No.29 1985年から今につながるヒットブランド-メンズ編
BACK TO 1985|
イマに続く1985年の40のコト。
2025年に40周年を迎えたRAGTAG。創業年である1985年にちなみ、「1985年から今につながるヒットブランド」というテーマで、当時から現在に至るまで、RAGTAGにとって欠かすことのできないブランドたちをピックアップしてみました。今回はバイヤー目線でそのメンズ編をお届けします。
text : rt銀座店 バイヤー KITAYAMA
photo : TAWARA(magNese) / edit : Yukihisa Takei(HIGHVISION)

Profile
KITAYAMA
銀座店 / バイヤー
ブランドやデザインの持つバックボーンにとても興味があり、ジャンルを問わずミックスしたスタイリングを楽しんでいます。お客様ともブランドやデザイン、そしてお客様自身のバックボーンについてお話しできることを楽しみにしています。
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COMME des GARCONS HOMME PLUS / COMME des GARCONS HOMME

まずはRAGTAGでは絶対に外せないブランド、[コム デ ギャルソン オムプリュス]と[コム デ ギャルソン オム]です。1978年に[コム デ ギャルソン]のメンズラインとしてスタートした通称[オム]、そして1985年春夏シーズンよりメンズのコレクションラインとしてスタートした通称[プリュス]、どちらもRAGTAG創業当時から現在に至るまでメインの取り扱いブランドになっています。
[プリュス]はスタート当初から現在に至るまで、川久保玲氏によるメンズファッションの既成概念を覆す前衛的なデザインが魅力ですが、90年代を中心にエスニック、脱色、縮絨、バイアス、インサイドアウト、スーベニールキッチュなど、名作と呼ばれるシーズンが多数あります。それらは現在もアーカイブとしてお探しの方も多く、二次市場でも高値で流通していますが、もちろんRAGTAGでも高価買取させていただいております。
[オム]も初代デザイナーの川久保玲氏から田中啓一氏を経て、現在は渡辺淳弥氏が担当していますが、前衛的な[プリュス]と異なり、ワークやトラッド、ミリタリー、アウトドアなどの普遍的なデザインをベースに、トレンドに左右されない新しさと強さを兼ね備えたデザインが魅力です。こちらも名作と呼ばれるアイテムが多数あり、特に90年から2003年までの田中啓一氏がデザイン担当していた、通称「田中オム」、「オムオム」、「オムスペシャル」等の縮絨や、初期のプリント物がアーカイブとして人気が高いです。
私自身も20代の頃にプリントガーゼシャツや「オムオム」のバイカージャケットやデニムを愛用しており、特に93年のハイウエストスラックスはいまだに穿き続けています。
[プリュス]も[オム]も、過去の象徴的なコレクションだけでなく2000年代に入っても名作は多く、今後も常に反骨精神をベースに新たな価値観に挑戦、提案し続け、進化していくと思います。
Y’s for men / yohji yamamoto POUR HOMME

続いてはこちらもRAGTAGのメイン取り扱いブランドである[ワイズフォーメン]、[ヨウジヤマモト プールオム]です。こちらも[コム デ ギャルソン]と同様に1978年に[ワイズ]のメンズラインとして[ワイズフォーメン]、84年にメンズのコレクションラインとして[ヨウジヤマモトプールオム]がスタートしています。
[プールオム]は現在に至るまで一貫して、デザイナーの山本耀司氏の描く自由な精神を持つ、何者だかわからない、そして格好よくもありユニークさも漂う男性像というテーマで作られています。こちらも90年代には「マリオネット」、「6.1THE MAN」、「鹿鳴館」、「花と少年」、「ジプシー」、「女優期」など名作と呼ばれるシーズンが多数あり、アーカイブとして二次市場でも高い人気を誇っています。
[ワイズフォーメン]は、[コムデギャルソンオム]同様にワークやミリタリー、などの普遍的なデザインをベースに、トレンドに左右されない新しさと強さを兼ね備えたデザインが魅力です。こちらも初期のミリタリージャケットなどはアーカイブとして高い人気を誇っています。[プールオム]に比べスタンダードなデザインが多いので、“ファースト・ヨウジ”としても取り入れやすいのも人気の理由です。
現在に至るまで一貫して変わらないスタイルを続けていく[ヨウジヤマモト]には日本的な美意識が感じられ、かつ近年ではスタイルの異なるブランドとのコラボレーションなども話題なので、今後も進化を続けていくと思います。
UNDERCOVER

次もRAGTAGではメイン取り扱いブランドとして外せない[アンダーカバー]です。デビューは90年。パリコレ進出は03年と、先にお話したブランドより少し遅いスタートですが、[ア ベイシング エイプ]と共に90年代に裏原ブームを巻き起こした伝説的なブランドです。「エクスチェンジ」、「サンダークロスボーン」、「レリーフ」、「スキャブ」、「But Beautiful」等、名作と呼ばれるシーズンが数多く存在します。
私自身も伝説のショップ「NOWHERE」に並んでやっと入れたと思ったら、ほとんどの商品が完売して何も買えなかった記憶がよみがえります。
RAGTAGでも「エクスチェンジ」のスウエットや「サンダークロスボーン」のプリントTシャツ、「スキャブ」期のパッチワークバックパック、「But Beautiful」期の68デニムなど、入荷すると瞬く間に品切れになるアイテムが多数ありました。現在でも同様のアイテムの復刻が行われており、オリジナルを含め探している方が多いため、高価買取しております。
STUSSY

続いては少しテイストが変わりますが、やはり80年代から現在に至るまで変わらないスタイルで人気の[ステューシー]です。創業者のショーン・ステューシー氏が自らのサーフボードに削り入れた、グラフィティのような手書きのサインをTシャツなどにプリントして売り始めたのが始まりです。
サーフ、スケートボード、ヒップホップを中心にした音楽、アート、音楽といった様々なユースカルチャーを自然に取り入れたスタイルは、現在に至るまでストリートファッションのシーンで圧倒的な存在感を放っています。オールドステューシーのプリントTシャツを中心に、アーカイブは現在二次市場でも高い人気を誇っており、ストックロゴ、8ボール、ショーンフォント、ドラゴン、スカルフラワー、ラスタ、レゲエなどのプリントが特に人気も高く、高値で取引されています。
近年の90年代ファッションのリバイバルや、ヒップホップ、スケートファッションのトレンドと重なり、RAGTAGでもプリント物のトップスを中心に安定した人気を誇っています。

最後は2025年9月4日にその生涯を終えた、“モードの帝王”ジョルジオ・アルマーニ氏が手掛けてきた[ジョルジオ アルマーニ]です。1975年に同ブランドをスタートし、長きにわたってファッション界を牽引してきたアルマーニ氏は、スーツの芯地や肩パットを排除し、ソフトで上質な素材で仕立てることによって優雅なドレープを生み出し、男性のセクシャルなシルエットを強調。それまでのスーツやジャケットのフォーマルなイメージを変え、新たな価値観を生み出しました。
中でも80年代の代表的なパワースーツ、ソフトスーツ、アンコンジャケット、アプトンラインなどは、その後のメンズファッションにも大きな影響を与えました。
フォーマルシーンだけでなく、カジュアルに普段使いも可能なスーツやジャケットのデザインは、現在のあらゆるブランドに受け継がれています。もちろんRAGTAGでもアプトンラインのジャケットやスラックス、ドレスシャツ等の買取を強化しています。
今回は駆け足で今に続く人気ブランド「男性編」についてお届けしてきましたが、もちろんここでは紹介し切れなかったブランドも多数存在しています。ぜひRAGTAGの店頭でご覧いただければと思います。



