。雑食なのでデザイナーズからストリート、ヴィンテージまで幅広いスタイルの洋服を好んで着ます。みなさまとお会いできる時を楽しみにしております。
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[リーバイス]の魅力

[リーバイス]のジーンズは、「原点にして頂点」と言われています。
それは史実として全ての5ポケットデニムの原型と言われていることにも由来していますが、時代を経ても全く色褪せないオーセンティックなデザインもまた、理由の一つだと思います。
最も有名な「501」、ジップフライの「502」、フレアシルエットの「517」、細身のシルエットの「606」等多数の品番がありながら、それぞれが何十年以上も前から、今まで形を変えずに現代のファッションに馴染んでいることは、本当に凄いことです。
ファッションに興味の無い人も、洋服好きな人も、子供からお年寄りまで、多くのクローゼットに一着は[リーバイス]があります。それほど人々のライフスタイルに溶け込んでいる点も魅力ですね。

また、ジーンズショップやアウトレットショップで数千円で買うことのできるものもあれば、年代物になると何百万円もの価値が付くものもある。それほどの振り幅が1つのブランドから生み出されるという点も面白いです。
[リーバイス]のジーンズを一本買うにしても、デザインで選ぶのか、年代で選ぶのか、またはブランドの安心感で選ぶのか、重きを置く点がその人によって様々なのも、[リーバイス]ならではかなと感じます。
[リーバイス]の注目ライン① silver tab

ルーズなシルエットで90年代に人気を博したコンテンポラリーラインが「Silver Tab(シルバータブ)」。
近年の90年代ブームでも再び注目を浴びました。

〈2017年に復刻された”silver tab”〉
こちらのアイテムは私物で、2017年に復刻されると聞き、デニムも併せて数型購入したものです。
中でもこちらのコーデュロイアイテムは90sらしく野暮ったい太畝がお気に入り。冬場にパーカーなどを合わせ、2インチアップでズルズルに履いています。
[リーバイス]の注目ライン② LEVI’S VINTAGE CLOTHING

〈1880年代のディテールを再現したジャケット〉
アーカイブから、シルエットや生地、ディテールを忠実に再現したラインが「LEVI’S VINTAGE CLOTHING(以下、ビンテージクロージング)」。復刻モデルは少々値が張りますが、どれもオリジナルに忠実で、細かいディテールを[ビンテージクロージング]のアイテムから知ることができるので、ショップに行って商品を見るだけでも勉強になります。こちらは[リーバイス]の本社があるサンフランシスコで保管されている、1880年代のデニムジャケットのディテールを再現した物です。そんな歴史遺産のようなアイテムが現代に蘇るなんて、ロマンがありますね。
[リーバイス]の注目ライン③ Levi’s Red

1999年に登場した、「Levi’s Red(リーバイスレッド)]」。ヨーロッパの精鋭デザインチームが手掛けており、立体裁断が施された世界初の3Dジーンズなど、ハイクオリティなアイテムを数々生み出しました。またマルタン・マルジェラが関与しているとも噂されており、「SIGNATURE PIECE ORDER」というアイテムではそれを裏付けるようにカレンダータグが取り入れられていました。

こちらのジャケットは2002年春夏シーズンの「GUYS WARPED COAT」。立体裁断によるタキシードジャケットのようなシルエット、アシンメトリーのフロントデザインなど、計算しつくされた絶妙なつくりがポイントです。 2014年に[リーバイスレッド]は一度休止していましたが、2021年に再始動しており、再び注目を集めています。
最後に

冒頭でも書いた通り、[リーバイス]はジーンズショップで買えるものからマニアックなヴィンテージ物まで、幅広いアイテムが1ブランドで揃い、また様々なラインが展開されているので、はじめて[リーバイス]に挑戦しようと思っている方にも間口が広く、個性に合う1本が必ず見つかるブランドだと思います。
そして時間のある時に、改めてご自宅にある[リーバイス]を見てみてください。
オーセンティックなデザインなので、古くても今でも履ける物があったり、気づかずに眠っていたヴィンテージ品が見つかるかもしれません!
興味のある方や好きな方がいらっしゃれば、ぜひ店頭でお話ししましょう。