[BOTTEGA VENETA]新たな旅へ

[BOTTEGA VENETA]新たな旅へ

Buyer's VOICE

COLUMN

2024.07.11

こんにちは。rt銀座店の本田です。
2021年にマチュー・ブレイジーが[ボッテガヴェネタ]のクリエイティブ・ディレクターに就任しました。
今回はマチュー・ブレイジーのデザイナーとしての経歴をおさらいするとともに、ダニエル・リー時代から継続して出されている人気アイテムをご紹介します。

HONDA

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HONDA

銀座店 / バイヤー

この仕事をはじめてもうすぐ30年。これまでの経験を活かして、お客様の多様なライフスタイルやファッションに寄り添ったご提案をさせていただきます。もちろんお客様からの情報も大切にしています。トレンドアイテムから老舗ブランドまで何でもご相談ください。

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    前クリエイティブ・ディレクターのダニエル・リーが築いた「ニューボッテガ」

    ボッテガ

    ダニエル・リー就任後、愛用する方々の年齢層がぐっと広く、高級ブランド、ラグジュアリーなイメージからモードやカジュアル寄りのデザインになりました。

     

    ▽前回の記事はこちら
    [BOTTEGA VENETA]とダニエル・リーが生み出したイットアイテム

     

    近年のラグジュアリーブランドはデザイナー交代が激しく、担当するデザイナーの手腕によってブランドのイメージが変わってしまうこともしばしば。

    そんな中、ダニエル・リーは[ニューボッテガ]として爆発的な売り上げを出しました。

     

    一方、前任のトーマス・マイヤーが根付かせた控えめで由緒あるヘリテージを感じさせる、大人の洗練されたスタイルを好む顧客層を遠ざけてしまったという批判もありました。

    そこで急に発表されたダニエル・リーの退任。

    新たに就任したのが知る人ぞ知るマチュー・ブレイジーです。

     

    フランス系ベルギー人がイタリアの血統を取り戻す

    カセット

    マチュー・ブレイジーが生まれたベルギーはファッションの歴史がありません。けれど歴史がないからこそ、マルタン・マルジェラ、ドリス・ヴァン・ノッテン、アン・ドゥムルメステールなどの革新的なデザイナーが生まれている場所。マチュー・ブレイジーもその中で学び、育ったからこそ自由な発想や想いを表現しているのではないでしょうか。

    マチュー・ブレイジーの経歴

    マチュー・ブレイジーはダニエル・リーの下で2年間デザインディレクターを務めました。

    [ボッテガヴェネタ]に参加するまでの経歴がなかなかすごい。

     

    まずブレイジーが注目されたのは、[メゾンマルタンマルジェラ]の2014年アーティザナルコレクション。2009年に創始者のマルタン・マルジェラ本人がブランドを去って以降、2014年までは特定のデザイナーの存在を明かしていませんでした。[メゾンマルタンマルジェラ]はメディアの過度な注目を避けるため、ほどんどの情報が公にならないブランドですが、後日、マチュー・ブレイジーがデザインを手掛けていたことが発表されました。

     

    マチュー・ブレイジーは別格の才能を発揮し、密かにマルタン・マルジェラが復帰したのでは?と思わせるほど圧巻のコレクションで話題になりました。

     

    元々は、二コラ・ジェスキエールの[バレンシアガ]で修行、その後[ラフシモンズ]のメンズウェアでデザイナーを経験し、[メゾンマルタンマルジェラ]のチーム入りを果たします。

     

    そこからフィービー・ファイロに引き抜かれて[セリーヌ]に入った後、ラフ・シモンズと共に[カルバンクライン]に移籍、またまた引き抜かれて[ボッテガヴェネタ]というとんでもない経歴です。

    “ミニ クロスボディバケットバッグ”

    ここで、ダニエル・リーの[ニューボッテガ]から今でも継続して発売されている “カセットシリーズ” を紹介いたします。

     

    パンツ

    定番人着の“カセット”のミニ クロスボディバッグです。ライニングを廃したミニマルなデザインが特徴。ドローストリング仕様のミニサイズ バケットバッグ。

     

    アイコニックな “イントレチャート” は2×3の編み込みでより存在感のあるデザインに。アクセサリー感覚で身に着けられるマルチな逸品です。職人技とモダンなリラックス感を融合させたラグジュアリーな雰囲気を感じられます。

     

     

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    “カセット ミニ トートバッグ”

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    コンパクトサイズの2way仕様の “ミニ カセット トートバッグ” です。

     

    “イントレチャート” は3×4の編み込みで実用性が高いサイズ感。小物入れとしてファスナーが取り付けられ、機能性も兼ね備えたモデルです。肩掛けと手持ちでシーンに合わせて使用できるのが嬉しいポイントです。

     

     

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    マチュー・ブレイジーが就任してから “カリメロ” や “アンディアーモ” などメタルノットクロージャーが取り付けられた名作を生み出しています。他にも、ステッチが入った“カセット”も人気を集めています。

     

    今後の[ボッテガヴェネタ]

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    [ボッテガヴェネタ]の店員さんに聞いた話ですが、実はマチュー・ブレイジーはヴィンテージが好きということもあり、ミリタリーから着想を得たデザインも取り入れているとのことです。ペインターパンツやニットポロなど、洋服にも注目してほしいとのこと。いずれは、[エルメス]のようなトレンドに左右されないブランドにしたい想いもあり、今後のマチュー・ブレイジーが手掛ける[ボッテガヴェネタ]の行方が楽しみです。

     

    今シーズン、2024年春夏の[ボッテガヴェネタ]のテーマは「新たな旅路」。

    海外旅行の規制が緩和され、旅先のお供として新しい服やバッグで世界を感じるのもよいのではないでしょうか。

    [ボッテガヴェネタ]のアイテムは、カラーバリエーションも豊富です。
    お気に入りのアイテムをぜひ、RAGTAGで見つけてみてください。

     

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