[stein]エイジレスでジェンダーレス。服好きが愛するその魅力とは?
Buyer's VOICE
みなさま、こんにちは!
今回はブランド設立から数年で日本のファッション市場を席巻し、以来右肩上がりのブランド[シュタイン]についてご紹介いたします。
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[シュタイン]とは
[シュタイン]は2016年秋冬シーズンにデザイナー浅川喜一朗が立ち上げたブランド。
同年の春夏にはセレクトショップ「carol」の運営もスタートされています。
ブランドコンセプトは「Stillness and motion , minimal and maximal , mode and tradition.(静けさと動き、最小と最大、モードと伝統)」「無から有へ。そのはざまの部分を表現する」。
このコンセプトは古着もモードも好きなデザイナーがその間の部分に、自分が追求して表現したいものがあるということからきています。
デザインの特徴はぱっと見はオーバーサイズでシンプル。ミニマルで洗練された雰囲気。しかし、随所にデザイナーのこだわりがつまっているアイテムが展開されています。
ブランドの代名詞 オーバーサイズ
今回、[シュタイン]らしさが全開の2点をピックアップしました。
こちらのジャケットもまさしくそのオーバーサイジングな一着です。
一目ご覧いただければご納得いただけるかと思いますが、程よく落ちた肩のラインや大きく取られたアームホールなどリラックス感のあるディティール。
その結果テーラードジャケットが良い意味で男性らしさを失い、ユニセックスなアイテムへと昇華されています。
着るとわかる、美しい落ち感
こちらは2022年秋冬にリリースされたハリントンジャケット。
ジャケット同様に大きくとられたアームホールや身幅が印象的。一見丸っこく見えますが、上品な光沢がある生地を採用し、着用してみると落ち感をお楽しみいただける一着です。
リラックス感がありつつも程よくモードな印象をコーディネートに与えてくれます。
オーバーサイズとはいえどただ大きいだけではなくシルエットやオーバーサイズにする箇所、それに合わせた丈感、身幅、生地など計算しつくされたデザインがあり、はじめてファッションとして成立してきます。
肩肘張らない。でも美しい……。
独自の美学が生む、大人の余裕
従前において流行してきたオーバーサイズといえば、ヒップホップルーツから来たもの。ブランド発足当時のオーバーサイズの流行もストリートスタイルから来るものなどで、いわゆるカジュアルテイストが主。
スタイルや好みによっては挑戦しづらいなどの意見の方も多くみられました。
みんな心のどこかでは、オーバーサイジングはそのままにクラシカルなお洋服を欲していたはず……。
そんなオーバーサイズ市場とデザイナーの美学がマッチしたのも人気な要因の一つではないでしょうか。
流行であるサイジングはしっかりとおさえつつも、その質や上品さから来る大人の余裕感。これこそがエイジレスでジェンダーレスな数多の服好き達を魅了し続けるブランドの魅力に違いありません。
まだ触れたことがないという方はこの機会にぜひRAGTAGでお気に入りを探してみてください。