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BUYER'S VOICE RAGTAGバイヤーのファッション偏愛をお届け!

RAGTAGスタッフもお客さまと同じくらいファッションが大好き。
このコーナーでは、豊富なファッション知識を持つバイヤーたちが、
自ら偏愛するブランドやアイテムをご紹介します。

私の好きなブランド、あのアイテム

UNDERCOVERの
95AW「SPEED期」
ライダースジャケット

RAGTAG事業推進チーム 中島正樹

■穴が開くほど雑誌を見ていた10代 ~[UNDERCOVER(アンダーカバー)]との出会い~

10代の頃からファッションが好きだった私はあらゆる雑誌のほとんどを片っ端から見ていました。メンズ雑誌はもちろん、レディースの雑誌も目を通していましたね。その中で1993年頃に、チェッカーズの藤井フミヤさんがソロになったあたりのインタビューで“[アンダーカバー]の洋服を着ている”、と話していたことが[アンダーカバー]を知ったキッカケです。初めてお店(原宿のNOWHERE)に行ったのはその秋頃だったと思います。バックにUのプリントがある20,000円のコーチジャケットを見て、当時は躊躇して買えなかったですね。バイクに乗っていたので防寒性のあるアウターが必須で実用的な1着を買うのが金銭的に精一杯でした。

■[アンダーカバー]のコレクション

高校を卒業してから、同じような仲間ができて競うように洋服を買うようになり、[アンダーカバー]の初コレクションがはじまった1994年頃には大分色々なものを買えるように。1994年4月に代官山のTHE GARAGEでやった1stコレクションには行けなかったのですが、東京タワー下でやった2nd、新宿のリキッドルームでやった3rdコレクションは生で見ることができて感動しました。当時はコレクションのインビテーションをNOWHEREの店頭までもらいにいくシステムだったのですが、印象に残っているのは3rdコレクションのインビテーションをもらいに行ったときにその付属でついていたのが、このチャールズ・ピーターソンが撮影したカートコバーンのポスターだったこと。大判の4つ折りでカッコよかったので当時額装して飾っていましたね。もう今は新聞紙に包んで暗所保管をしていましたが、この撮影を期にクローゼットから引っ張り出してきて、25年前が懐かしくよみがえってきました。

■自分の中での名品「ライダースジャケット」

今回は印象に残っている3rdコレクションからライダースジャケットを紹介します。 当時の自分のメモによりますと(笑)、1995年8月29日発売。東京では即日完売。定価62,000円(LADIESサイズは60,000円)だそうです。NOWHEREは1995年8月30日で永久閉店とも書いてありますね。 正面から見た形は少しロング丈でベーシックですが、後ろから見ると[アンダーカバー]らしい、少し毒のある、一癖あるデザインになっています。まず、袖の裏は脇下から袖先にかけてジップで開閉できるようなデザイン。ジッパーの長さがあることで少しハードな印象になりますよね。そして背中の中央にはプリーツがデザインされていて、着用すると立体感が出て表情が変わるというのがポイントです。ライダースでこのようなディテールは珍しいですよね。

このライダースは、ハードな3rdコレクションを印象付けるメインアイテムの一つとして、コレクション写真はもとより、雑誌のスタイリングなどにもよく使われていましたが、全て正面からのカットなのです……。そのため、後ろ側がこのようなデザインになっているというのはなかなか知られていないのではないでしょうか。 また、サイズは元々ワンサイズの展開なので着る人を選びます。細身の体型を維持しないと着れないサイズ感です(笑)。当時はTシャツに66の501、コンバースオールスターLOWとかの合わせで着ていました。

■アーカイブにも興味があるなら

世界的なブランドにまで成長した[アンダーカバー]は名作と呼ばれるコレクションが数多くあり、RAGTAGだから出会えることも。お探しのものや逆にお買い取りを検討しているものなど、ストリートブランドのアーカイブ品のことなら何でもお任せください。

中島正樹

カルチャーとリンクしているファッション好きが高じて1999年に入社。長年ファッションに携わっているので過去から現在までのファッションの成り立ちを把握しているのが強みです。

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