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[FUMIKA_UCHIDA]一点物に出会ったような喜び
Buyer's VOICE
トレンド色の強いウィメンズブランドの中でも強い独自性を放っているブランド、[フミカウチダ]。
幅広いファッションラバーを魅了し続けるブランドの背景を深堀りしていきましょう。

Profile
OTSUKI
神戸店 / バイヤー
RAGTAGに入社後は多くのブランドを知り、よりブランド古着に夢中になりました。様々な系統のブランドに触れてきましたが、今は自分の体形や年齢に合う、「着ていて落ち着く私らしい服」を日々模索中です。セレクトショップブランドからデザイナーズブランドまでの魅力はもちろん、二次市場事情まで幅広くおまかせください!
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アイデンティティのある女性のための服

[フミカウチダ]は「アイデンティティのある女性のための服」をコンセプトに2014年にスタートしたブランドです。
デザイナーは服好きが一目置く中目黒のヴィンテージショップ「JANTIQUES(ジャンティーク)」でバイヤーをしていた内田文郁。
もともと服作りの専門的な知識があったわけではなく、オリジナルのデニムを作り、一点物ではないものを販売する喜びを知ったことが、自身のブランドをスタートするきっかけだったそうです。

アイデンティティとは「自己同一性」。自分自身に対して持っている考え方やあり方、他者からも認められる自分自身を表現できるものを持っている女性のために作られた服は、デザイナーが長年培ってきたヴィンテージの良さ、クオリティーを取り入れ、長く愛用できる物作りを追及することで多くのファンを獲得しています。
誰とも被らない、高いデザイン性

こちらは2022年秋冬シーズンの“RIB STITCH HOODED SLEEVE STOLE”。
一見するとアームがものすごく長いショート丈のニットカーディガンなのですが、実際は片方の腕を通してから、ストールのように肩回りにぐるっと巻いてもう片方の腕を通して着る、というかなり変わった着用方法です。
さらには頭の形状に合うように切り替えられているため、フードとしても着用できる優れもの。

独特なニュアンスをデザインに落とし込んで生まれる、[フミカウチダ]ならではの服。こちらも2022年のトレンドとして脚光を浴びるようになった “バラクラバ” を、まさに[フミカウチダ]らしくアップデートしています。
“バラクラバ” は1980年代の戦争に従軍したイギリス兵が着用していた目出し帽のこと。大きなトレンドとなったことから、ラグジュアリーブランドから量産型ブランド、ヴィンテージアイテムでも数多くみられる中で、誰とも被らないようなデザイン性の高いものを生み出しているところからも、デザイナーの信念を感じられるアイテムになっています。
最後に

[フミカウチダ]の魅力は、その「発想力」だと感じています。
今まであるようでなかった服を作り、まるで一点物のヴィンテージアイテムに出会ったような感動をくれる。そして冒頭でお伝えした、「アイデンティティ」を持つ女性になりたいと思わせてくれるような、そんなブランドです。
ぜひRAGTAGで[フミカウチダ]のアイテムに触れてみてください。