スペインを代表する皮革で有名なラグジュアリーブランド［ロエベ］。

19世紀中頃、皮革職人のエンリケ・ロエベ・ロスバーグがスペイン（マドリード）でシルクのように柔らかで上質な皮革に出会ったことがきっかけでブランドの歴史が始まります。1872年のブランド設立当初は革の長椅子などを手がけていました。

小さな皮革製品の工房に始まり、その確かな技術継承とオリジナリティ溢れるデザインでスペイン王室御用達の称号を獲得しました。

そして今もなお妥協のない上質な皮革とモダンなデザインで世界中の人々を魅了します。

150年以上継承し守り続ける皮革技術から生み出される作品は、［ロエベ］のスピリットそのものです。

LVMHの傘下となりナルシソ・ロドリゲス、ホセ・エンリケ・オナ・セルファがプレタポルタコレクションでもファッションと職人技術を融合させた新たな魅力を発揮します。プレタポルタが加わることで今まで以上に技術も進化します。

そして2013年にクリエイティブディレクターに就任したジョナサン・アンダーソンが新たな［ロエベ］の扉を開きます。

（詳しくはこちらの記事でご紹介しています。『手仕事のセンスが光る［LOEWE］』）

パウラズイビザコレクションは、［ロエベ］のクリエイティブディレクター、ジョナサン・アンダーソンに影響を与えたイビザ島の伝説のブティック「パウラズ イビザ（Paula’s Ibiza）」から着想を得たカプセルコレクションです。

カラフルで遊び心溢れるラインナップは「夏の自由な精神」というイビザのアイデンティティを映しだしていて、プレイフルなデザインが心躍らせてくれます。

毎シーズン楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。

2020年のパウラズイビザコレクションではマーメイドプリントを使用。夏のリゾート気分を盛り上げてくれそうですね。

ユニセックスに楽しめる“フィッシャーマンハット”も夏のマストアイテムです。

ロゴが入ったレザーパッチやリボンも、ブランドをアピールしつつスタイリングに遊び心をプラスしてくれます。

また、マーメイドプリントは“クッショントート”にも。“クッショントート”は［ロエベ］のホームコレクションのアーカイブから着想を得てデザインされています。収納力と丈夫さを兼ね備え実用派のバッグです。

このプリントはパウラズイビザのアーカイブからジョナサン・アンダーソンが再解釈しデザインしたものです。

つまり、こちらのバッグは［ロエベ］のアーカイブとパウラズイビザのアーカイブの融合した作品になります。

ラフィア素材のバスケットも定番の人気商品です。［ロエベ］通も納得の美しい編み込みとアナグラムを型押ししたカーフスキンの組み合わせが上品なデザインです。

［ロエベ］の魅力は皮革製品だけではありません。

極上のかごバッグも多数展開され、毎シーズン完売するモデルがある程とても人気なラインです。皮革に比べお手頃な価格で［ロエベ］の作品を手にすることができるのも魅力の一つではないでしょうか。「編む」こともまた、［ロエベ］を代表する技術なのです。

毎シーズン発売するＴシャツやサンダルも注目です。

「Paula’s」の刺繍やパッチを施したアイコニックなデザインはポップでカジュアルな夏の装いに欠かせません。

ユニークなシェルのチャームも見逃せません。

上質なレザーを使用し作りが良いのにちょっとふざけている？と思わず笑顔になる遊び心あるデザインに心を掴まれます。

バリエーション豊富なのでお気に入りを見つけるのも楽しいですね。

ロエベ］の神髄である皮革製品ももちろんですが、初心者もお手頃価格で挑戦しやすいのでこの夏はパウラズイビザコレクションに注目してみるのも良いですね。

この夏を色鮮やかに彩ってくれること間違いなしです。RAGTAGでもぜひ探してみてください。

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