Vol.5 スタイリスト 三田真一さんによる「RAGTAG巨大倉庫から探した100着」

Vol.5 スタイリスト 三田真一さんによる「RAGTAG巨大倉庫から探した100着」

RAGTAG100 POP UP SELECTED BY...

FEATURE

2022.06.07

RAGTAG100 POP UP SELECTED BY...とは、RAGTAGが主催するポップアップ形式のイベント。
毎回ゲストセレクターとしてスタイリストやファッション好きのクリエイターを招聘し、それぞれが設定したテーマのもと、常時約30万点に及ぶRAGTAGの膨大な在庫の中から100着をセレクト。期間限定の店頭ポップアップと一部オンラインでも販売いたします。

三田真一 さん

Profile

三田真一 さん

スタイリスト

1975年生まれ。1995 年にスタイリストの熊谷隆志氏に師事し、1997年よりスタイリストとしての活動を開始。1998年に渡英し、ロンドンを拠点に活動。2001年に帰国し、ファッション誌、広告、ミュージックビジュアルなどを中心に活躍中。

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    INTERVIEW

    三田真一さんによる“RAGTAG 巨大倉庫から探した”100着

    RAGTAG100 Vol.5

    今回のゲストセレクター、スタイリストの三田真一さん

    スタイリストやファッションピープルをゲストセレクターにお迎えして2021 年春から開催している「RAGTAG100」。Vol.05 には人気スタイリストの三田真一さんに参加いただきます。

    ファッションメディア、ミュージシャンやタレントのスタイリング、広告などにとどまらず、映画やドラマの衣装制作、さらにはスニーカーを解体してアート作品を生み出すなど、スタイリストという仕事の枠を広げ続けている三田さん。

    この春には自身がディレクションする新ブランド[I Need You Baby ( アイ ニーヂューベイベー)]もスタートされています。今回は三田真一さん独自の目線でこの企画用に100 着を選んでいただきました。

    三田さんがセレクトした古着は、2022 年6 月17 日(金)から10 日間、「RAGTAG 渋谷店」1F 入口のPOP-UP コーナーで展示販売されます。(期間後半にはEC サイトでも販売いたします)

    21 歳でスタイリストに

    三田さん 商品を選ぶ様子

    — 三田さんはどのようにファッションにハマって行ったのですか。

    三田真一 : どっぷりハマったのは高校時代ですね。渋カジの流れで古着にハマりました。どこで何を売っているのかを全部把握したくなって、もうその頃にはスタイリスト・アシスタントのバイトを始めていました。

    — ( スタイリスト)熊谷隆志さんのアシスタントになったのはいつ頃ですか?

    三田 : 19 歳の時です。それで21 歳頃に独立して、しばらくしてからロンドンに行きました。

    ― すごく早いキャリアのスター トですね。ロンドンには何年くらいいたのですか?

    三田 : トータル5 年くらいですね。その頃にアレキサンダー・マックイーンと交流させてもらったり、現在は[アットラスト]というブランドをやっていて、当時[テンダーロイン]もやっていた辺見(馨)さんにお世話になっていたり。当時は『iD』とか『FACE』などの雑誌では、デザイナーとフォトグラファーが革新的な見せ方を始めた時期だったので、刺激を受けながら仕事をしていました。

    ― 三田さん自身、スタイリストの枠を広げるようなお仕事が多いですよね。スニーカーを解体して立体作品を作ったり、かなり早い時期にライゾマティクスと組んでデジタルにアプローチしたり、サカナクションのNFなどのお仕事もそうですが。

    三田 : 僕の場合、基本的にトライ&エラーが好きだし、今のこと、先のこと、そしてまったく違う種類の仕事がいくつも動いていないとダメな性分なんですよ。

    “我ながらハンパない分量の服を見ていると思います(笑)”

    三田さん 商品を選ぶ様子2

    ― 三田さんは自分自身の買い物はどうされているのですか?

    三田 : 古着屋は本当にたくさん行きます。東京でも高円寺、下北沢、原宿や表参道の古着屋も行くし、ライブツアーの仕事で地方に行く時も多いので、時間が出来ると各都市の古着屋を回ったり。それでいて現行ブランドのプレスルームにも行けば、普通にショップも見る。リサーチでもあるし、自分が欲しいものを探してもいるし。我ながらハンパない分量の服を見ていると思います(笑)。

    ― RAGTAGにも来られたことはありますか?

    三田 : 銀座店(rt 銀座)にはよく行きますよ。あそこは[エルメス]の面白いものが入ったりするので、買い物もします。今日しているネックレスは、そこで買った[エルメス]と別の時代の[エルメス]を自分でくっつけて、革紐を染色したものです。

    ― ただ買ったものを着るのではなく、自分流にアレンジもするわけですね。

    三田 : 例えば好きなデザインの[コム デ ギャルソン]の新品のものを買って、一回も着ないで染めに出しちゃったりとかもしますよ。怒られるかな(笑)。

    ― 最近のご自身の買い物の傾 向はどのようになっていますか。

    三田 : 前ほどその年の“ 旬なもの” を買わなくなってきたかもしれないですね。

    前よりも“ 長く着られる” ことを意識するようになりました。古着は変わらずに買うんですけど。

    ― よく買うブランドはあるのですか?

    三田 : 僕はデザイナーが“ 再構築” をしている服が基本的に好きなので、[マルジェラ]とか[コム デ ギャルソン]、[ドリス・ヴァン・ノッテン]あたりは多いかもしれないですけど、日本のブランドも買いますね。今日も[ネクサスセブン]のジャケットを着ているし、[……リサーチ]の服も買うし。でも困ったことに、毎週レベルで自分の中のテーマが変わっちゃうんですよ。ブラウンの服だけを買い集める時期があったり、アロハシャツだけ異常な数で揃えたり、フィフティーズにハマったり(笑)。

    いざ、RAGTAGの巨大倉庫へ

    三田さん 商品を選ぶ様子

    ― さて、今回の「RAGTAG100」はどんなテーマで行きましょうか。

    三田 : 基本的にはデザイナーの“ 再構築” が面白かった2000年から2010 年頃のデザイナーズで探したいですよね。個人的に影響を受けた時期でもあるし、その中で「今でも着られる」という目線で選べば、それこそ2000 年前後に生まれた若い世代の人にも新鮮かもしれない。

    ― 面白いと思いますが、割とその時期は古着のタマ数が少ないようです。

    三田 : モノとして弱かったものもあるから、もう市場に出ていないのかもですね。でも自分の目で見て探したいなあ。

    ― 今日は渋谷店に来ていただ きましたが、RAGTAGの都内某所にある大きな倉庫があるのですが、そこに行って探すという手段はあります。

    三田 : そこ、マジで行ってもいいですか? 半日くらいあれば探せるかな……(笑)。

    ― もちろんです!では日程を 決めて探しに行きましょう。

    三田真一さんのインタビューをお届けしました。

    後日実際に三田さんがRAGTAGの倉庫に足を運び、膨大な量の在庫の中から選んだ100着が買える、「RAGTAG100 Vol.05」をぜひお楽しみに!

    RAGTAG 100 POP UP SELECTED BY 三田真一 イベント概要

    ラグタグ渋谷店 エントランス

    RAGTAG 100 POP UP SELECTED BY 三田真一

    期間 : 2022年 6月17日(金)〜6月26日(日)
    開催店舗 : RAGTAG渋谷店 1F ポップアップスペース

    ※6月20日(月)12:00頃からRAGTAG ONLINEでも販売いたします。
    ※すべて古着一点物のため、売り切れ次第終了となります。

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    RAGTAG100三田さんセレクト商品販売ページバナー

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